地方財政ダッシュボード

静岡県菊川市の財政状況(2010年度)

収録データの年度

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共有

地域の概況

人口の推移
歳入・歳出・形式収支の推移

普通会計の構造(2010年度)

目的別歳出
性質別歳出
歳入の内訳

財政比較分析表(2010年度)

財政力

恵まれた交通条件を活かした工業団地への企業誘致、土地区画整理事業による商業地集積などが進んだ結果、類似団体平均を上回る税収があるため、0.76となっているが、平成22年度は景気悪化に伴う税収減の影響により、基準財政収入額が大幅に減収算定(市民税:21年度比-391百万円)となったため、財政力指数は2年連続で下降した。法人市民税収入は回復基調にあるが、個人市民税収入については、回復を見込むのが難しい状況にあるため、新たな企業誘致などの取り組みを通じて財政基盤の強化に努めていく。

財政力指数

財政構造の弾力性

職員数の見直しによる人件費の削減や市債の繰上償還による公債費の削減を進める一方、合併算定替による普通交付税交付額の確保、臨時財政対策債の借入額を21年度比+203百万円としたことなどにより、経常一般財源収入が21年度比+328百万の増となり、類似団体平均を上回る79.5%となった。21年度、22年度と改善が続いてきたが、今後は、扶助費や特別会計への繰出金、公債費の負担増が見込まれ、臨時財政対策債は公債費負担適正化計画に基づき借入額を抑制していくことから、経常収支比率は上昇していくことが見込まれる。新たな企業誘致の取り組みなどにより税収の増を図るとともに、行政評価による事務事業全般の経費見直しにより、経常的経費の削減に努めていく。

経常収支比率

人件費・物件費等の状況

前年度と比較して増加しているのは、人口が21年度:45,522人から22年度:45,302人へと220人減少した影響によるものであり、決算額額自体は15,714千円の減となっている。類似団体平均と比較して低い数値なっているのは、ゴミ処理、し尿処理、火葬場等の業務を一部事務組合で行っていることが挙げられる。一部事務組合の人件費・物件費等に充てる負担金や下水道事業会計への人件費・物件費等に充てる繰出金といった費用を合計した場合、人口1人当たりの金額は大幅に増加することとなる。今後はこれらも含めた経費について、抑制していく必要がある。

人口1人当たり人件費・物件費等決算額

給与水準(国との比較)

職員構成(経験年数階層)の変動等により上昇しており、近年は類似団体平均を上回っているが、全国市平均や県内市平均(99.9)は下回っている。今後も指数が上昇し、全国市平均や県内市平均と比較しても高い水準になった場合には指数を抑制、低下させる施策を検討する。

ラスパイレス指数

定員管理の状況

第2次定員適正化計画に基づき、①民間委託や指定管理者制度の推進、②事務事業の改善、効率化、③組織機構の見直し、④人材の育成等を行い、計画値となるよう職員数の合理化を進めており、類似団体平均を下回る人数となっている。今後も、第2次定員適正化計画に定める目標職員数に向けて積極的に合理化を進め、併せて「権限移譲による業務の増」や「障害者雇用」にも適切に対応していくこととし、適切な定員管理に努めていく。

人口1,000人当たり職員数

公債費負担の状況

全国市町村、類似団体及び静岡県内市町村の平均を上回り、17.8%と静岡県内で2番目に高い数値となっているが、市債の借入に県知事の許可を要する18%を下回った。これは、公債費負担適正化計画により実施してきた施策の効果である。実質公債費比率については、一般会計の市債返済額に加え、病院会計や下水道事業会計等への公債費に係る繰出金、牧之原畑総事業への補助金に要する金額が大きく、比率を押し上げる要因となっている。公債費負担適正化計画を継続して実施し、債務負担行為を設定している債務の繰上償還を実施することや、毎年の借入額を17億円以内に抑えることにより公債費の削減に努めていく。

実質公債費比率

将来負担の状況

将来負担額について、平成19年度から平成22年度に繰上償還を実施したことや、公債費に準ずる債務負担行為に設定されている債務の繰上償還を実施したことで現在高が減少したため、113.6%と前年度に比べ24.3%改善している。しかし、全国平均、類似団体平均及び静岡県内市町村平均を上回り、いっそうの改善が必要な水準にあることから、今後における改善策として、債務負担行為を設定している債務の繰上償還を実施することや、毎年の借入額を償還元金額より借りないことにより、それらの現在高を圧縮をし、将来負担比率が前年度を上回らないよう債務削減に取り組んでいく。

将来負担比率

経常経費分析表(経常収支比率の分析)(2010年度)

人件費

類似団体平均と比較すると経常収支比率が下回っている要因としては、ゴミ処理やし尿処理などの業務を一部事務組合で行っていること、普通建設事業費総額と相関関係にある事業費支弁人件費の額が大きくなっていること、文化会館等の運営を指定管理者に委託していることなどが挙げられる。一方で、組織の合理化や退職者不補充により、職員数の減(22年度は7人)による人件費の削減にも取り組んできており、当該削減の効果も類似団体平均より低い要因の一つとなっている。

経常収支比率(人件費)

物件費

物件費に係る経常収支比率が高くなっているのは、菊川市集中改革プランに基づき、業務の民間委託(指定管理者制度の導入)を推進し、職員人件費等から委託料(物件費)へのシフトが起きているためである。このことは、物件費が上昇しているのに対し、人件費が低下傾向にあるという比率の推移にも現れている。具体的には、文化会館や市営保養センター小菊荘などの管理であり、現在も順次民間委託化を進めているところである。

経常収支比率(物件費)

扶助費

扶助費に係る経常収支比率が類似団体平均を上回っている要因としては、旧菊川町地区の公立幼稚園設置数が1箇所しかなく、保育園を利用する児童数が多いため、児童福祉費に係る扶助費の額が多額となっていることが挙げられる。22年度は保育所入所児童数や児童扶養手当受給者数が増となったことなどにより、前年度よりも上昇している。

経常収支比率(扶助費)

その他

その他に係る経常収支比率が類似団体平均を下回っているのは、高齢化率が低いため、国民健康保険事業会計や後期高齢者医療特別会計、介護保険事業特別会計への繰出額が少ないことや、国民健康保険事業会計への基準外繰出額が少ないことなどが挙げられる。しかし、これら特別会計への繰出額は、増加傾向にあることから、医療費削減のための予防事業に取り組むとともに、国民健康保険事業会計においては、国民健康保険税の適正化を図るなどして、普通会計の負担額を減らしていくよう努めていく。

経常収支比率(その他)

補助費等

補助費等に係る経常収支比率が類似団体平均を上回っているのは、民生、衛生などの分野において加入する一部事務組合への負担金や病院事業会計への繰出金が多額になっているためであり、類似団体平均を2.2ポイント上回っている。病院事業の健全化に取り組むとともに、各種補助金については、菊川市集中改革プランによる取組みを通じて見直しを行い、適正化を図っていく。

経常収支比率(補助費等)

公債費

公債費負担適正化計画に基づき、19年度から21年度にかけて10億1,313万1千円の繰上償還を実施するともに、市債の借入額を返済元金以内に抑えるなどした結果、22年度は類似団体平均を3.3ポイント下回っている。22年度も1億2,596万3千円の繰上償還を実施するとともに、市債の借入額を返済元金以内に抑制した。今後は、合併特例債の活用期限である平成26年度に向けて、合併特例債の借入額の増加が見込まれるが、臨時財政対策債の借入額を抑制するなどして、市債の借入額を抑制し、公債費負担の適正化を図っていく。

経常収支比率(公債費)

公債費以外

公債費以外に係る経常収支比率が類似団体平均を下回っているのは、国民健康保険事業会計等への繰出額が少ないことにより「その他」の比率が3.8ポイント下回っていることによるものである。人件費の比率は、3.1ポイント下回っているが、その分が指定管理委託料や一部事務組合負担金に振り替わって、物件費(+0.9ポイント)や補助費等(+2.2ポイント)の数値を押し上げているため、トータルではプラスマイナス0となっている。

経常収支比率(公債費以外)

実質収支比率等に係る経年分析(2010年度)

分析欄

18年度から22年度にかけて、税収や地方交付税の伸び等により標準財政規模の拡大が続いたため、21年度を除き19億円台半ばを推移した財政調整金残高の比率は減少傾向となっている。一方、実質収支額の比率は、特別交付税の予算計上額を抑えていた18年度、法人市民税の予算額を超える収入が多かった19年度は6~7%台となったが、20年度以降は5%前後を推移している。実質単年度収支は、税収及び普通交付税交付額が前年度よりも大幅に伸びた20年度、臨時財政対策債借入額の大きかった22年度は黒字幅が大きかった一方、景気後退の影響により税収が大幅減となり、財政調整基金の取崩し額が大きかった21年度は赤字幅が大きなものとなった。今後は、活用期限の平成26年度を控え、合併特例債の借入額が増加傾向となるため、公債費負担の適正化を図るための臨時財政対策債借入額抑制が必要となることが見込まれる。これに伴い、財政調整基金の活用額も大きくなることが見込まれるが、20億円程度の残高を確保できるよう財政運営に努めていく。

実質収支額・比率,財政調整基金残高

連結実質赤字比率に係る赤字・黒字の構成分析(2010年度)

分析欄

全ての会計において赤字額は計上されていないが、黒字額の比率は年々減少傾向にある。19年度から22年度にかけて標準財政規模の拡大が続いており、各会計の黒字額の規模が同程度であった場合には、比率は下落傾向となることが要因の一つである。病院事業会計における黒字額の比率の減少幅が大きなものとなっている。これは、19年度から20年度にかけて一般会計からの繰入れを一部留保したこと、21年度においては42,175千円の繰上償還を実施したこと、22年度においては病棟の改修により4ヶ月間の一部閉鎖を行ったことなどの一時的な要因のほか、内科受診制限により、外来及び入院患者数が減少したしたことにより収益の減少が生じていることによるものである。水道事業会計においては、19年度に86,307千円(借換え分を除く)、20年度に4,526千円(借換え分を除く)の繰上償還を実施したことが黒字額が下落している要因の一つである。老人保健特別会計と保養センター「小菊荘」特別会計は、平成21年度をもって廃止となっている。病院事業会計は、厳しい経営状況が続いているが、経費の削減と診療単価のアップにより収益の改善を図り、黒字額の確保を図っていく。

連結実質収支(連結実質赤字比率)

実質公債費比率(分子)の構造(2010年度)

分析欄

算入公債費等の額が大きく増えている。これは、交付税の需要額に算入される公債費において、平成16年度合併以降の合併特例債で借入れた事業の元金分の算入が始まったことによる。元利償還金においても、公債費負担適正化計画で実施した繰上償還の効果により上昇が抑えられている。公営企業債の元利償還金に対する繰入金については、年々上昇傾向にあり、病院や下水道事業への繰入金が多くなってきている。

実質公債費比率,公債費等

将来負担比率(分子)の構造(2010年度)

分析欄

一般会計に係る地方債の現在高及び債務負担行為に基づく支出予定額については、公債費負担適正化計画の実施により、市債抑制や繰上償還により減少傾向である。充当可能財源等の基準財政需要額算入見込額について、平成16年度合併より借入れた合併特例債の交付税算入や臨時財政対策債の算入が多くあることにより増加傾向にある。

将来負担比率

よくある質問

このページで何が分かりますか?

静岡県菊川市の2010年度の財政状況資料集、主要指標、分析コメントを確認できます。

データの出典はどこですか?

総務省の『財政状況資料集』および『統一的な基準による財務書類に関する情報』をもとに構成しています。

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