地域において担っている役割
当院は、精神科緊急及び救急医療、アルコール・薬物依存症医療、医療観察法医療など、精神疾患に係る高度・専門の医療を担う県の基幹病院としての役割を担っている。
経営の健全性・効率性について
①経常収支比率、②医業収支比率経常収支比率は、入院患者数の減少により令和元年度以降100%を下回っており、医業収支比率とともに類似病院の平均を下回っている。③累積欠損金比率前年度から悪化したものの、各年度とも類似病院の平均を大きく下回っている。④病床利用率入院患者数の減少により前年度から悪化しており、令和2年度以降は類似病院の平均を下回っている。⑤⑥患者1人1日当たり収益各年度とも類似病院の平均を上回っている。
老朽化の状況について
①有形固定資産減価償却率、②器械備品減価償却率有形固定資産減価償却率は、建物等の老朽化により類似病院の平均を上回っているが、器械備品減価償却率は、令和3年度の更新整備により減少した。今後も定期的な設備等点検の結果に基づき計画的に更新を実施し、適切な維持管理に努めていく。③1床当たり有形固定資産各年度とも類似病院の平均を下回っている。
全体総括
令和元年度以降、経常収支比率が100%を下回っているほか、職員給与費対医業収益比率が増加傾向にあり、材料費対医業収益比率も類似病院と比較し高い水準で推移している。そのため、効率的な病院運営による病床利用率の向上など、収益の確保に努めるとともに、院外処方の推進による薬品購入費の減など、費用の削減に取り組んでいく。なお、令和4年度から地方独立行政法人に移行したことから、地方独立行政法人の特長を活かした病院運営により経営改善に努めていく。