収益等の状況について
当施設は、公募により、事業者に貸し付けを行っている。大学の研究などで長期滞在や団体などの宿泊もあるが多くはない状況。新規の個人客の宿泊もあるが基本的にはリピーターがほとんどである。他会計補助金比率について、H30年度分から算出方法を変更したため。利用料金等を計算式に追加したため昨年までの結果と大きく変わった。昨年は役場職員が運営したため、賃金などの経費が大幅に減となった。その為、収益的収支比率が前年に比べ改善された。同じ理由から売上高人件費比率も下がった。
資産等の状況について
施設は村で所有しており、管理運営を貸付事業者に委託し、施設の修繕について、重大なものについては村でおこなっている。
利用の状況について
当施設の所在地や営業期間の問題から大型連休や天気の具合に左右されやすい。とりわけ避暑や紅葉の為に訪れる利用者が多い。いずれにしても自家用車やバイクなどの乗り物が無ければ、気軽に訪れる事が出来ない点も利用者増加が難しい一因と考える。
全体総括
カヤの平に訪れる人は、ブナ林の撮影や山登りや山菜取り等のアウトドア好きか併設するキャンプ場目的の方が多くあえてカヤの平のロッジに泊まるという目的で来る人が多いとは考えにくく、現状の施設のまま急激に宿泊者が増えるという事は考えにくい。今後利用者の増加を狙うならカヤの平で1泊するような仕組みが重要だと考える。今後の村の取組みとしては、旅行商品の造成により、カヤの平自体への誘客数を増やすことでカヤの平ロッジ利用者の増加を図る。