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地方財政ダッシュボード

愛媛県新居浜市の財政状況(2010年度)

🏠新居浜市

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収録データの年度

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総括表

人口の推移

財政比較分析表(2010年度)

財政力指数の分析欄

平成19年度に市税収入が増加したことにより、財政力指数も上昇傾向にあったが平成20年度後半より景気の後退がみられ、市税収入の急降下が顕著となった。単年度では0.723と21年度に引き続き低く、3か年平均でも下降している。類似団体比較においては依然下位に位置していることから、今後も徹底した歳出の抑制を行うとともに、更なる歳入の確保に努め財政基盤の強化を図る。

経常収支比率の分析欄

類似団体との比較においては、平均を大きく下回る結果となっており、前年度と比較しても5.1ポイント減少している。今後においても、長期的計画に基づいた地方債の借り入れにより利子償還金の抑制を図るなど、経常経費の節減を図り、現在の水準を維持できるよう努める。

人口1人当たり人件費・物件費等決算額の分析欄

類似団体との比較においては、おおむね平均値を維持しているが、今後においても人件費の削減、積極的な施設の統廃合を行い、現在の水準を維持できるよう努める。

ラスパイレス指数の分析欄

前年度より0.5ポイント下降しているが、依然類似団体の平均値を上回る結果となっている。今後も、地域の民間給与水準や県内他市等の状況を注視し、給与水準の適正化に努める。

人口1,000人当たり職員数の分析欄

近年おおむね平均値で移行しているが、今後においても人件費の削減、積極的な施設の統廃合を行い、施設管理経費の節減、抑制に努め、現在の水準を維持できるよう努める。

実質公債費比率の分析欄

類似団体との比較においては、平均を下回っている。対前年度比で1.9ポイント下降しているが、単年度としては市税の減による標準財政規模の減により2.2ポイント上昇している。今後更なる普通建設事業の抑制を行い市債発行を抑制し、現在の水準を維持できるよう努める。

将来負担比率の分析欄

類似団体との比較においては、平均を下回り上位に位置している。対前年度比で16.4ポイント下降しているが、これは、土地改良事業などの償還が進んだことによる債務負担行為に基づく支出予定額の減少や、繰上償還などによる将来負担の減、および基金の現在高増などによる充当可能財源の増が要因であると思われる。今後においても、利子償還金の抑制などにより現在の水準を維持できるよう努める。

経常経費分析表(経常収支比率の分析)(2010年度)

人件費の分析欄

経常収支比率における人件費は、類似団体平均、全国平均、県内平均をいずれも下回る結果となっている。また、人口1人当たり人件費及び人件費に準ずる費用は、類似団体平均よりも3.4%低く、人口1000人当たり職員数も類似団体より低くなっている。今後においても、地域の民間給与水準や県内他市の状況を注視し、給与水準の適正化に努め人件費の抑制を図る。

物件費の分析欄

類似団体平均との比較においては、近年おおむね平均値で移行しており今年度は大きく下回る結果となった。使用料、備品購入費などの決算額が昨年度より減少した。人口1人当たり物件費決算額も類似団体平均より0.4ポイント下回っており、今後も計画的な財政運営に努める。

扶助費の分析欄

生活保護費、子ども手当費などの増により、0.2ポイント増加している。高齢化や景気後退により社会保障関係経費はますます増加していくことが予想されるため、今後も扶助費の適正な給付等により必要以上の増加を招かないよう努める。

その他の分析欄

他会計への繰出金については、前年度から大きな変動はない。今後は、介護保険事業、後期高齢者医療事業などの給付費自然増による繰出金の増加や、国民健康保険事業会計の財政悪化による繰出金の増も想定されるため、国民健康保険料の適正化を図るなどにより普通会計の負担額の増加を抑制する。

補助費等の分析欄

類似団体平均との比較においては、大きく下回っており毎年同じ水準で移行している。類似団体に比べると、一部事務組合負担金、団体に交付する補助金などが少ない。

公債費の分析欄

土地区画整理事業、小中学校耐震補強対策事業、公共下水道事業などの大規模事業を継続して実施していることが、類似団体と比較して公債費等の比率が高い要因である。公債費については、昨年度よりわずかに減少した。人口1人当たり公債費及び準公債費の決算額は、類似団体を8.3%下回っており今後も引き続き計画的な財政運営に努める。

公債費以外の分析欄

多くの費目の経常収支比率が、平成20年度以降下降している。また、全体の経常収支比率は、類似団体平均との比較においても、12.1ポイントと大きく下回っている。今後においても、経常経費の節減を図り現在の水準を維持できるよう努める。

実質収支比率等に係る経年分析(2010年度)

分析欄

○財政調整基金残高平成20年度と平成21年度が低下している。財源不足のため基金を取り崩して補填しているため。○実質収支比率おおむね標準財政規模費3~4%台を推移する等変動が少なく良好な状態。○実質単年度収支平成22年度に財政調整基金の積立額を増やし取り崩しを抑えられたこともありプラスになったが、今後も基金を取り崩すことが予想される。○今後の対応財政調整基金を活用しながらの財政運営となることが予想される。

連結実質赤字比率に係る赤字・黒字の構成分析(2010年度)

分析欄

○現状一般会計及び全ての特別会計で赤字が生じていない。○今後の対応各会計で適正な財政運営、企業経営を行っていく。

実質公債費比率(分子)の構造(2010年度)

分析欄

○元利償還金平成16年度災害に係る公債費償還が開始したことにより、平成20年度の元利償還金が前年度に比べ増加したが、その後は大きな変動はない。○公営企業債の元利償還金に対する繰入金減少傾向にある。○実質公債費比率の分子公営企業債の元利償還金に対する繰入金の減少に伴い、低下傾向にある。○今後の対応早期健全化基準未満であり、今後も現在の水準を維持していく。

将来負担比率(分子)の構造(2010年度)

分析欄

○一般会計等に係る地方債残高平成21年度に大幅に減少し平成22年度に増加している。これは、平成21年度から平成22年度への繰越事業が多かったからである。全体的にみると減少傾向にある。○公営企業債等繰入見込額平成20年度から平成22年度までの平均で見込んだ準元利償還金が減少しているため。○将来負担比率の分子土地改良事業などの償還が進んだことによる債務負担行為に基づく支出予定額や、公営企業債等繰入見込額が減少したため、減少傾向にある。○今後の対応早期健全化基準未満であり、今後も現在の水準を維持していく。

出典: 財政状況資料集, 統一的な基準による財務書類に関する情報,