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収集されたデータの年度

2022年度 2021年度 2020年度 2019年度 2018年度 2017年度 2016年度 2015年度 2014年度 2013年度 2012年度 2011年度 2010年度

人口の推移

財政比較分析表(2020年度)

財政力

財政力指数の分析欄

・コロナ禍前の企業業績の改善や地方消費税の税率引上げ等により,県税収入が増収傾向にあったことなどから,財政力指数は上昇傾向にあります。・令和2年度は,基準財政収入額の増が基準財政需要額の増より増加率が低かったことにより,単年度の指数は低下しているものの,3か年の平均値である財政力指数は,令和元年度と同率となっています。(基準財政収入額令和元:2,783億円→令和2:2,793億円,基準財政需要額令和元:4,441億円→令和2:4,531億円)

グループ内順位:13/21

財政構造の弾力性

経常収支比率の分析欄

・社会保障関係費等が増加したものの,これまでの県債発行額の適切なマネジメントによる公債費の減少により,経常経費に充当された一般財源の増加が小幅にとどまる一方で,普通交付税や減収補填債などの経常一般財源等の歳入が大幅に増加(令和元:5,653億円→令和2:5,828億円)したことにより,経常収支比率は前年度に比べ2.8ポイント減少し,93.5%となりました。・引き続き,「中期財政運営方針(令和3~令和7)」に基づき,人件費等の経常的経費の適正管理や,県税の徴収強化などの歳出歳入の両面にわたる取組を行い,経常収支比率に注視し,経済の低迷や大規模災害などのリスクに備えつつ,県勢発展に必要な施策を安定して推進できる,しなやかな財政運営を行ってまいります。

グループ内順位:2/21

人件費・物件費等の状況

人口1人当たり人件費・物件費等決算額の分析欄

・「中期財政運営方針(平成28~令和2)」に基づき,事務事業見直しや人件費の適正管理等の経常的経費の削減などに取り組んだ結果,人件費,物件費等は減少傾向にあります。・令和2年度は,新型コロナウイルス感染症への対応により物件費が増加したことなどから,前年度と比べ80億円増加(令和元:2,583億円→令和2:2,663億円)しており,人口一人当たり人件費・物件費等については,令和元年度に比べて3,342円増加し,類似団体平均を220円上回っています。・引き続き,「中期財政運営方針(令和3~令和7)」に基づき,人件費等の経常的経費の適正管理に取り組んでまいります。

グループ内順位:10/21

給与水準(国との比較)

ラスパイレス指数の分析欄

・令和2(令和03.4.1)は,採用・退職による職員構成の変動の影響から,令和1(令和02.4.1)から0.4ポイント減少したと考えています。・今後とも人事委員会勧告を踏まえて,適切な給与水準の維持に努めていきます。

グループ内順位:15/21

定員管理の状況

人口10万人当たり職員数の分析欄

・平成30年7月豪雨災害への対応や児童福祉法改正に伴うこども家庭センターの体制強化などの増員を行う一方で,「行政経営の方針(平成28~令和2)」に基づき,適切な定員管理を行うことで,人口10万人当たりの職員数は微増で推移しました。・今後,新型コロナウイルス感染症への対応など,緊急対応に伴う一時的な増員が見込まれておりますが,引き続き,令和2年度に策定した「行政経営の方針(令和3~令和7)」に基づき,適切な定員管理に努めていきます。

グループ内順位:9/21

公債費負担の状況

実質公債費比率の分析欄

・単年度実質公債費比率は,元利償還金が減少(令和元年度比-92億円)したことや,普通交付税の増により標準財政規模が拡大(令和元年度比+45億円)したことなどから,令和元年度に比べ1.5ポイント低下しています。・その結果,3か年平均の比率は,令和元年度と比べ0.7ポイント低下しています。・今後は,平成30年7月豪雨災害,令和3年7月・8月豪雨災害などの影響や,国の補正予算を活用した防災・減災対策などの県土強靭化のための公共事業費増などに伴う,県債発行額の増が見込まれるため,県債の発行額を適切にマネジメントすることにより,将来負担の軽減を図る取組を着実に進めていきます。

グループ内順位:16/21

将来負担の状況

将来負担比率の分析欄

・「中期財政健全化計画(平成22~平成27)」に基づく普通建設事業費の計画的な縮減や,「中期財政運営方針(平成28~令和2)」に基づく県債発行額の適切なマネジメントなどの取組により,臨時財政対策債を除く県債残高の縮減に取り組んだ結果,将来負担比率は減少傾向にあります。・令和2年度は,県税収入が見込を下回ったことによる減収補填債の発行などにより,地方債残高が増加し将来負担額が増加(26,010億円,令和元年度比+331億円)した一方で,減債基金の増などによる充当可能財源等の増加(15,675億円,令和元年度比+516億円)や標準財政規模の拡大(5,678億円,令和元年度比+45億円)などから,将来負担比率は令和元年度に比べ8.0ポイント低下しています。・今後は,平成30年7月豪雨災害,令和3年7月・8月豪雨災害などの影響や,国の補正予算を活用した防災・減災対策などの県土強靭化のための公共事業費増などに伴う,県債発行額の増が見込まれるため,県債の発行額を適切にマネジメントすることにより,将来負担の軽減を図る取組を着実に進めていきます。

グループ内順位:16/21

経常経費分析表(経常収支比率の分析)(2020年度)

人件費

人件費の分析欄

・人件費の経常経費充当一般財源等は,県債残高縮減の取組の一環として,退職手当債の発行抑制に取り組んだこと等により平成27年度以降,増加傾向にあります。(平成28:2,364億円→平成29:1,996億円→平成30:2,015億円→令和元:1,979億円→令和2:2,025億円)。・令和2年度については,退職手当債の発行抑制(令和元:40億円→令和2:0億円)に取り組んだものの,分母となる経常一般財源等が175億円増加したことから,令和元年度に比べ0.3ポイント減少しています。・なお,平成29年度は,国の制度改正による教職員給与負担権限の指定都市への移譲に伴い,経常収支比率算定上,経常一般財源等の減少よりも経常経費充当一般財源の減少の比率が高くなるため,低下しました。・引き続き,「中期財政運営方針(令和3~令和7)」に基づき,人件費の適正管理に取り組みます。

グループ内順位:5/21

物件費

物件費の分析欄

・「中期財政健全化計画(平成22~平成27)」及び「中期財政運営方針(平成28~令和2)」に基づき,事務事業の見直しなどに取り組んできたものの,物件費の経常経費充当一般財源等については増加傾向にあります。(平成28:139億円→平成29:150億円→平成30:167億円→令和元:166億円→令和2:161億円)・令和2年度は,システム改修経費の減少等により,令和元年度と同水準を維持しており,類似団体平均より0.4ポイント下回っています。・引き続き,「中期財政運営方針(令和3~令和7)」に基づき,施策や事業等のプライオリティや費用対効果の検証・評価を一層徹底した経営資源のマネジメントを行うなど,更なる選択と集中を図ります。

グループ内順位:6/21

扶助費

扶助費の分析欄

・令和2年度の扶助費の経常経費充当一般財源等については,児童福祉施設措置費が増加したものの被爆者援護法等関係援護事業費が減少したことなどにより,令和元年度と同水準を維持しており,類似団体平均より0.6ポイント下回っています。(平成28:73億円→平成29:77億円→平成30:70億円→令和元:70億円→令和2:72億円)

グループ内順位:2/21

その他

その他の分析欄

・維持補修費や貸付金等その他経費の経常経費充当一般財源等は,国民健康保険制度の見直しに伴う国民健康保険事業費特別会計の創設により,補助費等から繰出金に性質が変更したことなどから,平成30年度は大幅に増加しましたが,その後は横ばい傾向にあります。(平成28:91億円→平成29:98億円→平成30:233億円→令和元:222億円→令和2:216億円)・令和2年度は,国民健康保険事業費特別会計への繰出金が減少したことから,令和元年度に比べ0.2ポイント減少したものの,類似団体平均より,0.1ポイント上回っています。・引き続き,「中期財政運営方針(令和3~令和7)」に基づき,施策や事業等のプライオリティや費用対効果の検証・評価を一層徹底した経営資源のマネジメントを行うなど,更なる選択と集中を図ります。

グループ内順位:12/21

補助費等

補助費等の分析欄

・社会保障関係費の増嵩により,補助費等の経常経費充当一般財源等は増加傾向にあります。・令和2年度は,幼児教育・保育及び高等教育の無償化の増加などにより経常経費充当一般財源等が43億円増加(令和元:1,564億円→令和2:1,608億円)したものの,分母となる経常一般財源等が175億円増加したことから,令和元年度に比べ0.1ポイント減少しています。・社会保障関係費は今後も増加する見込みであるため,引き続き,「中期財政運営方針(令和3~令和7)」に基づき,施策や事業等のプライオリティや費用対効果の検証・評価を一層徹底した経営資源のマネジメントを行うなど,更なる選択と集中を図ります。

グループ内順位:13/21

公債費

公債費の分析欄

・過去数次にわたる経済対策等における公共事業費の大幅な増額に伴う県債の増発により公債費の経常経費充当一般財源等は高い水準で推移しています。(平成28:1,535億円→平成29:1,500億円→平成30:1,466億円→令和元:1,445億円→令和2:1,369億円)・臨時財政対策債を除く県債にかかる元利償還は,平成26年度をピークに減少に転じており,令和元年度と比べ2.1ポイント減少しているものの,類似団体平均より0.7ポイント上回っています。・今後は,平成30年7月豪雨災害,令和3年7月・8月豪雨災害などの影響や,国の補正予算を活用した防災・減災対策などの県土強靭化のための公共事業費増などに伴う,県債発行額の増が見込まれるため,県債の発行額を適切にマネジメントすることにより,将来負担の軽減を図る取組を着実に進めていきます。

グループ内順位:14/21

公債費以外

公債費以外の分析欄

・社会保障関係費の増嵩に伴う補助費等の増加により,公債費以外の経費の経常経費充当一般財源等は増加傾向にあります。(平成28:4,275億円→平成29:3,952億円→平成30:3,991億円→令和元:4,001億円→令和2:4,081億円)・令和2年度は,経常経費充当一般財源(公債費以外)が増加したものの,普通交付税や減収補填債などの経常一般財源等の歳入が大幅に増加(令和元年度比+175億円)したことから,令和元年度と比べ0.7ポイント減少し,類似団体平均より4.0ポイント下回っており,低い割合を維持しています。

グループ内順位:2/21

目的別歳出決算分析表(住民一人当たりのコスト)(2020年度)

議会費

労働費

消防費

諸支出金

総務費

農林水産業費

教育費

前年度繰上充用金

民生費

商工費

災害復旧費

衛生費

土木費

公債費

目的別歳出の分析欄

・全体の17.2%を占める教育費については,住民一人当たりコストが67,341円となっており,前年度比479円の減少となっています。これは新大学(叡啓大学)施設整備事業の減(-34億円)が主な要因です。・衛生費については,住民一人当たりコストが28,579円となっており,類似団体平均を上回る高い水準で推移しています。これは,原爆被爆者支援に要する経費によるものであり,引き続き,適切な支援に努めてまいります。・公債費については,過去数次にわたる経済対策等における公共事業費の大幅な増額に伴う県債の増発により,類似団体を3,736円上回る高い水準で推移しているものの,県債発行額の適切なマネジメントなどにより,臨時財政対策債を除く県債にかかる元利償還は,平成26年度をピークに減少に転じ,令和元年度に比べて2,468円低い50,640円となっています。・今後は,経済の低迷や大規模災害などのリスクに備えつつ,県勢発展に必要な施策を安定して推進できる,しなやかな財政運営を行っていくため,更なる選択と集中を図るための取組や,人件費等の経常的経費の適正管理,県税の徴収強化などの歳出歳入の両面にわたる取組を行うとともに,県債残高などの将来負担額の着実な縮減を進めていきます。

性質別歳出決算分析表(住民一人当たりのコスト)(2020年度)

人件費

補助費等

災害復旧事業費

投資及び出資金

物件費

普通建設事業費

失業対策事業費

貸付金

維持補修費

普通建設事業費(うち新規整備)

公債費

繰出金

普通建設事業費(うち更新整備)

積立金

前年度繰上充用金

性質別歳出の分析欄

・住民一人当たりの総コストについては,390,880円(歳出総額:1,099,341,194千円/人口:2,812,477人)となっており,令和元年度331,997円(歳出総額:938,507,796千円/人口:2,826,858人)と比べ58,883円の増となっています。・全体の21.4%を占める人件費は,これまで「中期財政健全化計画(平成22~平成27)」に基づき,計画的に職員数の削減等を図るとともに,平成28年度からは「中期財政運営方針(平成28~令和2)」に基づき,業務プロセスの再構築などにより,人件費の適正管理に取り組むとともに,平成29年度以降は教職員給与負担権限の政令指定都市への移譲に伴い減少傾向にあります。令和2年度は前年度と比べ同水準(令和元:2,356億円→令和2:2,358億円,前年度比+2億円)となっているものの,出生数の減少等が続いていることを背景に人口減少が進んでおり(令和元:2,826,858人→令和2:2,812,477人,前年度比-14,381人),住民一人当たりの人件費については,前年度比で502円の増加となっています。引き続き,「中期財政運営方針(令和3~令和7)」に基づき,人件費の適正管理に取り組みます。・補助費等は,高齢化の進展等に伴う社会保障関係費の増嵩により,増加傾向にあり(平成28:95,195円→令和2:133,499円)ます。令和2年度は,新型コロナウイルス感染症対策の実施や幼児教育・保育及び高等教育の無償化などの増に伴う社会保障関係費の増加に加え,新型コロナウイルス感染症対策の実施などにより,令和元年度に比べて37,844円増加しました。・公債費は,過去数次にわたる経済対策等における公共事業費の大幅な増額に伴う県債の増発により,類似団体を3,704円上回る高い水準で推移しているものの,県債発行額の適切なマネジメントなどにより,臨時財政対策債を除く県債にかかる元利償還は,平成26年度をピークに減少に転じ,令和元年度に比べて2,490円低い50,406円となりました。・今後は,経済の低迷や大規模災害などのリスクに備えつつ,県勢発展に必要な施策を安定して推進できる,しなやかな財政運営を行っていくため,更なる選択と集中を図るための取組や,人件費等の経常的経費の適正管理,県税の徴収強化などの歳出歳入の両面にわたる取組を行うとともに,県債残高などの将来負担額の着実な縮減を進めていきます。

実質収支比率等に係る経年分析(2020年度)

分析欄

・新型コロナウイルスの今後の見通しが不透明であることから,減収補填債を可能な限り発行した上で,財政調整基金の取崩を抑制し,基金への積み増しを行ったことにより,財政調整基金残高の標準財政規模比は,令和元年度から0.93ポイント増加しています。(財政調整基金残高平成28:271億円→平成29:267億円→平成30:228億円→令和元:112億円→令和2:165億円)・新型コロナウイルス感染症対策の実施などにより令和2年度は,令和元年度と比べ,歳出においては,補助費等などのその他経費が増加し,歳入においても,国庫支出金などの増加により,歳出を上回る増加となり,形式収支額が137億円増加し,繰越財源は25億円減少した結果,実質収支額は162億円増加し,標準財政規模比は令和元年度に比べ2.85ポイント増加しています。・実質単年度収支は,単年度収支が増加(令和元:5億円→令和2:216億円)し,財政調整基金積立金が増加(令和元:38億円→令和2:53億円)したことから,標準財政規模比は令和元年度に比べ5.77ポイント増加しています。・今後は,経済の低迷や大規模災害などのリスクに備えつつ,県勢発展に必要な施策を安定して推進できる,しなやかな財政運営を行っていくため,更なる選択と集中を図るための取組や,人件費等の経常的経費の適正管理,県税の徴収強化などの歳出歳入の両面にわたる取組を行うとともに,県債残高などの将来負担額の着実な縮減を進めていきます。

連結実質赤字比率に係る赤字・黒字の構成分析(2020年度)

分析欄

・全ての会計で実質赤字額・資金不足額が生じていないことから,令和2年度においても連結実質赤字額は発生していません。・このうち,一般会計においては,新型コロナ感染症対策の実施などにより,歳出においては補助費等が増加,歳入においては国庫支出金等が増加したが,歳出を上回り歳入が増加したため,形式収支額が137億円増加するとともに,繰越財源が25億円減少した結果,標準財政規模比は令和元年度に比べ3.00ポイント増加しています。

実質公債費比率(分子)の構造(2020年度)

分析欄

・「元利償還金等」は,元利償還金において,平成26年度に臨時財政対策債を除く県債に係る償還のピークを迎え,その後,減少に転じたことなどから,令和元年度に比べ104億円減少しました。・「算入公債費等」は,補正予算債償還費に係る基準財政需要額が減少したことなどから,令和元年度に比べ45億円減少しました。・この結果,「元利償還金等」から「算入公債費等」を控除した実質公債費比率の分子は,令和元年度に比べ59億円の減少となっています。・今後は,平成30年7月豪雨災害,令和3年7月・8月豪雨災害などの影響や,国の補正予算を活用した防災・減災対策などの県土強靭化のための公共事業費増などに伴う,県債発行額の増が見込まれるため,県債の発行額を適切にマネジメントすることにより,将来負担の軽減を図る取組を着実に進めていきます。

分析欄:減債基金

・減債基金積立相当額の積立ルールが30年償還で毎年度の積立額を発行額の30分の1として設定しているのに対して,本県においては,原則として,25年償還(5年据置)で毎年度の発行額の積立額を25分の1として設定していたため,減債基金残高と減債基金積立相当額に乖離が生じています。

将来負担比率(分子)の構造(2020年度)

分析欄

・「将来負担額」は,平成30年7月豪雨災害への対応に伴う災害復旧債の増などにより,地方債残高が増加したことなどから,令和元年度に比べ331億円増加しました。・「充当可能財源等」は,減債基金の増等により「充当可能基金」が増加したことなどから,令和元年度に比べ516億円増加しました。・この結果,「将来負担額」から「充当可能財源等」を控除した将来負担比率の分子は,令和元年度に比べ186億円減少しました。・今後は,平成30年7月豪雨災害,令和3年7月・8月豪雨災害などの影響や,国の補正予算を活用した防災・減災対策などの県土強靭化のための公共事業費増などに伴う,県債発行額の増が見込まれるため,県債の発行額を適切にマネジメントすることにより,将来負担の軽減を図る取組を着実に進めていきます。

基金残高に係る経年分析(2020年度)

基金残高合計

基金全体

(増減理由)・財政調整基金において,令和元年度決算における剰余金(37億円)や,新型コロナウイルス感染症への対応のために行った事業見直しにより捻出した財源(16億円)などの積立を行ったことにより,基金全体として52億円の増となった。(今後の方針)・中期財政運営方針(令和3~令和7)において,新型コロナウイルス感染症の影響などによる厳しい財政状況の中,必要に応じた基金の取り崩しを行う一方で,平成30年7月豪雨災害のような大規模災害の発生への対応を念頭に,毎年度の当初予算編成時において,財源調整的基金について100億円以上の残高を維持することを目標としている。

財政調整基金

財政調整基金

(増減理由)・令和元年度決算における剰余金(37億円)や,新型コロナウイルス感染症への対応のために行った事業見直しにより捻出した財源(16億円)などの積立を行ったことによる増(今後の方針)・中期財政運営方針(令和3~令和7)において,新型コロナウイルス感染症の影響などによる厳しい財政状況の中,必要に応じた基金の取り崩しを行う一方で,平成30年7月豪雨災害のような大規模災害の発生への対応を念頭に,毎年度の当初予算編成時において,財源調整的基金について100億円以上の残高を維持することを目標としている。

減債基金

減債基金

(増減理由)・基金運用利息を積み立てたことによる増(今後の方針)・中期財政運営方針(令和3~令和7)において,新型コロナウイルス感染症の影響などによる厳しい財政状況の中,必要に応じた基金の取り崩しを行う一方で,平成30年7月豪雨災害のような大規模災害の発生への対応を念頭に,毎年度の当初予算編成時において,財源調整的基金について100億円以上の残高を維持することを目標としている。

その他特定目的基金

その他特定目的基金

(基金の使途)・減債基金:新直轄高速道路の建設に係る県債の償還等のため・県庁舎整備基金:県庁舎の整備のため・地域医療介護総合確保基金:地域における医療及び介護の総合的な確保を促進することを目的として県が作成する計画に基づく事業の実施のため・大規模社会福祉施設等建設基金:大規模な社会福祉施設,医療施設,保健休養施設等の建設のため・土地造成事業等債務処理基金:広島県土地造成事業会計等における資金不足に対応し,計画的かつ円滑に債務処理を実施するための経費の財源に充てるため(増減理由)・減債基金:新直轄高速道路の建設等に係る県債償還のために54億円を充当したことによる減・県庁舎整備基金:基金運用利息を積み立てたことによる増・地域医療介護総合確保基金:病床の機能分化・連携,在宅医療の推進,医療従事者の確保など医療・介護サービスの提供体制の充実に向けた事業等の財源として27億円を充当した一方で,国の補助金等を37億円積み立てたことによる増・大規模社会福祉施設等建設基金:大規模な社会福祉施設等の建設等の財源として14.1億円を充当した一方で,法人県民税の超過課税分等を14..4億円積み立てたことによる増・土地造成事業等債務処理基金:広島県土地造成事業会計等における資金不足に対応し,計画的かつ円滑に債務処理を実施するための経費の財源に充てるために30億円積み立てたことによる増(今後の方針)・広島県土地造成事業会計等における今後の資金不足に対応するため,「広島県土地造成事業等債務処理基金」への計画的な基金積立及び取崩しを行うことにより,想定される負担を平準化し,債務処理を着実に進める。・それぞれの基金の目的に沿って計画的に活用していくこととしている。

公会計指標分析・財政指標組合せ分析表(2020年度)

有形固定資産減価償却率

有形固定資産減価償却率の分析欄

・保有資産の老朽化により,令和2年度の有形固定資産減価償却率は62.4%となっており,グループ内中位に位置しています。・令和3年11月に改訂した「広島県公共施設等マネジメント方策」を策定に基づき,今後も,計画的な保全実施による施設の長寿命化,維持管理コストの縮減や施設総量の最適化に取り組みます。

グループ内順位:12/21

(参考)債務償還比率

債務償還比率の分析欄

・減債基金の増などにより,充当可能財源等が増加したことや地方交付税や減収補填債などの経常一般財源等の歳入が増加したことにより,債務償還比率は前年度と比較し96.3ポイント低下しています。・平成30年7月豪雨災害への対応により,多額の県債の発行をしていることなどから,非常に厳しい財政状況が続くことが見込まれるため,適切に経営資源のマネジメントを行い,施策の推進と財政面への影響とのバランスを取りながら,県勢発展に必要な経営資源を将来にわたって安定して確保していくための取組を着実に進めていきます。

グループ内順位:

分析欄:将来負担比率及び有形固定資産減価償却率の組合せによる分析

分析欄:将来負担比率及び有形固定資産減価償却率の組合せによる分析

・有形固定資産減価償却率はグループ内平均値を下回っており,今後とも,「広島県公共施設等マネジメント方策」に基づいて計画的な保全実施による施設の長寿命化,維持管理コストの縮減や施設総量の最適化に取り組みます。・将来負担比率はグループ内平均値より高い水準にありますが,「中期財政運営方針(R3~R7)」に基づき,県債発行額の適切なマネジメントを行うことにより,公債費負担の軽減を図り,将来負担比率を抑制するなど,将来にわたって,県勢の持続的な発展のために必要となる政策的経費を安定して確保していくための財政運営を目指します。

分析欄:将来負担比率及び実質公債費比率の組合せによる分析

分析欄:将来負担比率及び実質公債費比率の組合せによる分析

・将来負担比率は減収補填債の発行などにより,地方債残高が増加した一方で,減債基金の増などによる充当可能財源等の増加や標準財政規模が拡大したことなどから,低下しています。また,実質公債費比率についても臨時財政対策債を除いた実質的な地方債の元利償還額が減少したことなどから,低下しています。・両比率とも依然としてグループ内平均値より高い水準にあり,また,平成30年7月豪雨災害への対応により,多額の県債を発行していることから,今後も非常に厳しい財政状況が続くことが見込まれるため,引き続き,中期財政運営方針に基づき,県債発行額の適切なマネジメントを行うことにより,公債費負担の軽減を図り,将来負担比率を抑制するなど,将来にわたって,県勢の持続的な発展のために必要となる政策的経費を安定して確保していくための財政運営を目指します。

施設類型別ストック情報分析表①(2020年度)

道路

橋りょう・トンネル

公営住宅

港湾・漁港

空港

学校施設

図書館

博物館

施設情報の分析欄

施設類型別ストック情報分析表②(2020年度)

体育館・プール

陸上競技場・野球場

県民会館

保健所

試験研究機関

警察施設

庁舎

消防施設

施設情報の分析欄

財務書類に関する情報①(2020年度)

資産合計

負債合計

1.資産・負債の状況

○一般会計等においては,資産3兆3,084億円のうち,土地や建物などの固定資産が95.7%,現金や1年以内に取り崩す可能性のある基金などの流動資産が4.3%となっており、固定資産のうち,道路やダムなどのインフラ資産が資産全体の59.1%を占めている負債2兆6,613億円のうち,固定負債が91.3%,流動負債が8.7%を占めており、いずれも地方債が多くを占めている全体会計・連結会計においても,一般会計等と同様に,資産のうち約9割を固定資産が占め,負債のうち約9割を固定負債が占めている。○資産については、公債費の償還のための減債基金の積立をしたことに伴う増などにより、負債については,減収補てん債の発行による地方債残高の増などにより,前年度よりも増加している。

純経常行政コスト

純行政コスト

2.行政コストの状況

○一般会計等においては,経常費用8,433億円のうち、職員給与費や退職手当引当金繰入額などの人件費が2,347億円と27.8%を,他団体への補助金や社会保障給付などの移転費用が4,305億円と51.0%を占めている。○全体会計・連結会計においても,一般会計等と同様に、経常費用のうち人件費や移転費用が大部分を占めている○一般会計等における純経常行政コスト等は新型コロナウイルス感染症対策の実施に係る費用等が著しく増加したことに伴い,前年度と比べ増加している。○全体会計・連結会計においても,一般会計等と同様に,純経常行政コスト等は前年度と比べ増加している。

本年度差額

本年度末純資産残高

本年度純資産変動額

3.純資産変動の状況

○一般会計等においては,新型コロナウイルス感染症対策により純行政コストが増加して8,371億円となったことに対し、税収や新型コロナウイルス感染症対策に係る国庫補助金等の収入が8,287億円となったことなどにより,本年度純資産変動額は347億円のマイナスとなっている○全体会計においては、国民健康保険事業費特別会計や水道用水供給事業会計の純資産の増により、本年度純資産変動額は44億円のプラスとなっている連結会計においては,連結会計の対象団体のうちの1団体が他の団体へ吸収合併したことに伴い,連結会計の対象外となったことなどから、本年度純資産変動額は19億円のマイナスとなっている。

業務活動収支

投資活動収支

財務活動収支

4.資金収支の状況

○一般会計等において,業務活動収支は206億円のプラスとなった。創造的復興による新たな広島県づくりの取組により,投資活動収支は,投資活動支出が投資活動収入を上回り478億円のマイナスとなり,昨年度からマイナス幅が大きくなった一方,財務活動収支は,地方債発行収入などの財務活動収入が地方債償還支出などの財務活動支出を上回り、令和2年度は408億円のプラスとなった。結果として,当期資金収支は137億円のプラス,期末資金残高は468億円となった。○全体会計・連結会計についても、一般会計等と同様の傾向となっており,当期資金収支は,全体会計が201億円のプラス,連結会計が186億円のプラス,期末資金残高は、全体会計が1,010億円,連結会計が1,582億円となった。

財務書類に関する情報②(2020年度)

①住民一人当たり資産額(万円)

②歳入額対資産比率(年)

③有形固定資産減価償却率(%)

1.資産の状況

○住民一人当たり資産額は117.6万円と類似団体平均値の92.1万円を上回っており,歳入額対資産比率も2.44年と類似団体平均値の1.91年を上回っているため,類似団体よりも資産形成が進んでいることを示している。有形固定資産減価償却率は62.5%であり,類似団体平均値と同程度となっている。○減価償却の進行などにより,有形固定資産減価償却率が上昇している。

④純資産比率(%)

⑤将来世代負担比率(%)

2.資産と負債の比率

○純資産比率は19.6%,将来世代負担比率は57.7%であり、純資産比率は類似団体平均値の12.6%を上回り、将来世代負担比率は類似団体平均値と同程度となっている。○減収補てん債の発行による地方債残高の増加等に伴い,負債の増加率が資産の増加率を上回ったため,純資産比率が減少している。

⑥住民一人当たり行政コスト(万円)

3.行政コストの状況

○住民一人当たり行政コストは29.8万円であり,類似団体平均値と同程度となっている。○感染症医療提供体制強化事業などの新型コロナウイルス感染症対策の実施に係る費用が著しく増加したこと等に伴い,昨年度よりも純行政コストが増加している。

⑦住民一人当たり負債額(万円)

⑧基礎的財政収支(百万円)

4.負債の状況

○住民一人当たり負債額は94.6万円と,類似団体平均値の80.5万円よりも多くなっている。これは,過去数次にわたる経済対策などに伴い,県債を増発したことから,将来にわたり償還しなければならない県債の残高が大きいことなどによるものである。○基礎的財政収支については、投資活動収支が219億円のマイナスとなっているが,業務活動収支が354億円のプラスとなっているため,135億円のプラスとなっており,業務活動に要する経費を税収等で賄えている状況である。

⑨受益者負担比率(%)

5.受益者負担の状況

○受益者負担比率は4.6%であり,類似団体平均値を上回っている。

類似団体【B】

宮城県 福島県 茨城県 栃木県 群馬県 埼玉県 千葉県 神奈川県 石川県 長野県 岐阜県 静岡県 愛知県 三重県 滋賀県 京都府 大阪府 兵庫県 岡山県 広島県 福岡県