経営の健全性・効率性について
⑧水洗化率は100%に近く、使用料収入の伸びは期待できませんが、⑥汚水処理原価は類似団体平均値より低位にあり、①経常収支比率、⑤経費回収率とも良好な数値を維持しています。⑦施設利用率も類似団体平均値より良好であり、適切な施設規模で事業運営しています。④企業債残高対事業規模比率も企業債の償還の進捗に伴って低下しており、経営の健全性・効率性に問題はないものと判断しています。
老朽化の状況について
①有形固定資産減価償却率は50%を超えていますが、長寿命化計画に基づき、適切に改築更新を行っております。令和3年度にはストックマネジメント計画を策定し、施設全体の持続的な機能確保及びライフサイクルコストの低減のため、今後、必要な点検・調査、改築を行う予定です。
全体総括
本町下水道事業は、平成3年の事業開始から30年を経過しましたが、経営の健全性・効率性の面では良好な状態を維持しています。今後もストックマネジメント計画に基づき下水道施設を計画的・効率的に管理し、平成28年度に策定した「下水道経営戦略」により、安定して事業運営するよう引き続き努めていきます。