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地方財政ダッシュボード

宮城県塩竈市の財政状況(2013年度)

🏠塩竈市

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収録データの年度

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総括表

人口の推移

財政比較分析表(2013年度)

財政力指数の分析欄

東日本大震災により減少してきた市税が回復傾向となっているが、指数は0.47と類似団体比較においても下位に位置している。投資的経費の抑制等歳出の見直しを実施するとともに、さらに市有財産の有効活用を図るなど、自主財源の確保に努める。

経常収支比率の分析欄

平成23年度は東日本大震災の影響により10.0ポイントの大幅な増となったが、平成25年度においても前年度より比率が回復している。しかしながら依然として95%を超えており、高い水準にある。中心市街地の再開発や本市施設の復旧・復興など、産業基盤の復興やまちの賑わいを取り戻し、かつ定住人口の増加を目指すことで税収確保に努める。

人口1人当たり人件費・物件費等決算額の分析欄

平成23年度は、東日本大震災の影響により災害廃棄物処理事業等の物件費が大幅に増加した。25年度の決算額は前年度と比べて減となり、全国平均、県平均、類似団体平均を下回っている。しかしながら、復旧・復興関連事業により、数値が上回る可能性も想定されることから、今後も適正化に努める。

ラスパイレス指数の分析欄

ラスパイラス指数は類似団体平均、全国平均いずれも下回っている。今後も給与の適正化に努める。

人口1,000人当たり職員数の分析欄

類似団体平均6.70より0.25ポイント上回っているが、全国平均、県平均は下回っている。今後も「定員適正化計画」に基づき職員数の適正化に努める。

実質公債費比率の分析欄

前年度と比較して0.1ポイント減となっているが、類似団体平均を上回っている。普通建設事業の抑制により公債費は減少しているが、市税の減収に伴う標準税収入額等の減が主な要因である。引き続き、普通建設事業の抑制に努めるとともに、収納体制の強化を図り税収確保の努める。

将来負担比率の分析欄

地方債残高の減や減債基金等の積立による充当可能基金の増額等の要因により将来負担比率は前年度と比較して15.6ポイント減少した。今後も公債費等の義務的経費の削減に取り組み、財政の健全化に努める。

経常経費分析表(経常収支比率の分析)(2013年度)

人件費の分析欄

「定員適正化計画」に基づく職員数削減の推進により、人件費については、全国類団平均を下回る結果となっている。しかし、全国平均、県平均を上回っているため、引き続き行財政改革への取り組みを通じて人件費の削減に努める。

物件費の分析欄

物件費に係る経常収支比率は、類似団体平均より低い傾向が続いている。平成25年度も類似団体平均と比べて3.9ポイント低い9.8%となった。枠配分方式による予算編成により、物件費の抑制に努めている成果が表れている。

扶助費の分析欄

扶助費にかかる経常収支比率は前年度比較で0.3ポイント改善した。これは生活保護費の減が主な要因であるが、義援金受給による一時的な要素もある。今後も、高齢化の進展等により、社会保障関係費のさらなる上昇が見込まれる。

その他の分析欄

その他に係る経常収支比率は、類似団体平均より大幅な増加で推移しており、平成25年度も類似団体平均と比べて9.2ポイント高い24.2%となった。その他に含まれる経費は、維持補修費と繰出金である。本市の場合は、社会保障関係の特別会計のほか、交通会計や市場会計など独自の会計が多いこと、さらに、各会計への繰出金が年々増加していることが増要因として上げられる。

補助費等の分析欄

補助費等に係る経常収支比率は、類似団体平均より低い傾向が続いており、平成25年度も類似団体平均と比べて1.7ポイント低い8.8%となった。枠配分方式による予算編成により、補助費等の抑制に努めている成果が表れている。

公債費の分析欄

公債費に係る経常収支比率は類似団体平均を1.3ポイント上回っている。公債費の増大は財政構造の弾力性を失わせることから、今後も、普通建設事業費等の抑制に努めながら、公債費を縮減の図っていく。

公債費以外の分析欄

平成25年度においては、前年度比較して1.2ポイント減少したが、それでも、類似団体平均と比べても1.3ポイント高くなっている。前年度比較では、物件費以外は減となっている。

実質収支比率等に係る経年分析(2013年度)

分析欄

平成25年度の実質収支額の標準財政規模比は、前年度比2.02ポイントの増加となった。これは、現年、明許繰越事業の決算にて不用額が発生したことに伴い、震災復興特別交付税など翌年度清算が必要な財源が黒字額として生じたことが主な要因である。財政調整基金残高は前年度より2.74ポイント増加している。

連結実質赤字比率に係る赤字・黒字の構成分析(2013年度)

分析欄

平成25年度では、長年にわたり抱えてきた不良債務が解消され、塩竈市立病院事業会計も黒字会計となり、全会計で黒字となっている。しかしながら、まだ安定した経営状況にあるとは言えず、今後も「改革プラン」に基づき経営健全化に努める。

実質公債費比率(分子)の構造(2013年度)

分析欄

平成25年度においては、元利償還金は減少しているが、公営企業債の元利償還に対する繰入金の増や算入公債費等の減により質公債費率の分子部分は、前年度より微増となった。

将来負担比率(分子)の構造(2013年度)

分析欄

地方債現在高の減や公営企業債等繰入見込額の減により、将来負担額は減少傾向にある。充当可能財源では、寄附金、義援金を財源としたふるさとしおがま復興基金を平成23年度創設したため、充当可能基金が大幅に増えている。このことにより将来負担比率の分子部分は減少傾向にある。

出典: 財政状況資料集, 統一的な基準による財務書類に関する情報,