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宮城県地方独立行政法人宮城県立病院機構:宮城県立精神医療センターの経営状況

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収録データの年度

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経営比較分析表(2023年度)

地域において担っている役割

県内唯一の精神科基幹病院として、(イ)精神科救急医療の提供(ロ)児童思春期医療の提供(ハ)慢性重症者に向けた医療体制の整備(ニ)心神喪失等の状態で重大な他害行為を行った者の医療及び観察等に関する法律に基づく司法精神医療への対応(ホ)精神疾患に関する普及啓発活動の実施(ヘ)高度医療・臨床研究の実施に向けた体制整備及び推進等に取組み、県民に必要な医療・情報を提供するという役割を担っている。また、県の精神科救急システムについて、平成31年1月から365日24時間体制に移行し、その中心的な役割を果たしている。

経常収支比率

医業収支比率

修正医業収支比率

累積欠損金比率

病床利用率

入院患者1人1日当たり収益

外来患者1人1日当たり収益

職員給与費対医業収益比率

材料費対医業収益比率

経営の健全性・効率性について

①経常収支比率は、悪化しているが、類似病院も同様の傾向である。②医業収支比率、③修正医業収支比率は、上昇しているが、類似病院平均値を下回っている状況である。④病床利用率は、増加傾向にあり、類似病院平均値を上回っている状況である。⑤の入院患者1人1日あたりの収益は、増加しており、類似病院平均値を上回っている。⑥の外来患者1人1日あたりの収益は、増加傾向にあるが、類似病院平均値を下回っている。⑦職員給与費対医業収益比率は、類似病院と同様の傾向であるが、類似病院平均値を下回っている。

有形固定資産減価償却率

器械備品減価償却率

1床当たり有形固定資産

老朽化の状況について

①有形固定資産減価償却率は、増加しており、類似病院平均値を上回っている。②器械備品減価償却率は、類似病院平均値を下回っているものの、前年と比べ上昇している。③1床当たりの有形固定資産は、年々増加しているが、類似病院平均を大きく下回っている。

全体総括

令和5年度の経常収支比率は、100%を超えているものの、新型コロナウイルスに係る補助金の受入の減少等により、前年と比較し大幅に低下している。また、人材確保のための人件費、物価高騰に伴う材料費の増など費用面の増加の影響が大きい。経常収支比率・医業収支比率を改善させるためには、患者を確保し収益の増加につなげていくとともに、費用を削減していく必要がある。老朽化の状況は、病院の建設から40年以上が経過し建物全体の老朽化が進んでおり、建替までに必要な修繕工事を行い、建物の維持に努めていく。

出典: 経営比較分析表,

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