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地域において担っている役割・精神科救急医療において、24時間365日の救急対応を実施し、県内で中心的な役割を担っているほか、専門的な精神科領域(児童・思春期、発達障害、周産期母子に係る精神科医療、治療抵抗性精神疾患、依存症、司法精神入院棟の運営等)においても、地方独立行政法人として、公的な役割を担っている。・災害拠点精神科病院として、災害時には県内の精神科医療の維持に努めるとともに、県の要請に応じて災害派遣精神医療チーム(DPAT)として活動している。・県内の精神科医療水準向上のため、他機関と共同で調査研究を行うとともに、多くの実習生を受け入れ、医療従事者の育成に取り組んでいる。また、精神科医療提供体制が十分でない地域には医療従事者を派遣している。 |
経常収支比率医業収支比率修正医業収支比率累積欠損金比率病床利用率入院患者1人1日当たり収益外来患者1人1日当たり収益職員給与費対医業収益比率材料費対医業収益比率 |
経営の健全性・効率性について・経常収支比率は前年度と比較して低下しているものの、100%を超えて高い水準にあり、医業収支比率も類似病院平均値と比べて高い状況である。累積欠損金比率も0%を継続しており、財政状況は健全である。・病床利用率が高く施設を有効に活用できていること、長期入院患者の地域移行を促進し、新規の入院患者や救急入院患者を多く受け入れたことが、入院収益の増加につながっている。また、職員給与費対医業収益比率や材料費対医業収益比率は類似病院平均値と比べて低く抑えられており、効率的な経営が行われている。 |
有形固定資産減価償却率器械備品減価償却率1床当たり有形固定資産 |
老朽化の状況について・有形固定資産減価償却率は類似病院平均値と比べて低いが、これは平成15年に病棟を改築(一部18、19年改築)しており、比較的建物が新しいことが要因として考えられる。・器械備品減価償却率は、精神科単科のため高額な備品はあまり存在しないが、比率の変動について推移を見守る必要がある。 |
全体総括経常収支比率は100%を上回り、医業収支比率も高い水準を維持していることから、財務状況は健全であり、安定した病院経営が行われているものと認められる。引き続き、県内精神科医療の中核病院としての役割を果たすとともに、医療の質の向上を図りつつ、県民のニーズを十分に考慮した運営に努める必要がある。 |
出典:
経営比較分析表
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