経営の健全性・効率性について
宮代町の公共下水道事業は、類似団体と比較すると、「水洗化率」は平均値を上回っているが、財政状態の健全性に関する「経費回収率」は平均値を下回っており、また「収益的収支比率」が75%から76%程度で推移している状態で、一般会計からの繰入金等に依存している状況にあります。このようなことから、今後も引き続き、経営改善に努める必要があります。
老朽化の状況について
下水道管きょ等は、耐用年数が50年であるが、ポンプ場などの施設については機器によって異なるが15年から20年程度となっています。宮代町では、ポンプ場を保有しているため、長寿命化計画を策定し、計画的に施設の更新を図っている状況です。
全体総括
宮代町の公共下水道事業は、類似団体と比較すると、「水洗化率」は平均値を上回っているが、財政状態の健全性に関する「経費回収率」は平均値を下回っており、また「収益的収支比率」が75%から76%程度で推移している状態で、一般会計からの繰入金等に依存している状況にあります。経営改善のためには、今後も引き続き、水洗化人口や有収率の増加により経営の効率の向上を目指すとともに将来世代の地方債償還金の負担の軽減を考慮に入れながら、計画的な財政運営が必要であります。また、今後においては、下水道管きょ等の老朽化対策も必要となってくることから、長寿命化計画などを策定し、計画的に施設の更新を図っていく必要があります。