経営の健全性・効率性について
経営の健全性については、各指標の類似団体及び全国平均値と比較しても高い水準であること、水洗化率(接続率)・経費回収率が高いことから、比較的健全な経営であると考える。効率性については、施設利用率も高い水準であることから、効率的であると考える。ただし、人口減少等により年々料金収入も減少傾向であり、今後、施設の更新・改修等も増加すると予測されるため、計画的な施設の更新・改修・維持管理を行い、健全かつ効率的な運営を維持することが必要であると考える。
老朽化の状況について
今現在、管渠の老朽化は見られないが、間もなく布設から20年が経過することもあり、劣化が予測される。このため、今後、管渠内の点検調査を行い、ストックマネジメント(長寿命化計画)を策定し、計画的な更新・改修・維持管理を行い、機能維持に努めることが必要であると考える。
全体総括
今のところ、健全かつ効率的な経営であると考えられるが、今後、施設の修繕補修が増加すると予測されるため、早い段階で施設の点検調査を実施し、ストックマネジメント等を策定することで、計画的な更新・改修・維持管理に努め、健全で効率的な経営の維持を目指す必要があると考える。