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平成23年度から平成25年度の平均について、前回の平成22年度から平成24年度のそれと比較し、市税収入の減に伴う基準財政収入額の減少などにより、0.01ポイント低下した。また、類似団体内平均値と比較すると、0.06ポイント下回っているが、標準的な行政活動を行う上で8割方は自己資金等が確保できる状態となっている。
平成24度の決算値と比較すると、市税及び普通交付税等の収入増加により2.5ポイント改善した。類似団体内平均値と比較すると1.1ポイント下回ったものの、依然高い水準にあることから、今後も地方税等の自主財源の確保や人件費の抑制、また、事務事業などの経常経費の見直しを行い経常収支比率の改善を図っていく。
平成24年度の決算値と比較すると430円の減少となった。類似団体内平均値に比べて13,293円と大幅に低くなっている。これは、定員適正化計画に基づく職員定数の削減や、内部経費の見直しによる経費の削減によるものである。
平成18年度の給与構造改革に伴う経過措置額の率を国の率(99.59%)に対して、1.33%減じた率(98.26%)としているところだが、平成25年度は、前年度のラスパイレス指数より7.4ポイント下がり、類似団体と比較しても、0.3ポイント下回っている。今後も他市の動向を踏まえながら地方自治体として適正な給与水準を維持するよう努める。
数次にわたる行政改革を計画的に実施する中で全国平均値よりも1.73人、類似団体内平均値よりも0.87人低くなっている。今後も定員適正化計画の着実な推進を図る。
平成25年度決算においては、普通交付税額及び臨時財政対策債発行可能額の増加、また債務負担行為償還一部終了に伴う算入額の減少により1.1ポイント改善した。しかし類似団体内平均値と比較し2.1ポイント高い状況であることから、引き続き銀行等資金の見積り合せによる低利な借入れによる公債費利子の軽減を図り、比率の改善に努める。
平成24年度決算値と比較すると、債務負担行為償還終了に伴う償還金及び下水道事業会計等の公営企業債繰入見込額の減少により、8.2ポイント改善した。また、類似団体内平均値と比較しても平成25年度において15.2ポイント上回った状況であることから、今後も主要な事業の実施においては、適切な市債発行に努めるとともに、合併特例債など交付税措置のある有利な地方債を活用し、比率の改善に努める。
人件費に係る経常収支比率については、民間活力の導入や事務事業の見直しなどの行政改革等の取り組み状況を踏まえ、退職不補充を実施するなど、人員の逓減に努めるとともに、新たな行政需要に対しては、職員の配置転換等によって対応したことにより、平成24年度と比較し2.2ポイント改善し21.8%となった。
その他に係る経常収支比率は、保険給付費の増加などによる国民健康保険事業特別会計や介護保険事業特別会計の繰出金の増加等により、平成24年度と比較し0.4ポイント上昇し9.2%となった。
公債費に係る経常収支比率については、市債の新規発行の抑制及び元利償還に交付税措置のある合併特例債等の有利な市債の借入等により、平成24年度と比較し0.3ポイント改善し14.5%となった。
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