地域の概況
普通会計の構造(2024年度)
総額401億円
総額401億円
総額412億円
2026/10/21 保守対応
PHPの脆弱性に関する対応は、10月21日深夜に完了しました。
📣 2026/10/31 学会出席
2026年10月31日から11月1日まで福山市立大学 港町キャンパスで開催される第37回全国大会に、討論者として出席します。
総額401億円
総額401億円
総額412億円
令和6年度の財政力指数は0.34となったが,依然として類似団体平均を大きく下回っている。過疎・中山間地域である本市は,社会経済基盤が弱く,また人口減少・少子高齢化が進行しており自主財源が乏しい状況である。また,指数の分母である基準財政需要額のうち公債費が約5分の1を占めていることも数値を下げる原因となっている。
前年度と比較し,0.1ポイントの悪化となった。歳入面では,普通交付税の追加交付により増加したが,歳出面では,全国的な物価高騰の影響により物件費や人件費等が前年と比較し増加した。また,投資的経費の財源としている過疎対策事業債及び合併特例事業債等の地方債償還が多額である等により経常収支比率は依然高い水準にある。今後も,PDCAサイクルを意識した事業実施など効率的・効果的な財政運営に努め,経常経費の抑制・削減を図る。
類似団体内平均値を上回っている要因としては,行政面積が広く,市町村合併により維持管理を要する施設が多いことや全国的な人件費や物価高騰に伴い,一般廃棄物収集業務等の委託料が多額であること,県道の権限移譲を受け入れていることにより維持補修費が多額であることから物件費等が高くなっている。人件費は,定員管理計画による職員の削減を行ってきたが,行政面積が広大であるため類似団体内平均値を上回っている。今後も公共施設等総合管理計画に基づき公共施設の適正管理を進めていく。
行財政改革等の取組により,類似団体内平均値から0.6ポイント下回っている。引き続き,給与水準の適正化を図る。
市の面積が広大で,人口密度も小さく,支所及び直営の保育所を多く配置していることなどが,類似団体内平均値を上回っている要因と考えられる。引き続き定員管理計画に基づいた職員数の適正化を図る中で,業務量や有事の際の体制等を考慮し,行政サービスの維持・向上をめざすとともに,年齢構成の適正化を重点とした取組を行う。
前年度と比較して0.1ポイント改善し,類似団体内平均値と比較すると1.4ポイント下回っている。積極的な繰上償還等の実施や新規地方債発行額を償還元金以内に制限するなど地方債残高の削減を図っていることや,過疎対策事業債など交付税措置のある有利な起債を借入していることによるものである今後,施設の老朽化や耐震化への対応,道路・橋梁などのインフラ資産の整備更新など普通建設事業費の増加が見込まれることから,必要性や緊急性などを勘案し事業を精査し,地方債の新規発行額の抑制に努める。
近年の臨時財政対策債の借入額が減少した結果,起債残高に占める交付税措置率が下がったことにより前年度と比較して3.7ポイントの上昇となった。今後も継続して繰上償還等の実施や新規地方債発行額を償還元金以内に制限するなど地方債残高の減少を図り,財政の健全化に努める。
市の面積が広大で,人口密度も小さく,支所及び直営の保育所を多く配置していることから,類似団体と比較して職員数が多いものの,経常収支比率に占める人件費比率は類似団体内平均値を継続して下回っている。これは,これまで定員管理計画に沿った職員数の抑制を図った結果であり,今後もこの水準の維持に努める。
前年度数値と比較し0.3ポイント増加し,類似団体内平均値を2.7ポイント上回っている。これは,全国的な物価の高騰により,光熱水費や施設管理等をはじめとする委託料の増加が要因である。
前年度数値と比較し0.4ポイント増加したものの,類似団体内平均値を1.1ポイント下回っている。引き続き扶助費における資格審査等の適正化に努めるとともに各種手当等の適正事務を適正に努める。
前年度数値と比較し0.2ポイント減少し,類似団体内平均値を1.0ポイント下回っている。数値は減少傾向にあるものの,8市町村が合併したため依然として保有する施設が多いことに加え,県道の権限移譲を受け入れていることにより維持補修費が多額となっている。今後とも公共施設等総合管理計画に基づき,公共施設の適正管理を進めていく。
前年度数値と比較し1.2ポイント減少したが,類似団体内平均値を4.1ポイント上回っている。これは新庁舎建設に係る備北地区消防組合への負担金などが多額となっていることに加え,物価高騰に伴う給付事業を実施したためである。今後は,補助金等について,交付基準に基づき適正かつ公正な執行に努めるとともに,定期的に補助制度の見直しを行う。
前年度数値と比較し0.1ポイント減少したが,類似団体内平均値を3.1ポイント上回っている。これは,ハード事業やソフト事業で借り入れた過疎対策事業債や合併特例事業債の償還額が多額となっていることが要因である。今後も大規模事業の影響により高水準が見込まれるが,地方債の新規発行額を抑制するとともに,繰上償還を実施し,地方債残高の削減に努める。
前年度数値と比較し0.2ポイント増加し,類似団体内平均値を0.7ポイント上回っている。電気料金等の高騰等に伴う,施設管理に係る委託料をはじめとする物件費等は増加しているため,今後とも事務事業の見直しを行うとともに,歳入確保と経費節減に努める。
市町村合併により行政面積が778.18㎢と広大となり,人口減少が進行していることから多くの項目において住民一人当たりのコストが類似団体内平均値と比較し多額となっている。労働費は,労働者に対する金融対策としての金融機関預託金が170百万円と多額であることが類似団体内平均値と比較し大きく上回っている要因である。農林水産業費が類似団体内平均値と比較し上回っているのは,本市の基幹産業の一つである農林業強化のため個人や団体への補助事業が多いことが主な要因である。土木費が類似団体内平均値と比較し上回っているのは,行政面積が広大であることから市道面積が広いことや県道の権限移譲を積極的に受け入れていることにより普通建設事業費及び維持補修費が多額となっていることが要因である。消防費は消防新庁舎の建設に伴う備北地区消防組合への負担金の増加により,類似団体平均値と比較し多額となっている。教育費は学校整備事業により,類似団体平均値を大きく上回っている。公債費は,ハード事業やソフト事業の財源として借り入れた過疎対策事業債や緊急自然災害防止対策事業債などの地方債償還が多額となっていることが類似団体内平均値を上回っている要因である。
類似団体内順位1位/ 46団体
類似団体内順位1位/ 46団体
類似団体内順位1位/ 46団体
類似団体内順位7位/ 46団体
類似団体内順位17位/ 46団体
類似団体内順位4位/ 46団体
類似団体内順位11位/ 46団体
類似団体内順位1位/ 46団体
類似団体内順位7位/ 46団体
類似団体内順位22位/ 46団体
類似団体内順位11位/ 46団体
類似団体内順位12位/ 46団体
類似団体内順位6位/ 46団体
類似団体内順位2位/ 46団体
市町村合併により行政面積が778.18㎢と広大となり,人口減少が進行していることから多くの項目において住民一人当たりのコストが類似団体内平均値と比較し多額となっている。物件費については,全国的な物価高騰により,一般廃棄物収集業務等の事務事業の委託料などの高騰が続いており,依然として類似団体内平均値と比較し多額となっている。維持補修費については,市町村合併により保有する公共施設数が多いことや県道の権限移譲を受け入れていることから維持管理の費用が多額となっている。補助費等については,物価高騰に伴う補助事業により増加している。投資的経費については,普通建設事業費において学校給食調理場整備事業や学校整備事業などの完成に伴い前年度と比較すると減少しているが,老朽化による大型施設整備事業等により類似団体と比較し依然として多額となっている。公債費については,ハード事業やソフト事業の財源として借り入れた過疎対策事業債や緊急自然災害防止対策事業債などにより,地方債償還が多額となっている。
類似団体内順位8位/ 46団体
類似団体内順位3位/ 46団体
類似団体内順位11位/ 46団体
類似団体内順位24位/ 46団体
類似団体内順位9位/ 46団体
類似団体内順位10位/ 46団体
類似団体内順位1位/ 46団体
類似団体内順位12位/ 46団体
類似団体内順位11位/ 46団体
類似団体内順位18位/ 46団体
類似団体内順位2位/ 46団体
類似団体内順位12位/ 46団体
類似団体内順位5位/ 46団体
類似団体内順位30位/ 46団体
類似団体内順位1位/ 46団体
実質収支は,前年度に比べ78百万減少し,標準財政規模に占める割合は0.38ポイント減少したものの,毎年一貫して黒字を確保している状況である。令和6年度の財政調整基金残高は,積立を行ったことから増加し,標準財政規模に占める割合では0.27ポイント増加した。今後とも,適切な財源の確保と歳出の精査により,健全な行財政運営に努めていく。
連結実質赤字比率の算定に係る全ての会計の実質収支額は黒字となっている。病院事業会計の実質収支については黒字となっているが,経常損益が赤字となったため,黒字額が減額となっている。一般会計の実質収支については,令和2年度から普通交付税が一本算定となったことや人口減少により,歳入の大きな増加が見込めない状況であり,今後も前記理由により歳入が減少することを踏まえ,資金不足を起こさないよう一定の基金を常に保つとともに,歳出削減と歳入確保の対策を推進する必要がある。また,一般会計からの繰出の多い特別会計においては,経営改善に努めていく。
元利償還金については,令和2年度に借入の過疎対策事業債などの大型事業の償還が開始したことにより増加したが,新規地方債発行額を償還元金以内に制限していることや,積極的な繰上償還を実施しているため,令和6年度については大幅な増加については抑制している。公営企業債の元利償還金に対する繰入金は病院事業会計への地方債分を財源とした繰出金が減少したことにより減少している。算入公債費等については減少傾向であるが,過疎対策事業債や合併特例事業債など交付税算入率の高い有利な地方債を活用しているため高い数値となっている。今後も必要性や緊急性などを勘案のうえ,事業を精査し,地方債の新規発行額の抑制に努める。
ここに入力
将来負担額については,繰上償還等により一般会計等に係る地方債の現在高が減少していることや,退職手当対象職員数の減等による退職手当負担見込額が減少していることから,前年度と比較し減少した。今後も新規発行地方債の抑制や交付税算入等の財政運営に有利な地方債の借入に努めるとともに,充当可能財源を確保することで比率の低下を図る。
(増減理由)過疎地域持続的発展基金などの増加したが,前年度より取り崩しが増加したため基金全体としては7百万円増加となった。(今後の方針)必要な事業を精査し効果的かつ積極的な基金活用を行う。
(増減理由)令和6年度は取り崩しは行わず,利子等の積立により増加した。(今後の方針)・決算状況を踏まえ,可能な範囲で積立てる。・人口減少による歳入の減少や不測の事態に備えるため,積立を行うとともに,財源調整として必要に応じて取り崩す。
(増減理由)・繰上償還の財源として45百万円取り崩したが,普通交付税の追加交付314百万円のうち令和7年度,令和8年度臨時財政対策債償還分として交付された117百万円を積み立てたため増加した。(今後の方針)・決算状況を踏まえ,可能な範囲で積み立てる。・地方債の繰上償還財源とするため取り崩す。
(基金の使途)・地域振興基金:市民の連帯の強化と地域振興のための事業の費用に充てるため。・過疎地域持続的発展基金:過疎地域持続的発展計画に基づく事業を実施し,集落の維持及び活性化その他の住民が将来にわたり安全に安心して暮らすことのできる地域社会の実現を図るため。・ブロードバンドひかり基金:三次市ケーブルテレビ施設の地域情報通信基盤としての施設機能の維持向上と適正な管理運営の財源に充てるため。(増減理由)・過疎地域持続的発展基金:取り崩しは行わず,過疎対策事業債(ソフト)を273百万円積み立てたことにより増加。・ブロードバンドひかり基金:CATV賃借料や三次ケーブルビジョン出資配当金など114百万円を積み立てたことにより増加。・地域福祉基金:三次市社会福祉協議会補助金等への充当のため,28百万円取り崩したことにより減少(今後の方針)・過疎地域持続的発展基金:令和7年度に過疎地域持続的発展計画に基づく事業の財源として708百万円を充当予定。・地域福祉基金:地域における高齢者保健福祉活動等の促進等地域福祉の推進を図るための事業の財源として15百万円を充当予定。
有形固定資産減価償却率は,インフラ資産のうち工作物の固定資産減価償却率が高いことが影響している。令和5年度は前年度末と比較して道路や橋りょうなどのインフラ資産の減価償却率が増加しているため,固定資産減価償却率は0.7ポイント増加している。施設全体をみると類似団体と比較して大きく老朽化が進んでいるわけではないが,公共施設等総合管理計画や個別施設計画に基づき,老朽化した施設について,点検・診断や計画的な予防保全による長寿命化を進めていくなど,老朽化対策に努める必要がある。
類似団体内順位30位/ 45団体
分子の将来負担額は,繰上償還等により一般会計等に係る地方債の現在高の増加を抑制していることや公営企業債等繰入見込額が減少していることにより減少しているが,一部事務組合等の起こした地方債に充てたと認められる繰入金の増加による影響で,前年度と比較して分母が減少している。これらにより前年度と比較し,数値は悪化し,依然として地方債残高は類似団体と比較すると大きく上回っており,今後も引き続き事業を精査し,地方債の新規発行額の抑制に努める必要がある。
類似団体内順位41位/ 46団体
将来負担比率と有形固定資産減価償却率は,類似団体と比べて高い水準にある。地方債残高が多いことや充当可能財源が減少していることに加え,本市は8市町村が合併したことに伴い機能の重複した施設も多く,長寿命化や更新整備に多額の費用が生じるためその整理が追い付いていないことが類似団体よりも率が高くなっている要因である。今後は人口減少や施設維持コスト増加に対応するため,公共施設等総合管理計画に基づき適正な資産規模を目指し,新規整備の抑制や施設の廃止・集約化・複合化など資産保有量の減少に取り組むとともに地方債残高の減少に取り組む必要がある。
実質公債費比率は類似団体と比較して低いものの,将来負担比率は高くなっている。実質公債費比率は,新規地方債発行額を地方債の償還元金以内に制限するなど地方債の残高削減を行っていることや,過疎債など交付税措置のある有利な起債を借入しているものの,過年度に借り入れた地方債の償還が開始したことにより,前年度と比較し増加している。将来負担比率は増加したが,毎年繰上償還をすることで健全性は維持をしている。
類似団体と比較して特に有形固定資産減価償却率が高い施設は,公営住宅であり,耐用年限を経過した住宅や,改修時期を迎えている住宅が多いことにより償却率が高くなっている。一人当たり面積については,類似団体と比較してほとんどの施設において高い数値となっている。本市は8市町村が合併したことに伴い機能の重複した施設が依然として多く,人口規模と比較して多くの公共施設が配置され,類似団体よりも資産保有量が多くなっていることが要因である。また,令和5年度は前年度末と比較して道路等の整備に伴う資産の増加と人口減少の影響により,住民一人当たりの資産は増加傾向となっている。資産保有量が多い場合,住民へのサービスは十分に行えていると言えるが,その反面,施設の維持管理や更新等にコストがかかり,結果として財政状態を圧迫する要因となりえる。今後は人口減少や施設維持コスト増加に対応するため,公共施設等総合管理計画に基づき適正な資産規模を目指し,新規整備の抑制や施設の廃止・集約化・複合化など資産保有量の減少に取り組む必要がある。
類似団体内順位34位/ 45団体
類似団体内順位26位/ 45団体
類似団体内順位31位/ 45団体
類似団体内順位18位/ 41団体
類似団体内順位31位/ 45団体
類似団体内順位25位/ 28団体
類似団体と比較して特に有形固定資産減価償却率が高い施設は,体育館・プールであり,プールについては,約90%が耐用年限を経過しており,体育館については昭和60年前後に建築された施設が多いことから特に償却率が高くなっている。また,類似団体と比較し低い施設である市民会館は,平成26年度に建設した三次市民ホールが比較的新しいため償却率が低くなっている。一人当たり面積については,類似団体と比較してほとんどの施設において高い数値となっている。本市は8市町村が合併したことに伴い機能の重複した施設が依然として多く,人口規模の割には多くの公共施設が配置され,類似団体よりも資産保有量が多くなっていることが要因である。また,令和5年度は前年度末と比較して施設の長寿命化に伴う資産の増加と人口減少の影響により,住民一人当たりの資産はさらに増加している。資産保有量が多い場合,住民へのサービスは十分に行えていると言えるが,その反面,施設の維持管理や更新等にコストがかかり,結果として財政状態を圧迫する要因となりえる。今後は人口減少や施設維持コスト増加に対応するため,公共施設等総合管理計画に基づき適正な資産規模を目指し,新規整備の抑制や施設の廃止・集約化・複合化など資産保有量の減少に取り組む必要がある。
類似団体内順位11位/ 44団体
類似団体内順位41位/ 45団体
類似団体内順位18位/ 42団体
類似団体内順位6位/ 40団体
類似団体内順位30位/ 42団体
類似団体内順位29位/ 42団体
類似団体内順位25位/ 43団体
類似団体内順位22位/ 45団体
一般会計等は、資産総額が前年度末から1,285百万円減少(△0.8%)し155,470百万円となった。主な要因は、期末一時借入金残高の減少により、流動資産の現金預金が減少したためである。負債総額は前年度末から1,853百万円減少(△3.3%)し55,125百万円となった。金額の変動が最も大きいものは流動負債のその他であり、期末一時借入金残高の減少などにより1,021百万円減少した。資産総額のうち有形固定資産の割合が76.3%となっており、これらの資産は将来の維持管理・更新等の支出を伴うものであることから、公共施設等総合管理計画に基づき、施設の集約化・複合化を進めるなど公共施設等の適正管理に努める必要がある。全体会計では、資産総額は前年度末から2,662百万円減少(△1.3%)し197,672百万円となった。主な要因は、病院事業会計の現金預金と未収金が減少したためである。負債総額は前年度末から2,305百万円減少(△2.5%)し91,709百万円となった。主な要因は、一般会計等と同様に流動負債のその他が減少したためである。連結会計では、資産総額は前年度末から2,167百万円減少(△1.0%)し221,193百万円となった。主な要因は、全体会計と同様に現金預金が減少したためである。負債総額は前年度末から2,174百万円減少(△1.9%)110,714百万円となった。主な要因は、一般会計等と同様に流動負債のその他が減少したためである。
一般会計等は、純行政コストが前年度と比較し562百万円増加(+1.8%)し32,582百万円となった。主な要因は、人件費や物件費等が増加したためである。また、純経常行政コストは前年度と比較し768百万円増加(+2.5%)した。純行政コストのうち物件費等が12,447百万円で38.2%を占めており、次いで補助金等が8,082百万円で24.8%を占めている。今後も人口減少が見込まれるため、「選択と集中」による事業の見直しや、公共施設等総合管理計画に基づき、施設の集約化・複合化を進め施設の維持・更新費用の抑制に努める必要がある。全体会計は、純経常行政コストが前年度と比較し1,456百万円増加(+3.4%)し44,256百万円となった。主な要因は、病院事業会計の使用料及び手数料(入院収益・外来収益等)が減少したためである。連結会計は、純経常行政コストが前年度と比較し986百万円増加(+1.9%)し52,007百万円となった。主な要因は、一般会計等と同様に人件費や減価償却費の増加、全体会計と同様に使用料及び手数料が減少したためである。
一般会計等は、税収等の財源33,229百万円が純行政コスト32,582百万円を上回ったことから、本年度差額は647百万円となり前年度と比較し780百万円の減少(△54.7%)となった。主な要因は、マイナス要因となる純行政コストが増加したためである。本年度純資産変動額は567百万円で前年度と比較し1,186百万円の増加(+191.6%)となった。主な要因は、令和5年度に水道事業会計が広島県水道広域連合企業団へ移行したことによる当該団体への出資金の調整額があったためである。全体会計は、税収等の財源44,672百万円が純行政コスト44,950百万円を下回ったことから、本年度差額は△278百万円となり、般会計等と同様の要因により、前年度と比較し1,606百万円の減少(△120.9%)となった。本年度純資産変動額は△358百万円となり、一般会計等と同様の要因により、前年度と比較し1,155百万円の増加(+76.3%)となった。連結会計は、税収等の財源52,832百万円が純行政コスト52,732百万円を上回ったことから、本年度差額は99百万円となり、一般会計等と同様の要因により、前年度と比較し1,212百万円の減少(△92.4%)となった。本年度純資産変動額は8百万円となり、純資産残高は110,479百万円となった。
一般会計等では、物件費等支出が前年度と比べ475百万円増加(+6.4%)したことや人件費支出が350百万円増加(+6.5%)したことなどから、業務活動収支は5,006百万円(前年度比△149百万円)となった。経常的な活動に係る支出は税収等収入などの業務収入で賄えている。投資活動収支は、公共施設等整備費支出が減少したことなどから、4,148百万円(前年度比+1,482百万円)となった。財務活動収支は、地方債発行収入の減少により地方債発行収入が地方債償還支出を下回ったことから、△863百万円(前年度比△890百万円)となった。結果として本年度末資金残高は前年度末から5百万円減少(△0.4%)し1,137百万円となった。全体会計では、業務活動収支は4,615百万円(前年度比△331百万円)となった。投資活動収支は△4,445百万円(前年度比+2,268百万円)となった。財務活動収支は、地方債等発行収入が減少したことなどから△1,141百万円(前年度比△626百万円)となっており結果として本年度末資金残高は前年度から971百万円減少(△23.5%)し、3,163百万円となった。
住民一人当たり資産額は、令和5年度においても類似団体平均を大きく上回っている。その要因としては、本市は8市町村が合併したことに伴い機能の重複した施設も多く、人口規模の割には多くの公共施設が配置され、類似団体よりも資産保有量が多くなっているからである。前年と比較すると資産合計が減少した割合(△0.8%)よりも人口が減少した割合(△1.8%)が大きく、住民一人当たり資産額は増加している。資産保有量が多い場合、住民へのサービスは十分に行えていると言えるが、その反面、施設の維持管理や更新等にコストがかかり、結果として財政状態を圧迫する要因となりえる。今後も人口減少や施設維持コストに対応するため、適正な資産規模を目指し、新規整備の抑制や施設の廃止・集約化・複合化など公共施設等総合管理計画に基づき資産保有量の減少に取り組む必要がある。歳入額対資産比率は、令和5年度では歳入額が増加し、資産合計が減少したため、歳入額対資産比率は前年度に比べ減少したが、依然として、類似団体平均を回っている。令和6年度については地方債発行収入の減少などにより歳入額が減少したため、歳入額対資産比率は前年度に比べ増加している。歳入額対資産比率は平均的な水準であるが、合理的かつ住民の納得のいく「選択と集中」により資産更新を行い、資産額の適正化を図る必要がある。有形固定資産減価償却率は、インフラ資産のうち工作物の固定資産減価償却率が高いことが影響している。令和6年度は前年度末と比較して道路や橋りょうなどのインフラ資産の減価償却率が増加しているため、固定資産減価償却率は0.6ポイント増加している。施設全体をみると類似団体と比較して大きく老朽化が進んでいるわけではないが、公共施設等総合管理計画や個別施設計画に基づき、老朽化した施設について、点検・診断や計画的な予防保全による長寿命化を進めていくなど、老朽化対策に努める必要がある。
純資産比率は、令和5年度においても類似団体平均を下回っているが、これは市町村合併に伴って類似団体より行政面積が広いため公共施設が多く、その更新や整備などの財源として地方債を発行していることや、ソフト事業への財源としても地方債を発行しているためである。令和6年度は前年度と比較し増加しているが、類似団体と比較すると純資産の割合は依然低く、負債(地方債)に依存した財政構造といえる。将来世代負担比率は、地方債残高が多いため、令和5年度において類似団体平均を大きく上回っている。令和6年度は地方債借入額が償還額を上回ったため前年度と比較して地方債残高が増加している。将来世代負担比率が高いことは将来世代への負担が高く、健全な運営ができていないことを示しているため、新規に発行する地方債を抑制し、繰上償還を行うなど地方債残高を圧縮し、将来世代の負担の減少に努める必要がある。ただし、負債の大半を占めているのは、交付税算入率の高い過疎対策事業債や合併特例事業債であり、将来の普通交付税の算定基礎である基準財政需要額に算入される見込みである。
住民一人当たり行政コストは、令和5年度において類似団体を大きく上回っている。特に、純行政コストのうち4割を占める物件費等が類似団体と比較すると高く、住民一人当たり行政コストが高くなる要因となっていると考えられる。また、人口が減少し、純行政コストが増加したため、住民一人当たり行政コストは増加している。人口の減少に伴い、適正な資産規模を目指し、新規整備の抑制や施設の廃止・集約化・複合化など公共施設等総合管理計画に基づき資産保有量の減少に取り組むことで施設維持費や減価償却費を減少させるとともに、物件費等の低減や行政サービスの「選択と集中」を図ることで行政コストの減少に努める必要がある。
住民一人当たり負債額は、地方債残高が多いため、令和5年度においても類似団体を大きく上回っている。また、令和6年度は前年度と比較して人口が減少した割合(△1.8%)よりも負債合計が減少した割合(△3.3%)が大きく、住民一人当たり負債額は減少している。負債の大半を占めているのは、交付税算入率の高い過疎対策事業債や合併特例事業債と地方交付税の不足を補うために特例的に発行している臨時財政対策債であるが、今後も必要性や緊急性などを勘案し事業を精査し、地方債の新規発行額の抑制に努める必要がある。業務・投資活動収支は、令和5年度においては、類似団体と比較すると下回っている。令和6年度は業務活動収支の黒字分が投資活動収支の赤字部分を上回ったため、999百万円の黒字となっており、前年度と比較して、業務・投資活動収支は977百万円増加(+4,440.9%)している。その主な要因は、公共施設等整備費支出の減少などにより、投資活動収支が増加(+20.9%)したためである。今後、人口減少などの影響による税収等の減収に伴い、業務活動収支の減少が見込まれることから、必要な事業を峻別し公共施設等整備費支出の抑制に努める必要がある。
受益者負担比率は、令和5年度においては類似団体平均と比べ下回っている。令和6年度は前年度と比較すると増加している。主な要因は、雑入(新型コロナ定期接種ワクチン確保事業助成金など)の増加などによる経常収益(その他)の増加である。今後も公共施設等の利用率の向上を図るとともに、公共施設等の使用料の見直しを行うなど、受益者負担の適正化に努める必要がある。ま公共施設等総合管理計画に基づき、老朽化した施設の廃止・集約化・複合化や長寿命化を行うことにより、経常費用の削減に努める必要がある。
広島県三次市の2024年度の財政状況資料集、主要指標、分析コメントを確認できます。
総務省の『財政状況資料集』および『統一的な基準による財務書類に関する情報』をもとに構成しています。
ページ上部の関連リンクから、この自治体に紐づく地方公営企業ページへ移動できます。