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景気の低迷が見込まれ、法人税割が約11,000千円の減、所得割が約82,000千円の減等基準財政収入額が約126,000千円減少したため、財政力指数が0.824と前年度(0.847)から0.023ポイントの減少となった。類似団体平均は前年度から0.06ポイントの減少となっているが、平成21年度の税収が類似団体より減少しなかったものと思われる。しかし、埼玉県平均とは同様の減少であり、埼玉県内では同様の傾向であると思われる。
平成22年度から地域手当の廃止等を行い、人件費の経常一般財源が約26,000千円減少した。公債費においても、約66,000千円減少した。扶助費は総額では約173,000千円増加したものの、経常一般財源は約900千円減少した。また、地方税は約1,000千円減少したものの、普通交付税も約78,000千円増、臨時財政対策債が約171,000千円増のため、経常収支比率は81.3%と9.1ポイント減少した。引き続き、義務的経費の縮減に努めていく。
平成22年度から地域手当の廃止等を行い、人件費が約22,000千円減少した。しかし、物件費については、平成21年度から緊急雇用事業やきめ細かな交付金事業を行っているため、平成21年度より約8,000千円増加した。よって1人当たりの決算額は1,820円減少した。類似団体平均は3,239円増加したため、類似団体平均との差は開いたが、埼玉県平均より多くなっている。緊急雇用事業や臨時交付金事業等が終了すれば減少すると見込まれる。
平成22年度から地域手当の廃止等を行った結果、平成21年度と比較するすると1.6ポイント減少したが、依然として類似団体平均、全国市町村平均を上回っている。しかし、職員給は平成21年度と比較し、約38,000千円減少している。平成20年度と比較すると約71,000千円減少しており、職員給は大幅に減少している。
職員数は1名減少したが、人口の減少により平成21年度より0.04ポイント増加してしまった。しかし、類似団体平均は0.19ポイント増加したため、類似団体平均より1.69ポイント下回っているが、埼玉県平均と比較すると0.89上回っている。しかし、職員給は平成21年度と比較し、約38,000千円減少している。平成20年度と比較すると約71,000千円減少しており、職員給は大幅に減少している。
フィットネス21パーク整備事業債・玉ノ岡中学校校舎建設事業債の償還終了のより元利償還金が約6,500千円減少、下水道使用料の増加により公営企業に要する経費の財源とする地方債の償還の財源に充てたと認められる繰入金が約6,500千円減少、普通交付税額が約78,000千円増加したため、平成22年度の単年度の実質公債費比率は11.91ポイントとなり、前年度から3.19ポイント減少した。平成20年度、平成21年度の単年度実質公債費が15ポイントを超えているため、3ヵ年平均では14.2ポイントとなっている。今後も計画的な普通建設事業により公債費増加を抑えていく。
財政調整基金残高の約242,000千円増加、減債基金残高の43,000千円増加、下水道事業繰入見込額が約102,000千円減少、平沢土地区画整理事業貸付金起債残高が約433,000千円減少したことにより、31.0ポイント減少した。しかしながら依然として類似団体平均、埼玉県平均を大きく上回っている。財政調整基金が増加したとはいえ、財政調整基金比率は県内町村平均14.5を下回る10.7であり、基金の積立が課題となっている。
平成22年度から地域手当の廃止等を行い、人件費の経常一般財源は約22,000千円減少した。職員給は約38,000千円減少したが、共済組合負担金が約8,800千円増加した。平成21年度と比較すると1.9ポイント下回っているが、類似団体平均と比較すると0.9ポイント上回っている。しかし、埼玉県平均は下回っている。共済組合負担金については、年々増加している。
放課後児童対策委託料、予防接種委託料等の増によりなどにより、経常一般財源の物件費が平成21年度比較すると約23,326千円増加した。しかしながら、比率としては、平成21年度と同ポイントである。類似団体平均と比較すると0.9ポイント下回っている。埼玉県平均と比較すると5.6ポイントと大幅に下回っている。今後も予防接種委託料等は増加すると考えられる。
子ども手当支給事業等により決算額では約173,000千円増加しているが、経常一般財源は約900千円減少しているため、平成21年度より0.3ポイント減少している。しかしながら、障害者福祉事業が恒常的に増加傾向にある。
下水道事業会計への繰出金が20,000千円減少し、道路修繕費が約28,000千円減少したため、4.2ポイント減少した。類似団体平均と比較すると4.1ポイント下回っており、埼玉県平均と比較しても1.9ポイント下回っている。
基金からの繰入金の減により、補助費等の経常一般財源が約23,000千円増加した。しかしながら、比率では、平成21年度と比較すると0.3ポイント減少した。類似団体平均より1.9ポイント、埼玉県平均より6.9ポイント上回っている。消防及びごみ処理、し尿処理を一部事務組合で行っており、一部事務組合の比率が高く、減少する見込はない。
公債費の経常一般財源が約66,300千円減少したため、昨年度から2.4ポイント減少した。平成22年度は類似団体平均と0.3ポイント下回っていたが、平成22年度は2ポイント下回った。しかし埼玉県平均を依然として上回っているため、計画的な起債を行い公債費の減少に努めていく。
公債費の経常一般財源が約66,300千円減少したため、公債費の経常収支比率の割合が昨年度から2.4ポイント減少した。よって、歳入が増え、経常収支比率も減少したため、公債費以外のポイントが6.7ポイント減少した。今後も義務的経費の減少に努めていく。
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