経営の健全性・効率性について
経常収支比率が平均を上回っており、この傾向が続くため、累積欠損金比率は今後減少していく見込みである。企業債残高対事業規模比率は平成27年度から算出方法が変わり、企業債の償還については全額一般会計が負担するため0になっている。経費回収率もほぼ平均値であり上向きである。今後は汚水処理構想に基づき、平成28年度に経営戦略を策定し、更に経営の改善を図っていく。
老朽化の状況について
有形固定資産減価償却率は平均を下回っており、管渠老朽化率も0であるため、現時点では老朽化については特に問題ないと考える。
全体総括
糸島市では、将来人口や汚水流入量の予測に基づく汚水処理構想を5年に1度見直し、市全域の整備手法について検討を行うとともに、建設事業費や維持管理費を含めた中長期的な財政計画を策定している。この計画に基づき収支計画を策定し、今後も財源の確保と適切な維持管理を行っていく。