収益等の状況について
本施設は平地の駐車場で、一般駐車・定期駐車の併用となっている。定期駐車部分の安定的な収入はあるが、立地が観光地から若干離れた箇所にあるため、一般駐車の収入は少ない。施設の管理を指定管理者に委託しており、施設単独での損益は赤字となっている。今後は、駐車場区画線の整備や、施設内のトイレの改修について、必要な予算措置を講じる必要がある。
資産等の状況について
当駐車場は海沿いに立地し、住宅地に隣接しており、利用しやすい施設であるが、間口に対し奥行が狭小のため、固定資産としての価値は低い。経営は赤字となっているが、地域における道路交通の円滑化を図り、地区住民の利便に資する駐車場本来の目的のため、今後も引き続き市営駐車場を設置する。
利用の状況について
漁村地域に立地し、近隣住民の利用は多いが、観光地から若干離れた場所に立地するため、一般駐車の利用者が少ないことが赤字の要因となっている。
全体総括
附帯設備を含めた施設の老朽化等に対応するための、施設の維持管理に係る負担が必要となり、それに関して必要な予算措置を講じる必要がある。今後は定期駐車のみとし、経営の合理化を図るとともに、駐車場施設として十分な収益性を維持できるよう努め、利用啓発を行い財源の確保を図る。