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地方財政ダッシュボード

宮崎県西都市の財政状況(2011年度)

🏠西都市

地方公営企業の一覧

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収録データの年度

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総括表

人口の推移

財政比較分析表(2011年度)

財政力指数の分析欄

人口の減少や全国平均を上回る高齢化率29.6%(22年国調)に加え、農業以外に中心となる産業がなく、地方交付税や国県支出金に対する依存割合が高い脆弱な財政基盤であるため、類似団体平均を0.12ポイント下回り、0.34となっている。継続的に行財政改革を実施することにより行政の効率化を図るともに、企業誘致推進等により更なる歳入確保に努める。

経常収支比率の分析欄

物件費や維持補修費が増加したものの、人件費が定年退職者数の減により減少した結果、分子を構成する経常経費充当一般財源等の減少がみられた。しかしながら、普通交付税や臨時財政対策債の減により分母を構成する経常一般財源等が大幅に減少し、前年度と比較して比率は1.1ポイント悪化している。今後も、引き続き、行財政改革を推進し、定員管理の適正化や市債の適正発行などにより、人件費や公債費の抑制を図るとともに、事務事業の整理合理化等による経常経費の削減や歳入確保対策に努める。

人口1人当たり人件費・物件費等決算額の分析欄

前年度から減少し、類似団体平均を下回っているものの、全国市町村平均、宮崎県市町村平均と比較すると大きく上回っている。要因としては、消防業務を直営で行っていることや、農林水産業関係、商工関係等の職員数が類似団体平均より多く、また職員の平均年齢の上昇に伴い人件費が大きくなっているためと考えられる。今後も、組織の簡素合理化、事務事業の見直し、保育所等の民間委託等の推進などにより定員管理の適正化を図り、人件費の抑制に努める。

ラスパイレス指数の分析欄

国家公務員の時限的(2年間)な給与削減措置により、平成23年のラスパイレス指数は100を超え104.0であったが、全国市平均を2.9ポイント下回っている。同措置がなかった場合であれば、96.1となり、平成22年度より0.2ポイント下回っていることとなる。今後も各種手当の不断の点検を行うとともに、新たな人事評価制度に基づく評価結果が反映される昇給制度を確立するなど一層の適正化に努める。

人口1,000人当たり職員数の分析欄

平成24年4月1日現在の職員数は331名で、人口1,000人当たりの職員数は類似団体平均を0.73人、全国市町村平均を2.83人上回る10.00人であった。要因としては、消防業務が直営であることや農林水産業関係、商工関係等の職員数が類似団体平均より多いことなどが考えられる。今後は、第5次行財政改革大綱に基づき、組織体制の整理合理化、新規職員の計画的採用及び保育所民営化の段階的実施を進め、適正な定員管理に努める。

実質公債費比率の分析欄

平成18年度決算において18%を上回り公債費負担適正化計画を策定したが、行財政改革による起債抑制や繰上償還、また公営企業に対する繰出金の減少等により、平成23年度決算では1.2ポイント改善し11.5%となり、類似団体平均も2.0ポイント下回っている。今後も新規債の発行を適正額にとどめるとともに、起債に大きく頼ることのない財政運営に努める。

将来負担比率の分析欄

類似団体平均を大きく下回っている。主な要因としては繰上償還や借入抑制による地方債現在高の減少、公共施設整備等基金など特定目的基金の積立による充当可能基金の増額等があげられる。今後も公債費等義務的経費の削減を中心とする行財政改革をすすめ、財政の健全化に努める。

経常経費分析表(経常収支比率の分析)(2011年度)

人件費の分析欄

職員1人当たり単価は、類似団体平均を下回っているものの、人口1,000人当たりの職員数も多いため、経常収支比率は、類似団体平均を4.9ポイント上回り、順位も下位に位置している。要因としては、消防業務を直営で行っていることや職員の平均年齢の上昇などが考えられる。今後も、組織の簡素合理化、事務事業の見直し、民間委託等の推進などにより定員管理の適正化に努める。

物件費の分析欄

人口1人当たり決算額、標準財政規模に占める決算額の割合ともに、前年度より上昇したものの、類似団体平均をそれぞれ12,399円、1.4ポイント下回る結果となった。経常収支比率は、類似団体平均を0.6ポイント上回わり、中位に位置する。今後も、引き続き、その適正化に努める。

扶助費の分析欄

人口1人当たり決算額、標準財政規模に占める決算額の割合ともに、類似団体平均を上回っており、特に、老人福祉費、児童福祉費、生活保護費に係る比率が高くなっている。経常収支比率も、類似団体平均を3.1ポイント上回っており、下位に位置する。その要因は、老人施設措置費、生活保護費及び公立保育所の民営化にともなう運営費の増加等によると考えられる。今後も、高齢化の進行や保育所民営化により人件費等からの扶助費へのシフトによる増加が見込まれるため、引き続き、その適正化に努める。

その他の分析欄

その他に係る経常収支比率は、前年度より0.8ポイント悪化し、類似団体平均を3.3ポイント上回っており、下位に位置する。繰出金が主な要因となっている。なかでも、介護保険事業特別会計と後期高齢者医療広域連合及び公共下水道事業の公営企業会計が大きな比重を占めている。社会保障関係の繰出金を除けば、公共下水道事業の影響が大きいことから、引き続き、公営企業経営健全化計画により経営の見直しを図り、普通会計からの負担の軽減に努める。

補助費等の分析欄

人口1人当たり決算額、標準財政規模に占める決算額の割合ともに、類似団体平均を下回っている。経常収支比率は、類似団体平均を6.0ポイント、全国市町村平均も4.4ポイント下回っており、順位も上位に位置する。引き続き、その適正化に努める。

公債費の分析欄

人口1人当たり決算額、標準財政規模に占める決算額の割合ともに、全国市町村平均、類似団体平均を下回っている。また、公営企業債の元利償還金、一部事務組合の元利償還金など公債費に準ずる経費を含めたものも、全国平均はやや上回るものの、類似団体を下回るものとなっている。経常収支比率は、類似団体平均を4.4ポイント、全国市町村平均も3.9ポイント下回っており、順位も上位に位置する。今後も、引き続き、市債借入額の抑制等により公債費の適正化に努める。

公債費以外の分析欄

公債費以外の経常収支比率は、前年度より0.5ポイント上昇、悪化するとともに、類似団体平均でも5.9ポイント上回り、下位に位置する。主な要因は、人件費、扶助費、繰出金が、類似団体平均を上回っていることによる。人件費は、消防の直営や職員の平均年齢の上昇により、また扶助費、繰出金については、少子高齢化に伴う社会保障関係費の増などによるものと考えられる。今後も、定員管理の適正化や効率化に努める。

実質収支比率等に係る経年分析(2011年度)

分析欄

財政調整基金残高は、平成23年度も前年度とほぼ同額の8億円台を維持した。実質収支額は減少し、4億円台となった。実質単年度収支も、財政調整基金の積立て、取崩しがなかったことから、平成23年度が89百万円の赤字となった。分母となる標準財政規模は、普通交付税、臨時財政対策債ともに減少し、前年度の90億円台から平成23年度に87億円台となった。この結果、平成23年度の実質単年度収支の標準財政規模比は、-1.00%となっている。

連結実質赤字比率に係る赤字・黒字の構成分析(2011年度)

分析欄

連結実質赤字比率の分子を構成する各会計の収支がすべて黒字となっており、赤字額の比率はない。黒字額の大半は、水道事業会計、一般会計、国民健康保険事業特別会計の3会計で占められている。平成23年度は一般会計、国民健康保険事業特別会計の収支額が減少したことにより、分子となる連結実質収支額が2億円減少し、13億円の黒字となった。また、分母となる標準財政規模も2億円減少し、87億円台となったことから、標準財政規模比は、平成22年度の16%台から平成23年度は14%台へ下降した。

実質公債費比率(分子)の構造(2011年度)

分析欄

元利償還金等については、一般会計債、公営企業債ともに定時償還が進んだことにより減少傾向にある。中でも地方債については平成19年度から平成21年度まで繰上償還を行ったことで、大きく減少している。算入公債費等については、一部事務組合に対する負担金について、平成20年度に減少がみられるものの、概ね横ばい傾向にある。この結果、実質公債費比率の分子は、平成19年度の12億円台から平成23年度の8億円台へと大きく減少している。

将来負担比率(分子)の構造(2011年度)

分析欄

将来負担額は、一般会計債、公営企業債ともに繰上償還を含む償還が進んだため、減少傾向にある。充当可能財源等は、今後の財政需要を鑑み、各種基金を維持したことにより、平成22年度までは横ばい傾向にあったが、平成23年度は公共施設改修等のために特定目的基金を積み増した結果、72億円台に増加している。この結果、将来負担比率の分子は、平成19年度の60億円台から平成23年度には14億円台へと大きく減少している。

出典: 財政状況資料集, 統一的な基準による財務書類に関する情報,