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千葉県:精神科医療センターの経営状況(2023年度)

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収録データの年度

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経営比較分析表(2023年度)

地域において担っている役割

千葉県における精神科救急医療システムの中核医療施設として運営に当たり、24時間体制での救急受診相談、受け入れ医療機関のコーディネート及び当センターでの救急受診等に尽力している。入院患者に対しては短期集中医療を提供し、早期の地域移行を行っている。また、退院後の患者については、一般外来診察の他、デイホスピタルにおける通院によるリハビリテーションやアウトリーチセンターを中心とした訪問看護指導を実施し、患者の地域生活の支援や再発・再入院防止に取り組んでいる。

経常収支比率

医業収支比率

修正医業収支比率

累積欠損金比率

病床利用率

入院患者1人1日当たり収益

外来患者1人1日当たり収益

職員給与費対医業収益比率

材料費対医業収益比率

経営の健全性・効率性について

収益について、外来収益はR5年度においてデイケアの利用者の減少により、⑥外来患者1人1日当たり収益は前年度比で186円減となった。入院については、④病床利用率が前年度比で2.2ポイント増の88.3%となっている。加えて、急性期患者数も増加していることから、⑤入院患者1人1日当り収益は1,043円増となり、依然として類似病院平均値と比較しても高い水準で推移している。費用については、⑧材料費対医業収益比率は、ジェネリック医薬品の採用拡大や千葉県立病院全体での共同購入の推進により低下傾向にある。

有形固定資産減価償却率

器械備品減価償却率

1床当たり有形固定資産

老朽化の状況について

①有形固定資産減価償却率および②機械備品減価償却率は上昇傾向にあり、老朽化が進行していた。当センターは、近隣の県立病院である千葉県救急医療センターとの一体的整備により、令和5年11月に千葉県総合救急災害医療センターとして開院した。そのため、「有形固定資産減価償却率」及び「器械備減価償却率」は減損会計により、例年や平均値と比較して高い数値となった。

全体総括

「経営の健全性・効率性」については、平均と比較して良好な状況にあるが、引き続き、千葉県総合救急災害医療センターとして精神科救急の中核を担いながら、収益・費用の改善を図っていく。今後も令和3年度に策定された「千葉県立病院改革プラン」の遂行に尽力し、引き続き収益増に取り組むとともに、費用の縮減を徹底していく必要がある。

出典: 経営比較分析表,

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