経営の健全性・効率性について
維持管理費のみの経費回収率は240%と高いが、資本費を含めると70%弱と全国平均を下回っている状況である。これを補うには、一般会計からの繰入に頼る事となるので、料金改定も含め未水洗化世帯の解消に努めなければならない。
老朽化の状況について
処理場については、H26年度に「長寿命化計画」を策定し、H28年度より順次更新工事を実施予定管渠については、耐用年数まで相当期間があり更新の計画は現在の所ないものの、テレビカメラ等による管渠調査計画を立てる必要がある。
全体総括
水洗化促進及びコスト縮減に努める共に、料金収納率の向上に向け対策を講じ、経営改善に努める。料金改定についても、検討が必要である。また、H32年度公営企業化移行に向けH28年度調査業務委託を予定しており、経営評価・健全性等が更に明確に示せるものと考える。