工業用水道事業 特定環境保全公共下水道 県立安芸津病院 流域下水道 簡易水道事業(法適用) 県立広島病院
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・リーマンショックを契機とした景気低迷により個人・法人税の減収などにより低下傾向にありましたが,ここ数年の景気回復を受け法人2税等が増収傾向にあることから,財政力指数は回復傾向にあります。(基準財政収入額~平成23:2,325億円→平成24:2,368億円→平成25:2,387億円→平成26:2,532億円→平成27:2,886億円)・平成27年度は,地方消費税の税率引き上げの平年度化や法人2税の増収などにより基準財政収入額が増加(2,886億円,前年度比354億円増)したことから,単年度の財政力指数は前年度に比べて0.03ポイント上昇しており,3年平均値においても,ここ数年の上昇傾向を受け0.02ポイント増加し,3年連続で上昇しました。
・分母となる経常一般財源については,景気回復に伴う法人事業税の増加や消費税率引き上げによる影響の平年度化による地方消費税の増加などにより,38億円の増加となった一方で(平成26:6,088億円→平成27:6,126億円),分子となる経常経費充当一般財源については,県債残高縮減の一環として,退職手当債の発行抑制に取り組んだことに伴う人件費充当一般財源の増加などにより,経常一般財源を上回る232億円の増加(平成26:5,549億円→平成27:5,781億円)となったことから,前年度を3.2ポイント上回る94.4%となりました。・今後は,「中期財政運営方針(平成28~平成32)」に基づき,人件費等の経常的経費の適正化,県税の徴収強化などの歳出歳入の両面にわたる取組を行い,可能な限り,経常収支比率の抑制を図り,今後5年間は,少なくとも90%程度の水準に可能な限り近づけることにより,将来にわたって,県勢の持続的な発展のために必要となる政策的経費の確保を目指します。
・中期財政健全化計画(平成23~平成27)に基づき,事務事業見直しや計画的な職員数の削減などに取り組んだ結果,人件費,物件費及び維持補修費の合計額は減少傾向にあり,平成27は前年度と比べ16億円減少しています(平成26:3,251億円→平成27:3,235億円)。・一方,出生数の減少や転出超過が続いていることを背景に人口減少が進んでおり(平成26:2,869,159人→平成27:2,863,211人,前年度比-5,948人),人口一人当たり人件費・物件費等については,平成26に比べて58円増加し,類似団体平均を3,620円上回っています。・今後は,「中期財政運営方針(平成28~平成32)」に基づき,人件費等の経常的経費の適正化などの取組を進め,将来にわたって,県勢の持続的な発展のために必要となる政策的経費の確保を目指します。
・国家公務員において平成23(平成24.4.1)から平成24(平成25.4.1)まで,平均7.8%の給与減額支給措置が実施されていたことから,平成24(平成25.4.1)のラスパイレス指数は107.7となっています。・国家公務員の給与減額措置がなかったものとした場合は99.5であり,平成25(平成26.4.1)の100.0と比べると,0.5ポイント上がっています。これは,本県が自宅に係る住居手当を平成25年から廃止しており,これにより生じる公民較差を解消するため,給料表の水準調整の率を引き上げたことからと考えられます。・平成27(平成28.4.1)は,国と同様に県内の民間事業所において,昨年に引き続いて賃金引上げの動きがみられたことなどにより,平成26(平成27.4.1)から0.8ポイント上昇しています。・今後とも人事委員会勧告を踏まえて,適切な給与水準の維持に努めていきます。
・「行政経営刷新計画(平成23~平成27)」に基づき,新規採用者の抑制や民間委託の推進等により一般行政部門で421人,教育部門で428人を削減するなど,計画的に職員削減を行ってきており,人口10万人当たりの職員数は低下傾向にあります。・平成27年度は,職員数を14人(0.05%)削減していますが,人口も0.2%減少しており,人口10万人当たり職員数は平成26年度に比べて1.62人の増となりました。・今後も,平成27年度に策定した「行政経営の方針(平成28~平成32)」において,一般行政部門について,行政経営刷新計画の中期的な目標(4,200人:平成27年度4,333人)を念頭に置き,効率的な執行体制に取り組むこととしており,適切な定員管理に努めていきます。
・普通建設事業費の計画的な縮減(平成27年度1,013億円,平成22年度比-129億円減)などにより,臨時財政対策債を除く県債の発行抑制に努め,減少傾向にありましたが,過去の経済対策や平成22年度に発生した庄原豪雨災害に対応するため発行した県債の据置期間が経過し元金償還が本格化するなど,臨時財政対策債を除く県債にかかる元利償還が平成26年度にピークを迎え,平成27年度から減少に転じたものの,引き続き高い水準で推移したことにより,3か年平均の比率では,平成26年度に比べて0.3ポイント上昇しています。・一方で,単年度公債比率については,元利償還金の減少(平成26:1,148億円→平成27:1,071億円,前年度比-77億円)により,1.8ポイント減少しており,今後とも,「中期財政運営方針(平成28~平成32)」に基づき,県債発行額の適切なマネジメントを行うことにより,実質公債費比率を抑制し,特別の財源対策に頼らない財政運営を目指します。
・中期財政健全化計画に基づき,普通建設事業費の計画的な縮減(平成22:1,142億円→平成27:1,013億円,平成22年度比-129億円減)などにより,臨時財政対策債を除く県債残高の削減に取り組んだ結果,将来負担比率は減少傾向にあります。・平成27年度は,臨時財政対策債を除く県債残高の減少(15,661億円,平成26年度比-428億円)などにより将来負担額が減少(26,547億円,平成26年度比-124億円)するとともに,標準財政規模が拡大(6,084億円,平成26年度比194億円増)したことから,将来負担比率は平成26年度に比べて15.6ポイント低下しているものの,類似団体平均については,29.9ポイント上回っています。・今後とも,「中期財政運営方針(平成28~平成32)」に基づき,県債発行額の適切なマネジメントを行うことにより,将来の公債費負担を軽減し,平成32年度に将来負担比率を220%程度へ抑制し,特別の財源対策に頼らない財政運営を目指します。
・中期財政健全化計画に基づき,計画的に職員数の削減等を行ってきたことから,人件費の経常的経費充当一般財源等は減少傾向にありますが(平成23:2,304億円→平成24:2,213億円→平成25:2,181億円→平成26:2,215億円),平成27年度は,県債残高縮減の一環として,退職手当債の発行抑制(平成26:135億円→平成27:0億円~皆減)に取り組んだこと等により,人件費に充当する一般財源が増加(平成27:2,368億円,平成26比153億円増)したことから,平成26に比べ2.3ポイント増加したものの,計画的な定数削減の結果,類似団体平均は2.6ポイント下回っています。・今後とも,「中期財政運営方針(平成28~平成32)」に基づき,段階的な職員数の見直しなど,人件費の適切管理に取り組みます。
・中期財政健全化計画に基づき,事務事業の見直し等を行い,事業の選択と集中を図っているものの,物件費の経常的経費充当一般財源等については増加傾向にあります。(平成23:116億円→平成24:122億円→平成25:132億円→平成26:143億円→平成27:148億円)・平成27年度は,各種システム移行経費の増加等により,平成26に比べ0.1ポイント上昇しましたが,類似団体平均と比べ0.6ポイント下回っています。・今後とも,「中期財政運営方針(平成28~平成32)」に基づき,経営資源マネジメントなどにより,事務事業の抜本的な見直しに取り組みます。
・原爆援護法等関係援護事業の対象者数の減少などにより,扶助費の経常的経費充当一般財源等は減少傾向にあり,平成26年度から同率で推移しており,類似団体平均を0.5ポイント下回っています。(平成23:89億円→平成24:80億円→平成25:78億円→平成26:75億円→平成27:72億円)
・中期財政健全化計画に基づき,事務事業の見直し等を行っていることから,その他経費の経常的経費充当一般財源等は減少傾向にあります。(平成23:103億円→平成24:89億円→平成25:90億円→平成26:103億円→平成27:95億円)・平成27年度は,道路や港湾といった公共土木施設の維持修繕経費の減少等により,維持補修費が減少したことなどから,平成26に比べ0.4ポイント減少したものの,類似団体平均は,0.5ポイント上回っています。・今後とも,「中期財政運営方針(平成28~平成32)」に基づき,経営資源マネジメントなどにより,事務事業の抜本的な見直しに取り組みます。
・社会保障関係費の増嵩により,補助費等の経常的経費充当一般財源等は増加傾向にあります。(平成23:1,270億円→平成24:1,428億円→平成25:1,489億円→平成26:1,503億円→平成27:1,573億円)・平成27年度は,地方消費税交付金や子ども・子育て支援新制度の施行に伴う負担金の増加などによる経常的経費充当一般財源等が増加したことから,平成26に比べ1.0ポイント上昇しましたが,類似団体平均は1.4ポイント下回っています。・社会保障関係費は今後も増加する見込みであるため,引き続き,適切な執行に努めます。
・過去数次にわたる経済対策等において県債を増発したことにより公債費の経常的経費充当一般財源等は高止まりしています。(平成23:1,409億円→平成26:1,510億円→平成27:1,573億円)・臨時財政対策債を除く県債にかかる元利償還は,平成26年度をピークに減少に転じたものの,臨時財政対策債にかかる元利償還が引き続き増加したことから,平成26に比べ0.2ポイント上昇するとともに,類似団体を2.7ポイント上回っています。・今後は,「中期財政運営方針(平成28~平成32)」に基づき,県債発行額の適切なマネジメントを行うことにより,将来の公債費負担を軽減し,特別の財源対策に頼らない財政運営を目指します。
・中期財政健全化計画に基づき,事務事業の見直し等を行っているものの,社会保障関係費の増嵩に伴う補助費等の増加により,公債費以外の経費の経常的経費充当一般財源等は増加傾向にあります。(平成23:3,883億円→平成24:3,932億円→平成25:3,969億円→平成26:4,040億円→平成27:4,249億円)・平成27年度は,県債残高縮減の一環として,退職手当債の発行抑制に取り組んだことに伴う人件費の一時的な増加により,経常的経費充当一般財源(公債費以外)は平成26年度に比べて210億円増加しています。・一方,経常一般財源は,経常的経費充当一般財源を下回る38億円の増加だったことから,平成26年度に比べ3.0ポイント上昇しています。
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