経営の健全性・効率性について
経常損益に対する料金水準については、健全性を確保している。一方、効率性は、計画人口12,700人に対し、現在の給水人口が3分の1まで減っており、稼働率が低下していることがわかる。有収率については、昨年度の数値を踏まえ漏水修繕等を行った結果、昨年の69.68%から2.38%増加し、平均値と同等である結果となった。
老朽化の状況について
管路の経年劣化率については、30.84%と昨年同様平均よりも高い水準であり、耐用年数を経過している管路が増加している。今後も計画的な取替工事を行っていかなければならない。
全体総括
経常収支比率については、累積欠損金やや企業債残高も低く特に問題は見受けられない。簡易水道事業では国庫補助金や交付税措置などにより、将来的に予定されている水道施設の維持管理や老朽管の更新工事等に係る財源の確保が拡充されるため、引き続き中長期的な経常収支の見通しを立てながら、会計運営を行っていく。