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3カ年平均で見ても、平成24と25の単年度で見ても、共にほぼ横ばいである。指数の上昇は見られないが、安定のある愛知県内の平均値より高い数値を示してはいるので、引き続き健全な運営をするように努め、前年より増加している基準財政収入額のさらなる増加を期待したい。
臨時財政対策債等を除いた数値で見ると、24年度が95.4に対して、25年度は92.0なので、臨時財政対策債の発行が影響していると判断できる。全体的に見ると悪化傾向が続いているので、経常経費の適正管理を行う。
職員の地域手当を廃止したことにより、人件費を88,953千円抑制できた。それに伴い一人当たり1,733円下がっているが、物件費は53,623千円の増額となっている。近年の職員の定年退職により若手職員が増え、人件費の大幅増は考えにくいため、物件費を抑えることでさらなる改善に努めたい。
依然として類似団体平均より高い数値になっているが、給与水準は適性の範囲内になってきていると考える。今後も類似する行政団体との比較・評価等適正に行い、平均と同等の水準を維持したい。
数値上改善されているが、近年若手職員の早期退職や、産休、育休、病欠の職員が多く見受けられるため、この数値では測れない部分もある。事務に遅滞をきたさぬよう、効率の良い人員配置と計画的な人材確保に努めていきたい。
単年度で見ても2.1ポイント減少できているため、十分適正である。27年度に多めの公債発行を予定しているが、適正範囲内に留めて、その後の公債発行を抑えるなどして、比率を下げていきたい。
将来負担比率が高い団体は、財源規模に比べて公債発行が多いなど、将来に対する負担が大きいということになるので、年々比率が下がっているということは、公債費を抑制し、将来に残す負債を減少させている傾向にあると判断できる。27年度に公債費が増額し、この比率が悪化することが予想されるが、職員の若返りや再任用職員の充用など給与、手当面で少しでも抑制できるようにしたい。
地域手当を廃止した効果が表れ、職員給は前年比較で77,895円抑制できている。しかし、類似団体平均、全国平均、愛知県平均ともに前年より1ポイント近く減少していることを考えれば、0.5ポイントの減少では足りないので、引き続き適正化に努めたい。
臨時職員の増員(485人→541人)により、賃金が増加しているのと、24年度まで補助金として支出していた福祉センター指定管理料を委託料にしたことから、数値が悪化している。休職の職員を補うために多くの臨時職員が必要となっているが、適正かどうか判断し、必要以上にならないよう注意する。
扶助費はやや増加傾向にある。前回は扶助費に充てた特定財源の減額で大幅に悪化した経緯があるとはいえ、今後も高齢者福祉や障がい者支援に費用がかかることが考えられ、法令に基づいて計算された支出額を減少させることは難しいので、財源を確保して分母をあげることが必要である。
25年度より国民健康保険税の税率を改正したことにより、国保特別会計への繰出金が減少したことが、数値を下げた原因の一つである。27年度より限度額を引き上げるのでより改善が見込まれる。
知多北部広域連合負担金の増加により昨年度比で0.1ポイントの悪化となった。以前から行っている、町からの補助金等の見直しをさらに強化して行うことにより、補助費等の抑制を図っていく。
人件費と扶助費が類似団体に比べて悪いので、合計しても悪い数値となっている。大きな財源の増加は見込めないので、支出を圧縮できるところは圧縮し、事業をコンパクトにすることで改善させたい。
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