長崎県長与町の財政状況(2010年度)
収録データの年度
財政比較分析表(2010年度)
財政力
類似団体同様2年連続の下落で、昨年度より0.01ポイント下回り類似団体平均と同数の0.67であった。歳入の確保については、徴収担当専門員を中心に町税徴収の強化に努めた結果、徴収率が昨年度より0.2ポイント増加したが、現下の景気低迷により町民税の調定額及び収入額がともに減額となっている。今後も引き続き地方税等の適正な課税、税収の徴収率向上対策等の取組みを通じて、歳入の確保を目指す。
財政構造の弾力性
地方税が減額に推移する中、地方交付税が昨年度より大幅に増加したことにより、昨年度と比較すると4.4ポイント減と大幅に改善した。しかし、類似団体平均値と比較すると以前高い傾向にあり、また、扶助費や補助費等の増加など比率を悪化させる要因が背景にあるため厳しい状況といえる。今後、更なる行政改革の推進を図るため大綱の見直しを行い、歳入確保及び義務的経費の抑制に努める。
人件費・物件費等の状況
人件費・物件費等は、行政改革による職員数の抑制、給与の適正化、事務事業評価の実施等による経費縮減対策により減少傾向にあり、昨年度よりもさらに改善されている(-490円、-0.64%)。これは類似団体平均を大きく下回る数値であり、今後も引き続き適正な定員管理及び経費管理を推進し、効率的な行政運営に努める。
給与水準(国との比較)
本指数は、職員数が少ない場合あるいは職員構成がいびつな場合や国と乖離している場合は、偶発的な要因で指数が大きく変動する特性を持っている。職員数が少ない本町では、経験年数の各階層における職員の分布が変わった場合に指数が大きく変動する。また、学歴ごとに算出するため、職員数が少ない短大卒及び高卒において特に大きく変動する。本年度は昨年度と比較して0.1ポイント減少しているが、これらの影響が顕著に表れるため指数は流動的である。
定員管理の状況
昨年度と比較して0.04ポイント増加したものの、4.17人は類似団体の中でも非常に少ない状況である。引き続き効率的な行政運営を行い、適正な定員管理に努める。
公債費負担の状況
類似団体平均値は下回っているものの、昨年度と比較すると比率が0.2ポイント上昇した結果となった。これは主に地方債にかかる元利償還金の増、公債費に準ずる債務負担行為に基づく支出の増によるものである。短期的に見ると今後ある程度上昇することも予想されるが、長期的な観点で適正な事業計画と起債管理を引き続き行い、早期健全化基準内を堅持し財政硬直化の防止に努める。
将来負担の状況
昨年度より4.8ポイント増とやや上昇した結果となっており、臨時財政対策債の増加等による地方債現在高の増、下水道事業債による公営企業債等繰入見込額の増が主な要因となっている。しかしながら、類似団体平均値及び全国平均値と比較するとその数値を大きく下回っており、良好な比率と言える。今後も引き続き適正な事業計画と起債管理を行い、財政硬直化の防止に努める。
経常経費分析表(経常収支比率の分析)(2010年度)
人件費
類似団体と比較して低い水準にあり、傾向としても減少傾向にある。これは、人口千人当たりの職員数が類似団体6.85人に対し、本町は4.17人と著しく少なく、職員数の抑制が大きな要因であると考えられる。今後も適正な定員管理に努める。
物件費
平成18年度から隣接市にごみ処理を委託することとなったため委託料が大きく増加し、類似団体平均を上回っている状況にある。この状況は、ごみ処理施設建設まで今後数年間継続するものと見込まれる。今年度は、電算機器リース料の増加などにより若干増額となったが、地方交付税及び臨時財政対策債が大きく増加したことにより昨年度と比較して0.8ポイントの減となっている。今後も事務事業評価による見直しを推進し経費縮減に努める。
扶助費
子ども手当、障害者福祉費等の増加に加え新型インフルエンザ接種助成費など新たな要因も発生しており、今後も増加することが見込まれる。
その他
特別会計への繰出金の増加により若干増額となったが、地方交付税及び臨時財政対策債が大きく増加したことにより昨年度と同比率であった。類似団体平均を2.9ポイント下回り減少の傾向に推移しているが、引き続き適正な財政運営に努める。
補助費等
公営企業経営健全化計画に基づく下水道事業会計補助金の減額などにより昨年度と比較して1.4ポイント減少した。しかしながら、ごみ処理施設の建設に係る一部事務組合への負担金により、今後比較的高い水準で推移することが予想される。
公債費
公債費の額は前年度並みであったが、地方交付税及び臨時財政対策債が大きく増加したことにより昨年度より1.2ポイント減少した。しかしながら、小学校耐震化対策(建替工事)などの普通建設事業が今後予定されており上昇が予想されるため、長期的な観点で引き続き適正な事業計画と起債管理に努める。
公債費以外
扶助費、物件費、その他の経費の増加により公債費以外の経費は昨年度より増加しているが、地方交付税及び臨時財政対策債が大きく増加したことにより昨年度と比較して3.2ポイント減少した。地方交付税が不安定である中、経費は今後も増加することが見込まれるため、財政を圧迫することがないよう税収の徴収率向上、経常経費の抑制に努める。
実質収支比率等に係る経年分析(2010年度)
分析欄
普通交付税及び臨時財政対策債の増額により、標準財政規模は増加傾向にある。こうした状況下において、標準財政規模に対する財政調整基金残高の比率を見ると、必要な財源を調整するために取り崩しを行う一方、将来の財源不足を補うために積み立ても行っており、一定の水準を保っている。実質収支額は、前年度以前からの収支の累積で、黒字で推移しており、比率も適正な値といえる。実質単年度収支は、平成19年度から平成21年度までの各年度において財政調整基金の取り崩しを行ったため、それぞれ赤字となっているが、その比率は翌年度の歳出規模に影響を与えるものではなく健全であるといえる。
連結実質赤字比率に係る赤字・黒字の構成分析(2010年度)
分析欄
連結実質赤字比率に関しては、すべての会計においてこれまで実質赤字又は資金不足はない。実質黒字額又は資金剰余額の標準財政規模に対する比率は、各年度とも水道事業会計が最も大きく、次いで一般会計又は下水道事業会計となっている。なお、普通交付税及び臨時財政対策債の増額により標準財政規模が増加傾向にあるため、標準財政規模比の合計は減少傾向にある。
実質公債費比率(分子)の構造(2010年度)
分析欄
平成19年度及び平成20年度の元利償還金は「特定財源の額」が控除された額であり、また、算入公債費等にもこの額が計上されていないため、これらの額は他の年度と大きく異なる。このことを加味して比較すると、元利償還金等は、債務負担行為に基づく支出、臨時財政対策債等の元利償還金の増額により増加傾向にある。また、算入公債費等は、事業費補正により基準財政需要額に算入された公債費の額の減額に伴い減少傾向にあったが、平成22年度は災害復旧費に係る基準財政需要額の増額などにより増加した。
将来負担比率(分子)の構造(2010年度)
分析欄
将来負担額のうち一般会計等に係る地方債の現在高は、臨時財政対策債などの借入額の増額により増加傾向にある。平成20年度における債務負担行為に基づく支出予定額の増加及び設立法人等の負債額等負担見込額の減少は、依頼土地の買戻しに係る債務負担行為によるものである。充当可能財源等については、おおむね同額で推移している。なお、将来負担比率の分子は、前述の理由により若干増加傾向にある。
よくある質問
このページで何が分かりますか?
長崎県長与町の2010年度の財政状況資料集、主要指標、分析コメントを確認できます。
データの出典はどこですか?
総務省の『財政状況資料集』および『統一的な基準による財務書類に関する情報』をもとに構成しています。
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