地方財政ダッシュボード

秋田県八峰町の財政状況(2010年度)

収録データの年度

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共有

地域の概況

人口の推移
歳入・歳出・形式収支の推移

普通会計の構造(2010年度)

目的別歳出
性質別歳出
歳入の内訳

財政比較分析表(2010年度)

財政力

財政力指数は前年度比-0.01の0.18となったが、これは町税収入の落ち込みによるものである。デフレに象徴される企業業績の低迷が雇用環境の悪化を招いたことによる給与所得減と、町の主要産業である水稲部門で米価の大幅な値下がりがあったことによる。今後も周辺雇用環境の大幅な改善が見込めないことから人口流失が続き、財政力指数は下がっていく見込みとなっているが、町税の適正課税と滞納分の徴収に努力して歯止めをかける。

財政力指数

財政構造の弾力性

起債抑制による公債費支出の減及び職員数減による人件費支出の減等に加え、前年度借入を一部見送っていた臨時財政対策債を借入限度額まで起債したことにより-8.0と大幅な減となった。今後も定員管理適正化計画による職員数の減や物件費の縮減などの行財政改革は進められていくが、震災関連の防災無線等の大型起債事業が控えていることから、後年度公債費支出が膨らむ見込みであり、臨時財政対策債の借入有無にもよるが、同比率は80.0前後を推移する見込みとなっているが、経常経費縮減に努め同比率の上昇を可能な限り抑制する。

経常収支比率

人件費・物件費等の状況

人件費については新町誕生から5分の1採用を完全実施してきており、平成21年度末で5名退職、平成22年度1名採用となったことから減となり、物件費については、補助事業である地域活性化交付金事業の縮減もあって前年度より-10,112円/人となっている。このように補助事業の採択によって大きく増えることもあり予測は不可能であるが、物件費及び人件費の経常的なものについて引き続き縮減努力する。

人口1人当たり人件費・物件費等決算額

給与水準(国との比較)

平成17年度の町村合併から3ケ年は類似団体平均を上回っていたが、定員管理適正化計画のもと5分の1採用を実施してきた結果平成20年度から下回り、平成22年度では-1.3ポイントとなっている。職員の年代別構成は40代以上の給与水準が比較的高い職員が全体の64%を占めているにもかかわらず、類似団体より低く93.6%ととなっている。今後は国の基準における数値の変化にもよるが今後も横ばいか若干の上昇が予想される。適正な給与水準を保てるよう努力していきたい。

ラスパイレス指数

定員管理の状況

定員管理適正化計画や集中改革プランといった行財政改革を実施してきており、合併時より13名の減となったが、人口も5年間で787人減となったため、平成18年度に比し-0.36人/千人に留まっている。今後も定員管理適正化計画により5分の1採用により職員数の減は続いていくが、人口も減っていくことから大幅な減は見込めないが、引き続き定員管理適正化計画の着実な推進により定員の適正化に努めることにしている。

人口1,000人当たり職員数

公債費負担の状況

平成18年度20.1をピークに年々減少を続け、平成22年度では13.3となった。これは起債償還額に対する交付税算入額が上昇してきたためであり、臨時財政対策債、過疎対策事業債、合併特例債などで75%を占め、今後もこの割合が上昇していく見込みとなっていることや、下水道建設事業が終了したことから、交付税の合併算定替終了までは実質公債比率は低下していく見込みとなっている。今後は合併算定替の終了を見据え起債の抑制に努めて比率の上昇を抑制していく。

実質公債費比率

将来負担の状況

平成20年度108.8をピークに年々減少を続け、平成22年度では61.7となった。これは平成19年度から平成21年度にかけて実施した公的資金の補償金免除繰上償還等による公債費圧縮と下水道建設事業終了による繰入見込額の減によるもの、また財政調整基金等の充当可能基金の積み増しによるところが大きい。今後起債等将来負担額の抑制を図り、基金造成も進めていくことから将来負担比率は減っていく。

将来負担比率

経常経費分析表(経常収支比率の分析)(2010年度)

人件費

合併時の平成17年度は、類似団体より2.8%高い30.7%となっていたが、定員管理適正化計画に基づき職員採用を5減1増としてきた結果、平成22年度では類似団体を1.4ポイント下回る結果となった。今後も計画どおり定員削減が推し進められるが、共済費等の掛金率改定による上昇が予想されることや下水道事業が終了したことにより公営企業会計からの職員増が見込まれることから、平成23年度では若干の上昇が予想されるが、その後は減少に転じていく見込みとなっていて、引き続き定員適正化計画の着実な推進に努める。

経常収支比率(人件費)

物件費

合併時から物件費の経常収支比率は類似団体を下回っていたが、平成22年度で0.3ポイント上回る結果となった。これは職員減に対応するため臨時職員賃金の増、また電算システム導入拡充に伴う保守委託料等の増、また検診科目拡充や受診率向上による健康診査委託料等の伸びが主要因となっている。今後も職員削減が続いていくことから臨時職員の採用は増えるものと見込まれ、物件費は上昇していくものと見込まれている。

経常収支比率(物件費)

扶助費

合併時から3.3%~3.6%の間を推移してきているが、今後、自立支援給付費や福祉医療給付費の増が見込まれることから上昇に転じていくと見込まれている。また扶助費については国等の政策による影響が大きく、今後福祉政策の展開によっては大幅な増となることも予想される。

経常収支比率(扶助費)

その他

その他の94%を占める繰出金については、下水道事業の起債の償還が本格的に始まってきたことから、平成20年度より類似団体を大きく上回っている。下水道事業は公共下水、農業集落排水、漁業集落排水が建設事業終了、合併処理浄化槽は事業費も大きくないことから、今後繰出金は微減していくが、簡易水道事業で配水管敷設替等の大型事業が始まっていることから、同特別会計への繰出金は増加する見込みであり、繰出金全体ではほぼ横ばいで推移していく見込みとなっているが、繰出基準外支出については厳しく審査し、繰出金の抑制に努める。

経常収支比率(その他)

補助費等

合併時から類似団体を下回っていて、平成22年度では3.0ポイント下回っている。これは補助費全体の77%を占める一部事務組合の負担金が減となったことが主要因である。町単独補助金については平成23年度に見直しを行うことにしているが、その総額は大きくないため、今後の同比率の動向は一部事務組合の負担金の増減に左右されることから、一組の事務事業の動向を注視しながら可能なかぎりの縮減を求めていく。

経常収支比率(補助費等)

公債費

旧町村時代に投資的事業実施のために借り入れた起債の償還額が、平成17年度から19年度にかけてピークを迎えたことから、この3年間はは25%を超える比率となったが、平成20年度からは減少を続けて平成22年度では17.6%となっている。今後は合併後の大型事業である統合小学校建設事業や新庁舎建設事業、防災対策事業の元金償還が始まることから、公債費支出が増加していくことから同比率が再び上昇していくため後年度以降の起債発行の抑制を図っていく。

経常収支比率(公債費)

公債費以外

経常収支比率の大きい順に人件費21.5%、繰出金12.9%、物件費11.0%、補助費9.5%となっている。中期的にみれば人件費は減少傾向にあり、繰出金及び補助費は横ばい、物件費は微増で推移する見込みであるが、自主財源に乏しい町にとっては、今後の臨時財政対策債を含む交付税の推移により同比率は大きく左右されるため、引き続き経常経費の縮減に努める。

経常収支比率(公債費以外)

実質収支比率等に係る経年分析(2010年度)

分析欄

財政調整基金については合併団体補助金や交付税の合併算定替えの恩恵を受けて、17年度の合併時より5年間で12億円積み増しを行ってきたが、東日本大震災の教訓を受けて今後災害に強い町づくりが求められていることから、大幅な財政出動が必要となる見込みであり今後積立額を大きくは見込めない。実質単年度収支は交付税算定替が終了するまでは黒字で推移する見込みであるが、その後は赤字が続く見込みとなっているため、算定替終了後を見据えて早期に収支均衡を図る必要がある。実質収支については比較的高い率となっているが、平成20年度を除いては毎年度同額程度であり、補正財源として活用している。

実質収支額・比率,財政調整基金残高

連結実質赤字比率に係る赤字・黒字の構成分析(2010年度)

分析欄

一般会計については合併算定替の恩恵もあり財政調整基金に積立後も黒字となっている。国民健康保険事業勘定特別会計については基金が底をついており、保険料も上げられる状況にないため、ぎりぎりの運営が続いている。介護保険事業特別会計については保険料を据え置いても基金があるため、比較的余裕がある。農業集落排水事業については加入率が41.0%と低く基準外繰出しを実施しているため黒字となっている。簡易水道事業会計はほぼ全世帯が加入していて、料金収入で運営が可能なことから、一般会計からの繰出しも基準内のみとなっていて、基金も造成できている。公共下水道事業については加入率が62.9%と低く基準外繰出を実施しているため黒字となっている。町営診療所については診療報酬で十分に運営ができており、繰出しは行っていないが黒字となっている。漁業集落排水事業については加入率54.8%と低く基準外繰出を行っているため黒字となっている。今後一般会計については交付税合併算定替が終了するまでは黒字で推移する見込みであるが、その後は赤字が続く見込みとなっているため、合併算定替終了後を見据えて早期に収支均衡を図る必要がある。また、下水道事業会計については早期の加入率向上対策と料金の見直しの必要性にせまられているほか、国民健康保険事業特別会計については受益者負担の原則から保険料率の見直しが急務となっている。

連結実質収支(連結実質赤字比率)

実質公債費比率(分子)の構造(2010年度)

分析欄

元利償還金は毎年減ってきている一方、交付税算入される公債費の額は上昇している。これは算入率の高い臨時財政対策債、災害復旧事業債、過疎債、合併特例債の占める割合が全体の3/4を占めてきたことによる。今後も合併関連事業等で元利償還金は伸びていく見込みとなっているが、算入公債費がそれを上回る見込みとなっており実質的な持出は減少していくこととなる。公営企業債の元利償還金もほぼ事業終了したことから平成22年度と同程度で推移する見込みであり、一部事務組合の起債償還も年々減少していて、中期的には一部事務組合として起債を予定していないことから負担金は無くなっていくものとみている。債務負担行為に基づく支出額については、特養の増床が計画されているため、今後計画の内容によっては大きく膨らむことも予想されているため、事業費の縮減や負担の平準化を図る。

実質公債費比率,公債費等

将来負担比率(分子)の構造(2010年度)

分析欄

地方債の現在高については平成19年度に比較し2億円余り増加している。これは一般財源が乏しく各種建設事業を行うため起債に頼らざる得ない状況にあるためではあるが、交付税の代替措置である臨時財政対策債が8億円余り増加していることが主要因であり、実質的には起債発行額を抑えてきており、今後も引き続き抑制していきたいと考えている。債務負担行為に基づく支出予定額も年々減少してきているが、特養の増床が計画されているため今後計画の内容によっては大きく膨らむことも予想されている。公営企業債等繰入見込額は下水道建設事業終了による繰出金の減、簡易水道事業で配水管の布設替等による繰出金の増があるため中期的には、ほぼ40億円程度で推移するものと見込んでいる。退職手当負担見込額については職員数の減が続くことから今後も減少を続けていく見込みとなっている。充当可能基金については今後4年間は財政調整基金へ積立を行う予定であり毎年2億円を目標としている。基準財政需要額の算入見込額は公債費支出が増えていく見込みのなか、臨時財政対策債、災害復旧事業債、過疎対策事業債、合併特例事業債等の算入率の高い起債の割合が上昇していくため今後は増加していく見込みである。中期的な見通しでは将来負担額は増加していくものの、それを若干上回る充当可能財源があるため将来負担比率は微減していく見込みとなっている。今後も毎年同比率のシミレーションを行い比率の動向を注視していく。

将来負担比率

よくある質問

このページで何が分かりますか?

秋田県八峰町の2010年度の財政状況資料集、主要指標、分析コメントを確認できます。

データの出典はどこですか?

総務省の『財政状況資料集』および『統一的な基準による財務書類に関する情報』をもとに構成しています。

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