青森県十和田市の財政状況(2010年度)
収録データの年度
財政比較分析表(2010年度)
財政力
長引く景気低迷による税収減により0.41と類似団体平均を下回っている。投資的経費の抑制、退職者不補充等による人件費の削減により、財政の健全化を図る。
財政構造の弾力性
普通交付税の大幅増や、人件費の削減等により、89.2%と改善傾向にある(対前年度比2.3%低下)。今後も義務的経費の削減に努め、90%以下の維持を目指す。
人件費・物件費等の状況
退職者不補充等により、92,098円と類似団体平均を大きく下回っている。今後も業務委託等の実施により人件費を含めた歳出の抑制に努める。
給与水準(国との比較)
組織の改廃等による管理職ポストの削減、各種手当の見直し、昇任制度の見直し、給料表の構造の見直し(9級制から7級制)を実施したことなどにより、類似団体128団体中21位の低い水準となっている。今後とも引き続き縮減に努める。
定員管理の状況
前回の行政改革計画(計画期間:平成17年度~平成21年度)において、計画を46人上回る98人の職員削減を行い、また、現在の行政改革計画(計画期間:平成22年度~平成26年度)においても、新規採用抑制に努めていることから類似団体128団体中15位の少ない職員数となっている。今後とも現計画の着実な実施に努めていく。
公債費負担の状況
実質公債費比率の三か年平均は前年度に比べ0.2%増加しているが、単年度で見ると減少傾向にある(H20:16.1%、H21:15.7%、H22:14.4%)。これは一部事務組合の起こした地方債に対する負担金が減少しているためである。今後、普通会計の元利償還金が平成26年度にピークを迎えるため、地方債発行は交付税参入を勘案し、更なる抑制に努める。
将来負担の状況
地方債現在高の減少による将来負担額の減少、普通交付税の増額による基準財政需要額の増額により前年度に比べ6.3%減少している。今後も地方債発行の抑制に努め、比率は減少していくと見込まれる。
経常経費分析表(経常収支比率の分析)(2010年度)
人件費
職員数が少なく、また給与水準(ラスパイレス指数)も低いことから類似団体128団体中9位の少ない人件費となっている。今後とも引き続き行政改革の推進に努め、人件費の抑制を図っていく。
物件費
物件費の支出は緊急雇用創出事業に係る経費や施設管理業務の委託料のため増加傾向にある。人件費の削減により指定管理等の委託業務が増えているため、今後も緩やかな増加が見込まれる。
扶助費
扶助費に係る経常収支比率の増加要因として生活保護費の増加が挙げられる。不正受給防止を徹底するとともに、就労支援により支給額の抑制に努める。また、単独事業の見直しによる歳出抑制に努める。
その他
その他の比率は10.0%と類似団体平均を下回っている。特別会計への繰出金のうち比重の高い介護保険事業については認定調査の直営化等により給付費の抑制、国民健康保険事業については医療費適正化対策等により医療費の抑制を図り、普通会計の負担が増加しないように努める。
補助費等
補助費の比率が類似団体平均を大きく上回っているのは、病院や下水道等の公営企業や一部事務組合への負担金が要因である。一部事務組合では、消防や塵芥処理、学校給食等、多岐にわたる業務を行っているため多額の負担金を拠出しており、そのため一般会計の人件費は抑えられている。今後も比率は同程度で推移すると見込まれる。
公債費
公債費は増加傾向にあるが、経常経費一般財源の総額も増加しているため、比率は減少傾向にある。過去に発行した基金積立事業(合併特例債)や道路整備事業の償還が終了する平成26年度が公債費のピークと見込まれているため、交付税参入のない地方債の発行を見合わせ、公債費の更なる抑制に努める。
公債費以外
公債費以外の比率は例年、類似団体平均とほぼ同程度の数値で推移している。平成20年度をピークに減少しているのは、扶助費や補助費などやむを得ない増要因に対し、人件費の削減が上回っているためである。今後、公債費のピークを見据え、各種経費の更なる圧縮に努め、経常収支比率90%以下を目指す。
実質収支比率等に係る経年分析(2010年度)
分析欄
財政調整基金残高、実質単年度収支ともに、平成21年度まで増加傾向にあったが、平成22年度に減少に転じている。これは、病院事業の赤字解消のために財政調整基金を取り崩し15億円を繰り出したためであり、この要因が無ければ基金は増加していた。今後は病院事業の経営努力により、基準外繰出による基金の取り崩しが発生しないように努める。
連結実質赤字比率に係る赤字・黒字の構成分析(2010年度)
分析欄
全会計における黒字額(対標準財政規模比)としては平成21年度まで増加し続けていたが、平成22年度に減少に転じている。一般会計においても平成21年度をピークに減少に転じている。赤字額については平成21年度まで病院事業会計(その他会計)において発生していたが、平成22年度に一般会計から15億円繰り出したことにより、赤字は解消された。今後は医師確保等の経営努力により赤字を発生させないように努める。
実質公債費比率(分子)の構造(2010年度)
分析欄
元利償還金は年々増加しており、平成26年度にピークを迎えると見込まれる。また、公営企業債の元利償還金に対する繰入金も、平成22年度には前年度比減となったものの、増加傾向にある。一方、組合等が起こした地方債の元利償還金に対する負担金等は、組合が起こした起債の償還が順次終了しているため、減少し続けている。債務負担行為に基づく支出額は県営事業負担金が順次終了しているため、減少し続けている。算入公債費等については、合併特例債や過疎対策事業債など、交付税算入の大きい起債を中心に発行しているため、増加傾向にある。分子全体で見ると減少傾向にあり、今後も地方債の発行を抑制することにより減少し続けると見込まれる。
将来負担比率(分子)の構造(2010年度)
分析欄
一般会計等に係る地方債現在高は地方債の発行抑制により逓減している。また、組合等負担等見込額も過去に一部事務組合が発行した地方債の償還が順次終了していることにより減少している。退職手当負担見込額も職員数の減により減少している。公営企業の準元利償還金が増えているが、これは下水道事業の分流式下水道に要する経費の増加によるものである。将来負担比率の分子全体としては緩やかに減少し続けており、今後も地方債の発行抑制の継続等により減少していく見込みである。
よくある質問
このページで何が分かりますか?
青森県十和田市の2010年度の財政状況資料集、主要指標、分析コメントを確認できます。
データの出典はどこですか?
総務省の『財政状況資料集』および『統一的な基準による財務書類に関する情報』をもとに構成しています。
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