収益等の状況について
駐車場事業における①収益的収支比率は、平成29年度に増加したものの、平成31年度は264.5%となった。地方債償還金はない。収支バランスは本会計からの積立金である駐車場事業財政調整基金積立金からの繰入金で賄っており、他会計からの繰入金はなく、②他会計補助金比率は0%である。緑川駐車場における④売上高GOP比率は平成31年度は0.0%となった。⑤EBITDA(減価償却前営業利益)は平成31年度は8,977千円となり平均値を超えている。
資産等の状況について
緑川駐車場の駐車場管理施設等は市の所有でないため、本会計における有形固定資産の計上はない。⑦敷地の地価については、市の下水道用地を無償にて使用している。⑧設備投資見込額について、今後の大規模な建設改良費等の設備投資は見込んでなく、小規模な修繕は指定管理者で行うこととなっている。なお、累積欠損金、企業債はない。
利用の状況について
平成31年度の⑪稼働率は44.1%となった。収容台数に対する一日当たり平均駐車台数は、平成30年度は129台であったのに対し、平成31年度は56台となり減少した。これは、緑川第四駐車場を平成30年度に閉鎖したことによる。
全体総括
市営駐車場の運営については、利用者サービスの向上と効果的かつ効率的な運営を図るべく、指定管理者制度を導入している。駐車場敷地に暗渠で整備されている緑川幹線の改築事業が平成30年度から着工され、上部利用である駐車場は順次閉鎖する予定となっている。