鹿角市

目的別歳出の分析欄

民生費は、医療扶助費の増や国民健康保険事業特別会計繰出金の増などの影響により増加傾向にあり、平成２７年度は類似団体平均を１１，２１８円上回った。商工費は大湯温泉地区観光拠点施設整備事業やプレミアム商品券発行事業費補助金等により前年度より増加しており、類似団体平均を１７，４１９円上回った。総務費については、文化の杜交流館コモッセの建設が平成２６年度で終了したことなどにより前年度と比較して住民一人あたり５４，８４５円減となった。公債費は類似団体平均を下回っており、今後も地方債発行の抑制を図りながら、適正な地方債管理に努める。

性質別歳出の分析欄

「行政改革大綱」に基づく計画的な定員の適正化を進めてきたことにより、人件費は類似団体平均を大きく下回っている。補助費等については、鹿角広域行政組合負担金のほか、地元企業の高度化支援や農業生産物の高付加価値化のための各種補助金などにより類似団体平均を上回っている。維持補修費については除排雪に係る経費が多くを占めているが平成２７年度は降雪量が少なかったことから、例年と比較して減少している。扶助費は、障害者自立支援給付事業や、認可保育園費、医療扶助費の増により類似団体平均を上回っている。公債費については、類似団体平均を下回っているが、平成２５年度に発生した豪雨災害や平成２６年度の文化の杜交流館コモッセの建設等により地方債残高が増加しており、今後公債費の増加が見込まれる。限られた財源の中で、今後とも効率的な行政サービスを実施していくため、引き続き事務事業の見直しや補助金の適正化など歳出の抑制に向けた取組を進めていく。