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平成21年度から平成23年度の平均について、前回の平成20年度から平成22年度のそれと比較し、市税収入の減に伴う基準財政収入額の減少などにより、0.02ポイント低下した。また、類似団体内平均値と比較すると、0.08ポイント下回っているが、標準的な行政活動を行う上で8割方は自己資金等が確保できる状態となっている。
平成22年度の決算値と比較すると、扶助費等の増加に伴う経常経費充当一般財源の増により1.0ポイント上昇し89.3%となった。また、類似団体内平均値と比較すると0.9ポイント下回っているものの、依然高い水準にあることから、今後も地方税等の自主財源の確保や人件費の抑制、また、事務事業などの経常経費の見直しを行い経常収支比率の改善を図っていく。
平成22年度の決算値と比較すると55円の減少となった。類似団体内平均値に比べて14,407円と大幅に低くなっている。これは、定員適正化計画に基づく職員定数の削減や、内部経費の見直しによる経費の削減によるものである。
平成18年度の給与構造改革に伴う経過措置額の率を国の率(99.59%)に対して、1.33%減じた率(98.26%)としているところだが、平成23年度において国の人件費7.8%引き下げ措置により国の給与水準を上回る形となり、前年度のラスパイレス指数より8.1ポイント上昇した。類似団体との前年度比較による差は0.1ポイント縮まった。他市の動向を踏まえながら地方自治体として適正な給与水準を維持するよう努める。
数次にわたる行政改革を計画的に実施する中で全国平均値よりも1.61人、類似団体内平均値よりも0.69人低くなっている。今後も定員適正化計画の着実な推進を図る。
平成23年度決算においては、公的資金の補償金免除繰上償還を最大限活用したことによる公債費利子の縮減や、合併特例債などの活用により1.4ポイント改善し12.0%となった。しかし類似団体内平均値と比較し3.4ポイント高い状況であることから、引き続き銀行等資金の見積り合せによる低利な借入れによる公債費利子の軽減を図り、比率の改善に努める。
平成22年度決算値と比較すると、市債残高は増加しているものの基準財政需要額算入見込額の増及び充当可能基金の増、並びに下水道事業への繰出金の減少により、4.2ポイント改善された。しかし、類似団体内平均値と比較すると平成23年度において8.5ポイント上回った状況であることから、今後も主要な事業の実施においては、適切な市債発行に努めるとともに、合併特例債など交付税措置のある有利な地方債を活用し、比率の改善に努める。
人件費に係る経常収支比率については、定員適正化計画に基づき、事務事業の統廃合・縮小、民間委託、退職不補充などを行うとともに、新たな行政需要に対しては、職員の配置転換等によって対応したことにより、平成22年度と比較し0.2ポイント改善し23.3%となった。
補助費等に係る経常収支比率は、後期高齢者医療事業、各種予防費(子宮頸がん予防ワクチン接種等)、病院事業会計に対する補助費の増により、平成22年度と比較し0.6ポイント悪化し21.2%となった。
公債費以外の経常収支比率については、人件費や物件費については改善したものの、扶助費や補助費等の増加により平成22年度と比較し0.8ポイント悪化し75.0%となった。
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