徳島県美馬市の財政状況(2011年度)
収録データの年度
財政比較分析表(2011年度)
財政力
人口の減少や全国平均を上回る高齢化率(24年3月末31.0%)に加え、市内に主たる産業集積がないこと等により財政基盤が弱く、類似団体平均を大きく下回っている。22年10月に「第2次美馬市行財政改革システム改革実施計画」を策定して引き続き行財政改革に取り組むとともに、企業誘致などを通じた活力あるまちづくりをすすめ、財政基盤の強化に努める。
財政構造の弾力性
クリーンセンター美馬建設事業債の償還終了に伴い美馬環境整備組合負担金が減少する一方、扶助費、公債費が伸びたことや普通交付税と臨時財政対策債が減少したことで前年度と比べ悪化した。平成27年度以降合併算定替え増加額が逓減することを踏まえ、今後とも経常経費の抑制に努める。
人件費・物件費等の状況
人件費、物件費及び維持補修費の合計額の人口1人あたりの金額は、緊急雇用創出事業や住民生活に光をそそぐ事業の実施などにより対前年度比で増加したが、類似団体平均との差は縮まった。物件費は各種事業の動向に左右されるが、人件費の抑制と公共施設の再編整備を通じた維持補修費の中長期的な抑制に努める。
給与水準(国との比較)
18年度から3年間実施した職員の給与カット(一般職5%)の終了に伴い数値が増加し、類似団体平均を上回った。(市長15%、副市長10%、管理職3~1%カットは継続)このため、18年度に行った給与構造改革に伴う現給保障制度を段階的に廃止している。また、23年度は国家公務員の臨時給与削減に伴い対前年度8.2ポイントの大幅増となっており、現在、国家公務員に準じた給与の臨時削減を検討している。
定員管理の状況
17年3月の合併以降、退職者補充の抑制により職員数の削減に努めてきたが、人口減少の影響もあり、類似団体平均を人口千人あたり3.24人上回っている。「第2次美馬市行財政改革システム改革実施計画」では職員数を22年度から27年度までに75名以上削減することとしており、引き続き職員数の削減に努める。
公債費負担の状況
これまでの市債発行抑制もあり、類似団体平均を下回った。22年2月に「平成27年度以降の美馬市財政運営指針」を策定し、実質公債費比率(単年度)の目標を10.0%未満としたが、毎年度予算編成時に市債発行限度額を設定し、超過分について任意の繰上償還を実施するなど、今後も将来の公債費負担軽減に向けた取り組みを継続する。
将来負担の状況
類似団体平均を15.4ポイント下回っているが、クリーンセンター美馬建設事業債の償還終了に伴う美馬環境整備組合負担金の減および充当可能基金の増が要因である。現在、循環型社会形成推進事業(拝原最終処分場適正処理事業)や庁舎増築事業といった大型事業を進めていることから今後地方債現在高の増加が見込まれるが、市債発行額の抑制や繰上償還を通じて将来負担額の抑制に努める。
経常経費分析表(経常収支比率の分析)(2011年度)
人件費
合併後退職者補充の抑制に努めているものの、依然として職員数が類似団体平均と比較して高い水準にある。こうしたことから、引き続き市長、副市長、教育長および管理職の給与カットを継続するとともに、18年度の給与構造改革に伴う現給保障を22年度以降段階的に削減するとともに、現業職の給与制度についても適正化を実施しており、国家公務員に準じた臨時給与削減についても現在検討している。
物件費
合併以降、庁舎清掃を職員が行うなど内部管理経費(委託料など)を抑制したため、6.9%と類似団体平均を大きく下回っている。今後も引き続き経費の節減に努める。
扶助費
5.3%と類似団体平均を2.0ポイント下回っているが、障害福祉サービス費や生活保護費などが増加傾向にあることから、今後とも適正執行に努める。
その他
その他の経常収支比率については類似団体平均を下回ったが、前年度と比較すると1.4ポイント上昇している。これは介護保険、公共下水道事業および農業集落排水事業各特別会計への繰出金が増加したことが要因であり、下水道加入率の向上対策に取り組んでいる。
補助費等
依然類似団体平均よりも高い水準であるが、12.4%と前年度から1.3ポイント減少している。これは、クリーンセンター美馬建設事業債の償還終了により美馬環境整備組合負担金が減少したためである。その他の団体補助金についても引き続き見直しをすすめる。
公債費
19年度から高利率の市債繰上償還に取り組んでおり、類似団体平均と比較して高い水準にあった比率も着実に減少している。(23年度は類似団体平均を0.5ポイント下回った。)22年2月に策定した「平成27年度以降の美馬市財政運営指針」に沿って、毎年度の市債発行限度額の設定や任意の繰上償還を通じて、公債費の抑制に努める。
公債費以外
公債費以外の経常収支比率については、類似団体平均とほぼ同水準で推移している。ただし、人件費および補助費等については類似団体平均と比較して高い水準であり、引き続き抑制に努める。
実質収支比率等に係る経年分析(2011年度)
分析欄
近年、普通交付税および臨時財政対策債の増加に伴い、財政調整基金残高は着実に増加している。(これに伴って実質単年度収支についても黒字基調である。)平成27年度以降合併算定替え増加額が逓減し、平成32年度には一本算定になることから、これに備え今後も財政調整基金の積立に努めたい。
連結実質赤字比率に係る赤字・黒字の構成分析(2011年度)
分析欄
一般会計、各特別会計および事業会計について、全て黒字となっている。このうち、国民健康保険特別会計については黒字額が大きく減少しており、基金の取り崩しと繰越金に依存した財政構造となっている。このため、保険税引き上げを含めた検討が必要となっている。
実質公債費比率(分子)の構造(2011年度)
分析欄
元利償還金等が減少傾向の一方、算入公債費等が増加しているため、実質公債費比率の分子は着実に減少している。しかし、下水道事業債の償還が増加しており、循環型社会形成推進負担事業(拝原最終処分場適正処理事業)や庁舎増築事業など大型事業の市債償還開始により今後は実質公債費比率の分子は増加する見込みである。そこで、繰上償還の実施や毎年度予算編成時に市債発行限度額を設定するなど公債費抑制に取り組む。
将来負担比率(分子)の構造(2011年度)
分析欄
事業債の発行は抑制しているものの、臨時財政対策債残高の増加により地方債現在高はほぼ横ばいとなっている。一方、クリーンセンター美馬建設事業債(美馬環境整備組合)の償還終了に伴い組合等負担等見込額は大きく減少しており、充当可能基金、基準財政需要額算入見込額の増加と相まって、将来負担比率の分子については減少傾向が続いている。今後、循環型社会形成推進負担事業(拝原最終処分場適正処理事業)などの大型事業に伴い市債残高の増加が見込まれることから、繰上償還の実施や毎年度予算編成時の市債発行限度額設定などを通じて、将来負担額の抑制に努める。
よくある質問
このページで何が分かりますか?
徳島県美馬市の2011年度の財政状況資料集、主要指標、分析コメントを確認できます。
データの出典はどこですか?
総務省の『財政状況資料集』および『統一的な基準による財務書類に関する情報』をもとに構成しています。
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