吾妻広域町村圏振興整備組合(事業会計分):中之条病院

地方公共団体

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収集されたデータの年度

2021年度 2020年度 2019年度 2018年度 2017年度 2016年度

経営比較分析表(2021年度)

地域において担っている役割

吾妻構想区域で、唯一の精神科病院として、地域における、精神医療の中核を担っている。年度末入院患者の80%が吾妻郡の住人である。地域に根差した精神科病院として、他医療機関をはじめ、精神障害者の保健福祉に関わる各関係機関、介護施設等と連携を密に図り、精神障害者が地域で安心して暮らせるよう医療を提供している。過疎化高齢化が著しく、認知症の高齢者も増加傾向にあり、地域包括ケアシステムにおける、精神医療面での役割も大きくなっている。患者さんの支援会議を開催し、より良い医療を検討するなど、ネットワークを構築する役割を担っている。

経営の健全性・効率性について

①経常収支比率は前年比、新型コロナウイルス関係の補助金が減少になり、類似病院と同比率であった。②④医業収支比率及び病床利用率は類似病院より毎年上回っている。③開院依頼黒字経営であり累積欠損金はない。⑤⑥外来患者1人1日あたり収益は、類似団体平均を上回っているものの、入院患者一人一日当たり収益が類似病院より下回っており収益増が検討課題である。今後○○により、改善を図りたい。⑧材料費対医業収益比率は減少傾向にあるが、類似病院より上回っている。今後○○により、材料費を縮減したい。

老朽化の状況について

①②有形固定資産・器械備品減価償却率は類似病院とほぼ同じで、築44年経過し給排水をはじめとする設備面や施設に、改修が必要な箇所が多くみられるようになってきた。器械備品は医療行為に支障をきたさないよう耐用年数をみながら、更新を行っている。③1床当たり有形固定資産は全国・類似病院より大幅に下回っており、健全性は確保されていると考えられる。

全体総括

指定管理者制度の利用料金制を導入しており、指定管理者である吾妻郡医師会とも、契約更新し、安定した経営状態である。精神科病院として、入院・外来を中心とした精神医療の提供を行っており、精神保健福祉士の訪問看護も行っている。地域医療を担う精神科病院として、他医療機関等の協力を得て、より充実した質の高い精神医療の提供に努め、末永く存続しなければならないと考えている。そのためこれまで同様、経営の効率化や諸経費削減に努め、黒字経営で健全、安定的な経営の継続を図る。

類似団体【9】

緑ヶ丘病院 向陽ヶ丘病院 つくしが丘病院 南光病院 宮城県立精神医療センター 市立大曲病院 こころの医療センター 矢吹病院 こころの医療センター 岡本台病院 精神医療センター 中之条病院 精神医療センター 精神科医療センター 松沢病院 精神医療センター 精神医療センター 高松病院 すこやかシルバー病院 県立北病院 こころの医療センター駒ヶ根 静岡県立こころの医療センター 精神医療センター こころの医療センター 精神医療センター 洛南病院 大阪精神医療センター ひょうごこころの医療センター こころの医療センター 西伯病院 こころの医療センター 地方独立行政法人 岡山県精神科医療センター 府中市立湯が丘病院 県立こころの医療センター 丸亀病院 精神医療センター太宰府病院 精神医療センター こころの医療センター 姶良病院 精和病院