経営の健全性・効率性について
〈収益の分析〉年度ごとに変動はあるものの経常収支比率、料金回収率は平均値を上回っており、また、累積欠損金比率及び給水原価は平均値を大きく下回っている。有収率に変動はあるものの70%以上を保っており安定した収益につながっている。〈企業債残高の分析〉平成25年度、平成26年度に借入した企業債により対給水収益比率が上昇している。今後、新事業等により企業債の借入が予定されている。〈施設利用率の分析〉人口減少により給水人口も減少してきているが、施設利用率は平均して70%を超えており安定した利用となっている。配水管更新や漏水対策により有収率が回復してきている。〈経営の健全性・効率性について〉平成26年度の状況は、効率よく施設利用がされており施設整備等への収益の確保がされている。しかし、新事業投資への給水収益向上のため更なる経営努力が必要である。
老朽化の状況について
有形固定資産減価償却率は平均値を若干上回っており、施設の更新等の必要性が高まっている。法定耐用年数を超えた管路延長もなく管路更新については計画的に実施している。
全体総括
平成26年度において健全・効率的な経営になっており、整備等への費用確保が図られている状況である。今後、事業投資や管路更新が計画されているため、料金回収率の向上など更なる経営努力が必要である。