千葉県:精神科医療センター

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収集されたデータの年度

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経営比較分析表(2018年度)

地域において担っている役割

千葉県における精神科救急医療システムの中核医療施設として運営に当たり、24時間体制での救急受診相談、受け入れ医療機関のコーディネートと当センターでの救急受診等に尽力し、入院患者に対しては短期集中医療を提供し、早期の地域移行を行っている。また、退院後の患者については、一般外来診察の他、デイホスピタルや訪問看護指導を実施し、患者の地域生活の支援や再発・再入院防止に取り組んでいる。

経営の健全性・効率性について

①経常収支比率は、30年度においては前年度比で1.6ポイント減の101.1%となったものの、引き続き100%以上の数値を維持している。収益について、外来収益は患者数の減少とジェネリック医薬品の採用拡大により減少傾向にある。入院については、④病床利用率が90%前後で推移しており、急性期患者数の減少により、⑤入院患者1人1日当たり収益は前年度と比較して減少しているものの、依然として類似病院平均値と比較しても高い水準で推移している。費用については、⑦職員給与比対医業収益比率が上昇傾向にあるが、⑧材料費対医業収益比率は、ジェネリック医薬品の採用拡大や千葉県立病院全体での共同購入の推進により低下傾向にある。以上のことから、経営の健全性、効率性は確保されている。

老朽化の状況について

①有形固定資産減価償却率および②機械備品減価償却率の推移から読み取れるように、類似団体同様、上昇傾向にあり、老朽化が進行している。当センターは、近隣の県立病院である千葉県救急医療センターとの一体的整備が数年後に予定されているため、一体的整備が完了するまでは現行施設で県立病院としての機能を適切に維持していく必要がある。従って、施設の老朽化や安全性を適切に評価し、健全経営を維持しながら施設修繕・設備更新を効率的かつ計画的に進めていく必要がある。

全体総括

経営状況としては、経常収支比率が100%を超えているものの、医業収益が減少傾向にあるため、経常収支も減少傾向にある。そのため、「千葉県立病院新改革プラン」の遂行に尽力し、収益増に取り組むとともに、引き続き費用の縮減を徹底していく必要がある。また、「老朽化」への対策については、近隣の県立病院である千葉県救急医療センターとの一体的整備に合わせて進めているところであり、一体的整備が完了するまでは、現行施設を適切に維持管理していく必要がある。

類似団体【9】

緑ヶ丘病院 向陽ヶ丘病院 つくしが丘病院 南光病院 宮城県立精神医療センター 市立大曲病院 こころの医療センター 矢吹病院 こころの医療センター 岡本台病院 精神医療センター 中之条病院 精神医療センター 精神科医療センター 松沢病院 精神医療センター 精神医療センター 高松病院 すこやかシルバー病院 県立北病院 こころの医療センター駒ヶ根 静岡県立こころの医療センター 精神医療センター こころの医療センター 精神医療センター 洛南病院 大阪精神医療センター ひょうごこころの医療センター こころの医療センター 西伯病院 こころの医療センター 地方独立行政法人 岡山県精神科医療センター 府中市立湯が丘病院 県立こころの医療センター 丸亀病院 精神医療センター太宰府病院 精神医療センター こころの医療センター 姶良病院 精和病院