経営の健全性・効率性について
平成20年度に建設した小島地区の排水処理施設に係る起債額が大きいことから、企業債残高対事業規模比率が高く、そのため財政状況を圧迫している。また、企業債の償還金が多額であるため、収益的収支比率は低く、汚水処理原価は類似団体平均値を大きく上回っている。経費回収率については、普及率が低いことなどから、汚水処理費に見合う使用料収入を確保できておらず、類似団体平均値を大きく下回っている。
老朽化の状況について
平成20年度に建設した施設のため、特に老朽化している箇所は見られない。
全体総括
処理施設建設事業は平成20年度に完了しており、現在は地方債元金及び地方債利子を償還している状況にある。今後は、漁業集落排水事業運営及び排水処理施設を適正に機能させて、維持管理を低コストで実施できるように努めていく。