経営の健全性・効率性について
当該年度の料金収入や一般会計からの繰入金等の総収益で、総費用に地方債償還金を加えた費用をどの程度賄えているかを表す「収益的収支比率」は毎年度100%を超えていることから、経営状態は比較的良好といえる。企業債残高については、微増傾向が続いているものの当面大きな投資予定は無く、下水道長寿命化計画に基づく改築更新事業を実施し施設の老朽化に備えていることから、今後は企業債残高が一定水準を保つことが見込まれている。経費回収率については、類似団体と比較して高水準にあるものの100%は超えていないことから、平成26年に下水道条例を改正し平成26年11月分から使用料の値上げを実施し、収入の確保を図っています。
老朽化の状況について
北谷町においては法定耐用年数である50年を超過した管渠は無いものの、敷設後30年を経過した管渠を対象に下水道長寿命化計画を策定し、平成26年度から工事に着手しています。今後も計画的な老朽化対策を実施していきます。
全体総括
経営の健全性・効率性及び老朽化の状況について、本町の下水道事業は概ね健全な数値を示しております。今後も、計画的な老朽化対策を着実に進めるとともに、事業の効率化・経費の縮減化に努め、安定した下水道経営を目指していきます。