収益等の状況について
当駐車場は、浅草まで約1.4キロ、東京スカイツリーまで約2キロと観光地に近い場所に設置された観光バス優先の駐車場である。①単年度収支は黒字となり、②、③のような一般会計からの繰入金等への依存は「0」と低い。④、⑤のグラフにおいても高い収益性が継続している。29年度の数値が前年度より低いのは、舗装改修工事の実施によるためである。
資産等の状況について
当駐車場は、昭和60年4月に21台分の観光バス駐車場として開設し、平成20年12月に10台分拡張したが、その後、平成25年11月に近隣に民間病院が移転した際に8台分縮小され、現在は23台分の駐車場として運営している。設備投資としては、平成29年度に舗装改修工事を実施した。
利用の状況について
毎年度前年比約10%の伸び率で駐車台数が増加してきたが、これまでの受入環境では、平成27年度をピークに飽和状態にあると推察される。平成29年2月から導入した予約システムにより、来訪時間の分散化や他駐車場との連携により、前年度より稼働率は下がったものの、限られたスペースの効率的な活用が図られている。
全体総括
平成29年2月より「観光バス予約システム」を導入し、「観光バスと共生できる環境整備」により観光バスをコントロールし、円滑な交通環境の構築を目指している。今後も引き続き、健全な駐車場運営を行うとともに、観光バス予約システムの改善等、利用促進を図っていく。