2022年度 2021年度 2020年度 2019年度 2018年度 2017年度 2016年度 2015年度 2014年度 2013年度 2012年度 2011年度 2010年度
財政力指数は、近年の税収回復傾向などにより、単年度財政力指数は平成23年度以降、上昇に転じていることから、平成27年度も前年に比べて0.1ポイント改善し、0.75となった。(参考)単年度財政力指数平成25:0.73、平成26:0.74、平成27:0.75平成26財政力指数:平成24~26(単年度)の平均値平成27財政力指数:平成25~27(単年度)の平均値
経常収支比率は、歳出面で減債基金の復元を前倒しで行ったことや職員の給与減額措置のカット率縮小による人件費の増加などにより、平成23年度から平成26年度まで悪化傾向にあり、類似団体平均を上回っている。平成27年度については、施設型給付費等負担金や後期高齢者医療費など社会保障関係経費などの増により、補助費等が増加したものの、府税収入が増加したことなどから、0.1.ポイント改善し99.8%となった。今後とも、PDCAサイクルに基づく事業の重点化と資産の適正化など徹底した「選択と集中」を図り、引き続きたゆみない改革の取組みを進めていく。
人口1人当たり人件費・物件費等決算額は、人件費の抑制などコスト縮減に努めてきた結果、グループ内平均、全都道府県平均をともに下回る水準となった。
ラスパイレス指数は、国が総合的見直しに係る現給保障により、給料水準が下がった一方で、本府は総合的見直しを経過措置なしで実施したことから、給料水準の変動がほぼなかったため、国・都道府県平均より高い水準となった。
人口10万人当たり職員数は、平成23年度から28年度(平成28年度当初)の6年間で、一般行政部門(学校・警察を除く)において、846人の削減を実施(平成28当初職員数:8,167人)したものの、学校・警察を含む普通会計部門における人口10万人当たり職員数が増加したことから、前年度比で微増となった。
実質公債費比率は、減債基金からの借入れ(平成13~19年度累計5,202億円)や借換債の増発(平成16~19年度発行額3,500億円)に頼る財政運営を続けてきたため、過去5年でも類似団体平均を上回っていると推測される。引き続き、行政改革推進プラン(案)に基づく減債基金の積立不足への計画的な復元などを行うことにより改善を図る。
将来負担比率は、退職手当の調整率引き下げや地方債現在高の減などに伴い負担見込み額が減少するとともに、減債基金・財政調整基金などの充当可能基金や基準財政需要額算入見込額が増加したことなどにより分子が改善したことから、過去5年で改善傾向にある。
人件費に係る経常収支比率は、平成23年度からの「大阪府財政構造改革プラン(案)」に基づく給与カット(3.1%~0.7%)の実施などの給与抑制を行ったため、平成25年度まで改善したが、当該給与カットの終了などにより平成26年度は悪化した。平成27年度については、人事委員会勧告(+0.7%)の実施を見送り、総合的見直しを経過措置なしで実施したこと等により、グループ内平均値とほぼ同じ水準となった。
物件費に係る経常収支比率は、全都道府県・グループ平均ともに下回っている。これは、高等学校教育環境改善事業費などの減や、人件費と同様にコスト削減に努めてきた結果、全都道府県平均及びグループ内平均を下回る結果となった。
扶助費に係る経常収支比率は、児童福祉施設事業費などの分子が増加した一方、府税収入の増など分母も増加したことから、前年度(1.5%)と同数値となり、グループ内平均、全都道府県平均ともに下回る結果となった。
その他に係る経常収支比率は、その他の主なものである維持補修費の増が経常収支比率の変動に影響がでない程度であるため、3年連続の同値(0.5%)となっており、グループ内平均、全都道府県平均ともに下回っている。
補助費等に係る経常収支比率は、私立高校生等修学支援事業費などの教育関係や国民健康保険・後期高齢者医療など福祉関係の補助費が大きいことなどにより、過去5年間でも類似団体順位は最下位となっている。平成27年度についても、地方税等歳入の増加があったものの、地方消費税の増に伴う地方消費税市町村交付金の増や、社会保障関係経費などの増により、前年度(30.9%)に比べ2.2ポイント悪化し、33.1%となった。
公債費に係る経常収支比率は、減債基金の復元を前倒しで行ったことや過去に発行した起債の償還時期の到来などにより平成25年度は増加したが、その復元前倒しなどにより、平成26年度は2.3ポイント改善した。平成27年度は、一般単独事業債や減収補?債の元利償還額などの減により、前年度(21.7%)に比べ1.2ポイント改善し、20.5%となった。
公債費以外に係る経常収支比率は、人件費等の縮減により平成25年度に改善したが、給与カットの終了など人件費増加などにより平成26年度は悪化した。平成27年度については、補助費等の増加により、前年度(78.2%)に比べ1.1ポイント悪化し、79.3%となった。
宮城県 福島県 茨城県 栃木県 群馬県 埼玉県 千葉県 神奈川県 岐阜県 静岡県 愛知県 三重県 滋賀県 京都府 大阪府 兵庫県 岡山県 広島県 福岡県