収益等の状況について
経常収支比率、売上高GOP比率は、類似施設平均値を上回る値で推移していますが、平成28年度以降は減少傾向にあります。定員稼働率、EBITDAについても、平成28年度以降は減少傾向にありますが、焼岳頂上付近の山小屋という短期間での営業の特性上、比較が困難な施設です。収益が減少している理由として、御嶽山噴火の影響もあり、SNS等の空振情報によるキャンセルの影響が考えられます。
資産等の状況について
施設の老朽化が進んでおり、防災面も含め改築整備を検討しています。
利用の状況について
焼岳頂上付近の山小屋であるため、主な利用者は登山者になります。近年は、空振情報による影響や降雨により利用者が減少傾向にあります。
全体総括
焼岳小屋は、活火山である焼岳山域で唯一の山小屋です。施設の老朽化が進んでおり、防災面も含め改築整備の検討が必要な施設です。収益面は、立地場所や自然条件に左右される部分が大きいですが、災害時の避難所という役割を担い、令和4年の改築に向け、経営努力をしていきます。