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埼玉県朝霞市:公共下水道の経営状況

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経営比較分析表(2023年度)

経常収支比率

収益的収支比率

累積欠損金比率

流動比率

企業債残高対事業規模比率

経費回収率

汚水処理原価

水洗化率

経営の健全性・効率性について

①経常収支比率は100%を超えているが、財源の一部は一般会計からの繰入金で補っている状況である。③流動比率は200%を上回っており、一年以内に支払うべき債務に対する十分な支払い能力があることを示している。④企業債残高対事業規模比率は、企業債の発行額が増加傾向であるものの、その多くが雨水対策関連(一般会計負担分)であることから、横ばいで推移している。⑤経費回収率は89.27%と100%を下回っており、汚水処理費を使用料で賄うことができていないことから、適切な使用料の水準等について検討をする必要がある。⑥汚水処理原価は委託料や修繕費の増加により1.84円増加したものの、類似団体平均、全国平均と比較し、低い状態を維持しており、効率的な経営ができている。⑧水洗化率類似団体平均、全国平均を上回る水準にあるが、未接続世帯の減少を図るため、今後も継続的に啓発活動を行っていく。

有形固定資産減価償却率

管渠老朽化率

管渠改善率

老朽化の状況について

①有形固定資産減価償却率は、類似団体平均や全国平均より低い値で推移しているが、これは、法適用前に減価償却された資産が累計額として計上されていないことによるもので、供用開始から40年以上が経過し老朽化は進んでいる。③管渠改善率は平均値を下回っているが、本市では、下水道施設の計画的な改修・更新のため、平成29年度からストックマネジメント事業に取り組んでおり、今後も計画に基づき、施設の適切な維持管理を行っていく。

全体総括

全体の指標としては健全な経営状況と言えるものの、経費回収率が100%を下回り、一般会計からの繰入金などで財源を賄っている状況である。また、令和7年度から荒川右岸流域下水道維持管理負担金が改定されることとなっており、経営への影響が懸念されることから、更なる経費の削減や適切な使用料水準を検討していく必要がある。

出典: 経営比較分析表,

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