福岡県:精神医療センター太宰府病院

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経営比較分析表(2018年度)

地域において担っている役割

太宰府病院は、地域の医療機関で処遇が困難な患者を受け入れるとともに、災害時には被災者の心のケアなどにも従事するなど、県の精神医療の公的機関として、また中核的医療機関としての役割を担っている。

経営の健全性・効率性について

太宰府病院は、県に精神科病院の設置義務があることを踏まえ、公設民営化により県の精神医療の中核的医療機関として維持することとし、平成17年度から指定管理者制度を導入している。経常収支比率については、総務省の繰出し基準に基づく一般会計からの繰入を行い、100%を達成している。医業収支比率については、指定管理者制度導入後、人件費の見直しや診療材料の効率的な購入等による経費削減を行い、類似病院平均値を上回る水準で推移している。累積欠損については、今後も管理経費の縮減を図るとともに安定した管理運営を行うことで引き続き収支の改善に努める。収益の効率性については、診療単価が高い急性期に対応する病棟の病床利用率が増加したことに伴い、入院収益は増加した。一方、社会復帰の促進に向けた訪問看護等の取組強化により再来患者数が抑制され、外来患者、外来収入ともにやや減少した。しかしながら、社会復帰支援の取組は評価すべき事項であり、今後も引き続き、地域の医療機関との連携による患者確保等を推進し、入院、外来ともに安定した収益の確保を図る。

老朽化の状況について

太宰府病院は、A棟、B棟、C棟、リハビリテーションセンター棟で構成されており、平成11年及び平成13年に各棟の全面改築が完了した。有形固定資産については、耐用年数経過に伴い順次更新を行っており、今後も引き続き計画的な更新を行っていく。

全体総括

平成30年度決算では、経常収支比率は100%を達成するとともに、累積欠損金比率は類似病院平均値を下回る水準であることから、経営状況は順調である。今後も引き続き、経営の安定に努めていく。

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