経営の健全性・効率性について
⑧水洗化率は100%に近く、使用料収入は微増で推移していますが、⑥汚水処理原価、⑦施設利用率は類似団体平均値より良好であり、①経常収支比率及び⑤経費回収率について100%超を維持しています。④企業債残高対事業規模比率も低位であり、経営の健全性・効率性について問題はないものと判断しています。
老朽化の状況について
①有形固定資産減価償却率は48%を超えていますが、必要な改築更新は行っており、全体的な老朽化が懸念される状況でないと判断しています。今後、施設全体の持続的な機能確保及びライフサイクルコストの低減のため、ストックマネジメント計画を策定し、点検・調査、改築を行う予定です。
全体総括
本町下水道事業は、平成3年の事業開始から30年を経過しましたが、経営の健全性・効率性の面では良好な状態を維持しています。今後、ストックマネジメント計画を策定し下水道施設を計画的・効率的に管理するとともに、平成28年度に策定した「下水道経営戦略」をもとに、将来にわたって安定的に下水道事業を継続していくよう引き続き努めていきます。