宮城県塩竈市:末端給水事業の経営状況(最新・2024年度)
宮城県塩竈市が所管する水道事業「末端給水事業」について、2024年度の経営状況と分析コメントを確認できるページです。
収録データの年度
2024年度2023年度2022年度2021年度2020年度2019年度2018年度2017年度2016年度2015年度2014年度
経営比較分析表(2024年度)
経営の健全性・効率性について
①経常収支比率は、健全経営の水準である100%を上回っています。しかし、給水収益の減少及び維持管理等の費用増に伴い3.71ポイント減少しており、人口減少や生活様式の変化を主とした給水収益の減少が継続する予測にあります。②累積欠損金は発生しておらず、健全な経営状態を維持しています。③流動比率は100%以上を維持しており、短期的な債務に対する支払能力は十分にあります。④企業債残高対給水収益比率は、11.26ポイント減少しています。今後、建設改良費の増加が見込まれるため、将来負担が過大にならないように適切な規模で計画的な投資を行う必要があります。⑤料金回収率は100%を下回りましたが、これは維持修繕費用が増加したため、給水原価が大幅に増加したことによる一時的な現象で今後も継続するものではありません。ただし、供給単価の増加は期待できず、給水原価の削減が困難なため、供給差益が縮小しています。⑥給水原価は、有収水量の減少及び経常費用の増加により8.28ポイント増加しています。この増加は大きな維持修繕工事の実施によるものですが、減価償却費増加が継続することと老朽化した施設の修繕が増加するため、費用縮減が困難な状況にあります。⑦施設利用率は類似団体平均値を下回り、給水人口の減少及び水需要の動向を踏まえ、施設の再配置や規模適正化の検討が必要となります。⑧有収率は、類似団体平均値を下回っていましたが、漏水調査及び修理工事に注力し大きく改善を図りました。今後も計画的な管路更新と漏水防止対策を進めます。
老朽化の状況について
①有形固定資産の減価償却率は、類似団体の平均値まで上昇しました。これは、管路や施設の減価償却累計額が増加している一方で、老朽化に対応した更新投資が追いついていない状況を示しています。②管路経年化率は、類似団体平均値を大きく上回っています。法定耐用年数を経過し老朽化した管路延長の割合が大きい状況です。③管路更新率はここ3カ年、類似団体平均値を下回っています。これは大口径の基幹管路の更新を優先的に実施したため、更新延長が伸びなかったことが主な原因です。しかし、給水収益の減少が続いている状況から、今後更新率を加速することは困難であるため、適切な投資規模を維持しつつ計画的に管路更新を進める必要があります。
全体総括
経営指標が示すように、現時点における水道事業の健全性・効率性は概ね良好な状況にあります。しかしながら、老朽化の進行に関しては、有形固定資産減価償却率や管路経年化率が上昇傾向にあることに加え、管路更新率が低い水準で推移していることから、必要な更新投資が十分に行われていない状態です。また、地方債残高対給水収益比率が類似団体よりも高いことや、料金回収率が低下傾向にあることから、健全な経営の継続については楽観できる状況ではありません。さらに、水需要の減少に伴う給水収益の減少や、老朽化した水道施設の更新費用増加による厳しい経営環境が予測されています。このため、今後も「新水道ビジョン」や「経営戦略」等に基づき、計画的かつ効率的な水道事業の経営に努めます。
出典:
経営比較分析表
,
よくある質問
このページで何が分かりますか?
末端給水事業の2024年度の経営比較分析表、主要指標、分析コメントを確認できます。
データの出典はどこですか?
総務省の『経営比較分析表』をもとに構成しています。
自治体本体の財政も見られますか?
ページ上部の塩竈市リンクから、自治体本体の財政状況ページへ移動できます。