長野県飯田市の財政状況(2010年度)
収録データの年度
財政比較分析表(2010年度)
財政力
平成22年度は、3か年平均で0.56に低下した。長引く経済不況の影響により、平成21年度に引き続き、税収が減少していることなどが要因である。数値の増減は、国の地方財政対策の影響も大きく、類似団体も同様の傾向が見られるが、他団体と比較して当市は、税収等の比率が低く、財政基盤の強化が課題となっている。
財政構造の弾力性
平成19〜21年度を大きく下回り、平成18年度とほぼ同水準まで改善した。公債費、物件費、扶助費等が前年度より3億円余増加したが、普通交付税及び臨時財政対策債が21億余円と大きく増加したことにより数値が一時的に改善した。
人件費・物件費等の状況
人口一人当たり人件費・物件費の決算額は、110,718円となり、前年度と比較すると0.7%増加したが、類似団体と長野県平均と比較すると低い水準である。引き続き、第5次定員適正化計画に基づいた適正な職員数の管理や行財政改革による経費節減に努める。
給与水準(国との比較)
平成22年度の数値は97.8であり、類似団体のほぼ平均値となっている。
定員管理の状況
平成23年4月1日現在の普通会計職員数は、前年度と比較して9人減の736人となった。人口1,000人当たりの職員数は7.01人であり類似団体、長野県平均と比べて少数である。
公債費負担の状況
前年度と比較して1.5ポイントの改善となった。一般会計等における公債費は1億9,400万円の増、公営企業債の償還に対する繰入金は3億5,100万円減となったこと、分母である普通交付税、臨時財政対策債の大幅な増により数値が改善した。
将来負担の状況
前年度と比較して19.1ポイントの改善となった。公営企業債残高は20億9,400万円の減、一般会計等の地方債残高は3億3,900円の減、将来負担額から控除することができる基金が9億3,100万円の増、基準財政需要額算入見込額が3億2,900万円の増等により数値が改善した。
経常経費分析表(経常収支比率の分析)(2010年度)
人件費
人件費に係るものは、平成22年度において18.6%と類似団体や、長野県平均と比べても低い水準にある。引き続き、第5次定員適正化計画に基づいた適正な職員数の管理や行財政改革による経費節減に努める。
物件費
物件費に係る経常収支比率は10.4%で類似団体と比較すると低い水準である。小中学校の地デジ化対応テレビ整備の減により前年度と比較すると0.2ポイントの改善となった。引き続き、行財政改革等による経費節減に努める。
扶助費
扶助費に係る経常収支比率は7.4%で類似団体とほぼ同水準である。新たに創設された子ども手当(児童手当)や障害者福祉関係、生活保護措置費の増により、歳出に占める割合は年々上昇傾向である。
その他
繰出金等のその他に係る経常収支比率は、17.2%で類似団体のなかで一番高い水準である。下水道事業特別会計、国民健康保険事業会計、介護保険事業会計等への繰出金が必要となっているためである。引き続き、行財政改革等による経費節減に努める。
補助費等
扶助費に係る経常収支比率は13.1%で類似団体と比較するとやや高い水準である。定額給付金の減、病院事業会計負担金の減により前年度に比較すると1.8ポイントの改善となったが、引き続き、行財政改革等による経費節減に努める。
公債費
公債費に係る経常収支比率は、17.4%で類似団体と比べ低い水準である。しかし、地方債残高については、今後臨時財政対策債の償還、大型建設事業に伴う償還が増加する見込みであり、引き続き行財政改革による起債残高の管理に努める。
公債費以外
公債費以外に係る経常収支比率は、66.7%で類似団体とほぼ同水準である。人件費、物件費の比率は低い水準であるが、補助費、繰出金等が高い水準である。前年度と比較して4.5ポイント改善しているが、普通交付税や臨時財政対策債等の経常一般財源の一時的な増加によるものである。
実質収支比率等に係る経年分析(2010年度)
分析欄
主要4基金の残高を30億円以上確保することを財政運営を目標としている。平成22年度は法人税の回復、国の地方に対する財政措置の拡充により基金を積み立てることができた。平成22年度実質収支は、11億6,080万円の黒字、実質単年度収支は、6億5,830万円の黒字であり良好な決算である。
連結実質赤字比率に係る赤字・黒字の構成分析(2010年度)
分析欄
各特別会計において実質赤字、資金不足は発生していない。ただし、多くの特別会計は使用料などその会計の独自収入のみで収支均衡しているわけでなく、一定のルールに基づき一般会計から資金を繰り出すことによって運営をしている。このことから、繰出金の推移に留意した財政運営が必要である。
実質公債費比率(分子)の構造(2010年度)
分析欄
実質公債比率の分子は、前年度と比較すると2億2,800万円の減となっている。公営企業債の元利償還金に対する繰入金が3億5,100万円の減、一般会計の元利償還金が1億9,400万円の増が主な要因である。今後は、庁舎整備等の大型事業実施に伴う地方債発行額の増加により、比率の上昇が懸念され、財政運営に留意が必要である。
将来負担比率(分子)の構造(2010年度)
分析欄
実質公債比率の分子は、前年度と比較すると40億9,400万円の減となっている。公営企業債等繰入見込額が20億9,400万円の減、一般会計等にかかる地方債の現在高が3億3,900万円の減、充当可能基金が9億3,100万円の増が主な要因である。今後は、指標の分母となる標準財政規模が市税や交付税の減少により縮小し、相対的に比率が上昇することとなるため留意が必要である。
よくある質問
このページで何が分かりますか?
長野県飯田市の2010年度の財政状況資料集、主要指標、分析コメントを確認できます。
データの出典はどこですか?
総務省の『財政状況資料集』および『統一的な基準による財務書類に関する情報』をもとに構成しています。
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