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岡山県地方独立行政法人岡山県精神科医療センター:地方独立行政法人 岡山県精神科医療センターの経営状況(2018年度)

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地方独立行政法人 岡山県精神科医療センター


収録データの年度

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経営比較分析表(2018年度)

地域において担っている役割

精神科救急医療において24時間365日の救急対応を実施し、県内で中心的な役割を担っているほか、医療従事者の手厚い配置が必要である児童・思春期精神科医療、高い専門性が求められるアルコール・薬物・ギャンブル等依存症医療等の民間では対応が難しい複雑困難ケースにも対応している。また、公的病院が設置することとされている司法精神入院棟の運営など、公的機関としての役割を果たしながら、他機関とも連携し、県内精神科医療の中核病院として、地域に根ざした良質で高度な精神科医療の向上を図っている。

経常収支比率

医業収支比率

修正医業収支比率

累積欠損金比率

病床利用率

入院患者1人1日当たり収益

外来患者1人1日当たり収益

職員給与費対医業収益比率

材料費対医業収益比率

経営の健全性・効率性について

経常収支比率は100%を超え、医業収支比率も類似病院平均値(以下「平均値」という。)と比べて高い状況で、累積欠損金比率も0が続いており、財務状況は健全である。これは、病床利用率が高く施設を有効に活用でき、入院患者1人1日当たり収益が平均値と比較しても高いこと、一方、職員給与費対医業収益比率や材料費対医業収支比率は平均値と比較して低く、効率的な経営が行われていることが要因として考えられる。なお、外来患者1人1日当たり収益が平均値に比べ低いのは、地域連携での役割分担の推進が要因として考えられる。

有形固定資産減価償却率

器械備品減価償却率

1床当たり有形固定資産

老朽化の状況について

有形固定資産減価償却率が平均値と比較して低いが、これは平成15年に病棟を改築(一部18、19年改築)しており、比較的建物が新しいことが要因と考えられる。一方、器械備品減価償却率は徐々に高まっていることから、医療器械備品の老朽化が進んできていると考えられる。

全体総括

経常収支比率は100%を超え、医業収支比率も高い水準を維持していることから、財務状況は健全であり、安定した病院経営が行われている。引き続き、県内の中核病院としての役割を果たしながら、効率的な運営を行うとともに、医療器械備品等の計画的な更新を進めていく必要がある。

出典: 経営比較分析表,

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