鳥取県鳥取市の財政状況(2010年度)
収録データの年度
財政比較分析表(2010年度)
財政力
景気低迷による減収により基準財政収入額が落ち込んだことなどにより、指数は前年度比較して0.02ポイント減少しました。今後とも、観光・農林水産業などの振興による経済活性化の推進、企業誘致などによる雇用の創造を図り、税収増に努めます。
財政構造の弾力性
人件費と公債費に充当した一般財源は縮小したものの、扶助費の増加により経常経費に充当した一般財源額は若干増加しました。しかしながら、臨時財政対策債を加えた歳入計上一般財源等が大きく増えたこともあり、4.0ポイント減少しました。今後は、施設の老朽化等に伴う維持補修費の増大、少子高齢化の進展などによる扶助費の増大が見込まれることより、普通交付税の合併算定替が縮小し始める前に更なる改善に努めます。
人件費・物件費等の状況
前年度と比較して4,709円増加しました。これは、人件費を着実に縮減している一方で、国の交付金を活用した経済雇用対策を積極的に実施したため、並びに人口が前年度に比べ629人減少したためです。
給与水準(国との比較)
前年度と比較して、0.8ポイント上昇しました。職種区分間の人事異動等職種変動や経験年数階層の変動が国と行ったことによるものですが、類似団体平均値を2.0ポイント下回っています。平成18年4月に実施した給与構造改革による平均4.8%の給与水準引き下げに伴う差額割合の引き下げ(平成25年度までに段階的に引き下げます)を継続等、今後も引き続き給与水準の抑制を図り、総人件費の縮減に努めます。
定員管理の状況
前年度と比較して0.36ポイント低下し、類似団体平均値も0.97ポイント下回っています。これは、正規職員については鳥取市適正化計画(平成18~22年度)に基づき削減を進めているものの、雇用の創出を図るため、県の基金事業である緊急雇用創出事業を活用し、臨時職員を増加したことによるものです。今後も平成23年度を初年度とする第二次定員適正化計画(平成23~27年度)に基づき、職員数適正化に向けて取り組みます。
公債費負担の状況
類似団体平均値を7.4ポイント上回っていますが、本市の前年度と比較して0.6ポイント減少しました。これは、戦略的に行った任意の繰上償還や新規の市債発行の抑制効果によるものです。今後も、将来にわたり公債費が右肩下がりとなるような計画的な市債の発行と任意の繰上償還に努めるなど、さらなる行財政改革の取り組みを進め、持続可能な財政基盤の確立に努めます。
将来負担の状況
類似平均団体地を50.5ポイント上回っておりますが、本市の前年度と比較して20.1ポイント減少しました。繰上償還による市債残高の縮減や土地開発公社からの土地買戻し、民間への施設建設に係る借入償還金補助の前倒し、新たな基金の創設や積み増しなどによるものです。今後も公債費等義務的経費の削減を中心とする行財政改革を進め、財政の健全化を図ります。
経常経費分析表(経常収支比率の分析)(2010年度)
人件費
いずれの年度も類似団体平均値を7~8ポイント程度下回っています。第一次定員適正化計画(合併時点の平成16年11月1日の職員数1,572人を基準として、平成18年度からの5年間で8.4%に相当する132人を削減し、1,440人とすることを目標)で定めた目標数値を上回る人員削減を行ってきました。(平成22年4月1日現在職員数1,405人)今後は、平成27年度を目標年次とする第二次定員適正化計画に基づき、第一次計画において長期計画と定めた、合併時の職員数の20%を削減し、職員数を1,258人を目標とし、新規採用を退職者の4割程度まで抑制するなど人件費の抑制に努めます。
物件費
いずれの年度も類似団体平均値よりも2~3ポイント程度下回っています。今後とも経常的経費の抑制に努めていきます。
扶助費
類似団体平均値は下回っていますが、本市の前年度数値と比較すると0.7ポイント増加しました。これは、子ども手当の新設や生活保護費の増加等によるものです。今後とも景気低迷による扶助費の増加も想定されるため、人件費や公債費など義務的な経費の縮減に努めていきます。
その他
前年度数値を0.3ポイント下回ったのは、繰出金の増加が主な要因です。これは、国民健康保険費特別会計における被保険者の経済的負担の急増を緩和するため、保険料高騰に配慮した基準外の繰出を行ったことなどによるものです。今後は、各特別会計について、算定された使用料等に見合ったコストを念頭におきながら計画的に事業を進めていき、税収を財源とする普通会計の負担額を減らしていくように努めていきます。
補助費等
一部事務組合への負担金の減などにより、本市昨年度数値より0.5ポイント下回りました。今後は、補助金の公平性・透明性の確保や、実績報告の精査及び補助金支出の効果を検証するなどにより、毎年度必要に応じて見直しを行います。
公債費
類似団体平均値をいずれの年度も上回っていますが、本市の前年度数値と比較すると2.4ポイント改善しました。これは、平成18年度から継続している起債抑制の効果、積極的に行っている任意の繰上償還による効果です。今後とも計画的な市債発行、任意の繰上償還を積極的に行い、公債費の低減に努めます。
公債費以外
前年度数値を1.6ポイント下回り、平成20年度、21年度に引き続き、類似団体内順位で1位となりました。公債費につきましては、類似団体内で下位から5番目となっており、引き続き公債費以外の経常的経費の削減に努めるとともに、公債費の削減にも取り組んでいきます。
実質収支比率等に係る経年分析(2010年度)
分析欄
財政調整基金については、減債基金と合わせて、第5次行財政改革大綱の総合目標の一つに平成26年度末の2つの基金の合計残高を25億円以上とすることととしています。平成21年度末残高不足が約10億円となっていたことから、5年間、毎年2億円を計画的に積み立てることとしており、平成22年度末においては、19.1億円と順調に増加しています。実質収支については、毎年度黒字で推移しています。実質単年度収支について平成19年度においては赤字となったものの、その後黒字で推移しています。今後とも歳入歳出のバランスを重視し、適正な財政運営を目指していきます。
連結実質赤字比率に係る赤字・黒字の構成分析(2010年度)
分析欄
平成22年度の本市の一般会計、特別会計及び公営企業会計については、全ての会計において黒字を計上しています。国民健康保険費特別会計については、平成21年度において、医療費の大幅増、経済情勢・雇用状況の悪化に伴う保険料収入の伸び悩みにより、歳入不足を生じました。22年度については、保険料率の改定を行うとともに、被保険者の経済的負担の急増を緩和するため、保険料高騰に配慮した基準外の繰出を行ったことにより、黒字となりました。下水道事業費特別会計、集落排水事業費特別会計については、平成24年度に地方公営企業法の財務既定等の適用を予定しており、更なる経営状況及び財政状況の明確化が図られます。また、簡易水道事業費特別会計については、平成28年度末に上水道との統合を予定しており、今後大きな整備費が必要となります。一般会計においては、平成27年度から普通交付税の合併算定替えが段階的に縮減されることより、一般財源の確保が厳しい状況となる見込みです。今後とも人件費と公債費の義務的経費の削減を図り、市全体として健全な財政運営に努めていきます。
実質公債費比率(分子)の構造(2010年度)
分析欄
【元利償還金】任意繰上償還と継続的に行っている新規の市債発行の抑制により、地方債の元利償還額が減少しました。【公営企業債の元利償還金に対する繰入金】平成22年度に下水道事業費、集落排水事業費特別会計において、資本費平準化債、借換債を発行しなかったことにより、負担が増加しました。【組合等が起こした地方債の元利償還金に対する負担金等】一部事務組合に対する負担金であり、抑制により年々減少傾向にあります。【債務負担行為に基づく支出額】社会福祉法人等に対する建設費償還補助や土地開発公社の先行取得用地の買い戻しを積極的に行ったことで、負担が軽減されました。【算入公債費等】過去の起債に対する基準財政需要額であり、横ばいから微増となっています。【実質公債費比率の分子】元利償還金の減少、交付税措置率の高い起債の比率が高まっていることより、確実に減少傾向となっています。
将来負担比率(分子)の構造(2010年度)
分析欄
【一般会計等に係る地方債現在高】任意繰上償還と新規の市債発行を抑制したことで、地方債残高が減少しました。【債務負担行為に基づく支出予定額】社会福祉法人等に対する建設費償還補助や土地開発公社の先行取得用地の買い戻しを積極的に行ったことで、支出予定額が減少しました。【公営企業債等繰入見込額】平成22年度に下水道事業費、集落排水事業費特別会計において、資本費平準化債、借換債を発行しなかったことにより、繰入見込額が増加しました。【組合等負担等見込額】減少傾向ですが、今後施設建設が予定されており、今後は増加する可能性もあります。【退職手当負担見込額】定員適正化計画に基づく職員採用等を行っており、バランス等からみてほぼ横ばいで推移しています。【設立法人等の負担額等負担見込額】土地開発公社の資産売却に伴い、負担見込額が減少しました。【充当可能基金】公共施設等整備基金、財政調整基金の積み増しにより増加しました。【充当可能特定歳入】地域総合整備事業債貸付による返済金の残高の減に伴い、充当可能額も減少しています。【基準財政需要額算入見込額】市債の新規発行を抑制してきていることから年々減少してきています。【将来負担比率の分子】市債の現在高が年々減少し、充当可能基金増加しているため、確実に減少傾向となっています。
よくある質問
このページで何が分かりますか?
鳥取県鳥取市の2010年度の財政状況資料集、主要指標、分析コメントを確認できます。
データの出典はどこですか?
総務省の『財政状況資料集』および『統一的な基準による財務書類に関する情報』をもとに構成しています。
関連する地方公営企業も見られますか?
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