収益等の状況について
①令和3年度においても、新型コロナウイルス感染症の影響を受け、更に使用料収入が減少している。また、その補填として一般会計から繰入れを行ったため、収益的収支比率が100%となっている。新型コロナウイルス感染症が収束した場合は、当該駐車場は飲食街・観光施設の近くに位置しており、週末夜間の利用が一定数見込まれ、一定の収入は見込めると考えている。支出について、機械式駐車場システムを導入しており、その委託料が経費の大半を占めている。②③いずれの数値も新型コロナウイルス感染症の影響による使用料収入減を補填するため、一般会計から繰入れを行ったことにより増加している。④⑤いずれの数値も新型コロナウイルス感染症の影響を受け、減少している。
資産等の状況について
⑦経営状況に鑑み、令和4年度から当該土地の貸付による民間活用に移行した。⑧平成30年度に防犯カメラ改修工事を行ったため、今後5年程度は、設備投資が必要になる見込みは少ない。⑩起債の借入れは無い。
利用の状況について
⑪類似施設平均値では、駐車場の利用状況について、回復傾向であるものの、当該駐車場においては、令和3年度においても、新型コロナウイルス感染症の影響を受け、更に減少している。
全体総括
令和3年度においても、新型コロナウイルス感染症の影響を受け赤字となっている。新型コロナウイルス感染症が流行する以前において、当該駐車場の稼働率は、おおむね横ばいで推移していたことから、収束後は一定の需要が見込まれるため、今後も駐車場として活用することが妥当であると考えている。経営状態の更なる改善・効率化を図るため、令和4年度から民間事業者による駐車場経営へ移行した。