経営の健全性・効率性について
収益的収支比率は平成24年度から100%を下回っており、総収益についても、一般会計からの繰入金にかなり依存しており、健全な経営とは言えない状況となっている。また、経費回収率も、類似団体平均値及び全国平均は上回ってはいるものの46%と低く一般会計からの繰入金で賄われている。汚水処理原価についても、類似団体平均値は下回っているものの、右肩上がりに年々増加傾向となっていることから、効率的な汚水処理とは言えない現状となっている。
老朽化の状況について
管渠については、供用開始から11年しか経過していないため、老朽化の進行は見られない。処理場についても目立った老朽化は見られないが、今後、電気設備等を中心とした更新工事の実施が予想される。
全体総括
非効率な汚水処理を行っている現状については、施設利用率が2割とかなり低く、水洗化率も5割程度と、ここ数年は横這いとなっていることから、接続率の向上に努め、有収水量の増加させる取組みを行う必要があると思われる。