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経常収支比率は、障がい者自立支援給付費等負担金や介護給付費負担金などの社会保障関係経費が増となったが、新型コロナウイルス感染症の影響を受ける前の好調な企業業績により、法人二税が増加したことにより、前年度に比べて1.6ポイント改善した。
人口1人当たり人件費・物件費等決算額は、人件費の抑制などコスト縮減に努めてきた結果、グループ内平均、全都道府県平均をともに下回る水準となった。
人口10万人当たり職員数は、平成27年度から令和元年度で地方独立行政法人化、出先機関の統廃合等により、936.52から822.69へと約110人減となった。
大阪府の実質公債費比率は、過去の減債基金からの借入等により、減債基金積立不足算定額が大きく、グループ内平均と比較して高くなっていると思われるが、計画的に減債基金の復元を実施していることなどから、直近3年は改善しており、今後も低下していくものと見込んでいる。
大阪府の将来負担比率は改善傾向にあり、平成30から令和1にかけては、地方債の現在高の減や減債基金などの地方債の償還等に充当可能な基金残高の増などにより、9.5ポイント減少して164.3%となっており、今後も財政の健全化に努めていく。
令和元年度については、人事委員会勧告に基づく勤勉手当の支給月数及び地域手当率の引き上げ等があったものの、法人二税の増などにより経常一般財源の収入総額が増したことなどから、前年度に比べて1.1ポイント改善している。
扶助費に係る経常収支比率は、概ね横ばいで推移している。令和元年度は、措置入院等に係る費用が増となったが、法人二税の増などにより経常一般財源の収入総額が増したことなどにより、横ばいとなった。
補助費等に係る経常収支比率は、社会保障関係経費などが増となったが、法人二税の増などにより経常一般財源の収入総額が増したことなどにより、前年度に比べて0.2ポイント改善した。
公債費に係る経常収支比率は、公債費については概ね横ばいだが、法人二税の増などにより経常一般財源の収入総額が増したことなどから、前年度に比べて0.1ポイント改善した。
公債費以外に係る経常収支比率は、概ね横ばいで推移している。令和元年度については、法人二税の増などにより経常一般財源の収入総額が増したことなどにより、前年度に比べて1.5ポイント改善した。
(増減理由)令和元年度は、安心こども基金の減などにより、その他特定目的基金は減少したものの、財政調整基金の増などにより、基金全体として増となった。
(増減理由)令和元年度は決算剰余金約25億円などを編入したため、前年度に比べて増となった。(今後の方針)府税収入の急激な減少、災害に伴う歳出の増加その他臨時的な歳入の減少又は歳出の増加を伴う事象に対応するために、10年以内に達成すべき目標額を1,400億円としている。
(増減理由)令和元年度は、府債の繰上償還のための積立て額が取り崩し額を上回ったことにより、前年度に比べて増となった。
(基金の使途)・公共施設等整備基金:大規模な公共施設並びに庁舎及びその周辺の整備並びに府が所有する建築物の耐震化。・地域医療介護総合確保基金:地域において効率的かつ質の高い医療提供体制を構築するとともに地域包括ケアシステムを構築することを通じ、地域における医療及び介護の総合的な確保を推進。・府営住宅整備基金:府営住宅の用地の取得及び既存の府営住宅の整備。・安心こども基金:保育所の計画的な整備や子どもを安心して育てることができるような体制整備等を推進。(増減理由)〇令和元年度・公共施設等整備基金:積立て約14百万円、取り崩し約33億円を行ったことにより減少。・安心こども基金:積立て約4百万円、取り崩し約49億円を行ったことにより減少。
有形固定資産減価償却率はグループ内平均と比較して低くなっている。平成30から令和01にかけて、グループ内平均は0.6ポイント減少しており、大阪府では1.3ポイント増加している。なお、大阪府では平成27年11月に「大阪府ファシリティマネジメント基本方針」を策定し、公共施設等の長寿命化や、売却・撤去等による総量の最適化に取り組んでいる。
債務償還比率は、グループ内平均と比較して低くなっている。平成30から令和01にかけて、グループ内平均は54.9ポイント増加しているが、大阪府では、地方債の現在高の減や、減債基金などの地方債の償還等に充当可能な基金残高の増などにより、216.6ポイント減少している。
将来負担比率及び有形固定資産減価償却率はグループ内平均と比較してともに低くなっている。将来負担比率については、グループ内平均値はH30からR01にかけて1.6ポイント減少しており、大阪府では、地方債の現在高の減や、減債基金などの地方債の償還等に充当可能な基金残高の増などにより分子が改善するとともに、標準財政規模の増などに伴い分母も改善したことにより、9.5ポイント減少している。また、有形固定資産減価償却率については、グループ内平均がH30からR01にかけて0.6ポイント減少しており、大阪府では1.3ポイント増加している。なお、大阪府では平成27年11月に「大阪府ファシリティマネジメント基本方針」を策定し、公共施設等の長寿命化や、売却・撤去等による総量の最適化に取り組んでいる。
将来負担比率はグループ内平均と比較して低くなっているが、実質公債費比率は高くなっている。将来負担比率については、H30からR01にかけて、地方債の現在高の減や、減債基金などの地方債の償還等に充当可能な基金残高の増などにより分子が改善するとともに、標準財政規模の増などに伴い分母も改善したことにより、減少している。一方、実質公債費比率は、過去の減債基金からの借入等により、減債基金積立不足算定額が大きいことなどからグループ内平均と比較して高くなっていると思われるが、計画的に減債基金の復元を実施していることなどから、今後も低下していくものと見込んでいる。
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