収益等の状況について
収益的収支率について、平成26年度以降平均値を上回っているのは一般会計からの繰入金の増に伴うものである。宿泊では、個人客の減少や企業研修等が減少した結果、前年度と比較して約2,100千円減となっている。休憩では、前年度に他地域の類似施設の改修の影響で当館を利用いただいたお客様が、その改修が終了した後も継続的にご利用いただき且つ単価の高い市内・市外の60歳以下のお客様は増加しているものの、市内・市外の60歳以上のお客様は減少しており、前年度と比較して若干の減少となっている。宴会では、人員の関係で送迎業務を行えなかった時期があり前年度と比較すると1,000千円の減少となっている。
資産等の状況について
オープンしてから26年目となり、施設・設備ともに計画的な更新が行えず老朽化が著しくなっている。施設面では、客室での雨漏りや露店風呂からの漏水等があり、設備面では館内空調設備や給湯ボイラー、サウナ室、その他の不具合がありその都度優先度が高いものから修繕を行っているが、今後は定期的且つ大規模な更新及び修繕が必要な状況となっている。
利用の状況について
宿泊では、個人客の減少や企業研修等が減少した結果、326人の減少となっている。休憩については、前年度に他地域の類似施設の改修の影響で当館を利用いただいたお客様が、その改修が終了した後も継続的にご利用いただき、且つ市内・市外の60歳以下のお客様は増加しているものの市内・市外の60歳以上のお客様は減少しているため、全体としては1,354人の減少となっている。宴会では、人員の関係で送迎業務を行えなかった時期があり、その影響や全体的なお客様の減少により、691人の減少となっている。
全体総括
収入の多くを占める宿泊や宴会について、一般の個人利用や大口の企業研修が減少しており全体的に収入も減少している。それらの減少を食い止めるため更なるPR等を行う必要があるが、お客様の安心安全のため老朽化が著しく不具合が生じている施設・設備に対して、計画的な更新及び修繕を実施する必要がある。