佐賀県白石町の財政状況(最新・2024年度)
佐賀県白石町の財政状況について、2024年度の主要指標と分析コメントをまとめて確認できるページです。
収録データの年度
2024年度2023年度2022年度2021年度2020年度2019年度2018年度2017年度2016年度2015年度2014年度
概観
普通会計の構造(2024年度)
財政比較分析表(2024年度)
財政力指数の分析欄
第1次産業主体の農村地帯であり、法人数が少ないため法人町民税が少ないことなどの要因により、財政基盤が弱く、類似団体平均、全国平均及び県平均を下回っている。今後も、企業進出などを見込むことが難しく、数値の改善は容易ではない。収納率の向上の強化や人口流出を食い止めることなどにより自主財源の確保に努めながら、事業の取捨選択、事務事業の見直し、公共施設の再編等の行財政改革により財政健全化を図る。
経常収支比率の分析欄
全国的に人件費及び物価高騰の影響により比率が上昇していることに加えて、本町では少子高齢化に伴う医療・介護等に係る扶助費の増加と学校再編事業をはじめとする普通建設事業の集中に伴う公債費の増加及び町税の大幅な減少により、前年度より1.9ポイント増の93.5%となり、類似団体内では最も高い比率であり、増減率においては全国平均及び県平均よりも高い増加率となった。今後も扶助費及び公債費の増加が予想され、人口減少に伴う経常一般財源等の減少も予想されることから比率の上昇が予想される。優先度の低い事務事業の廃止・縮小、公共施設の統合再編などにより、経常経費の削減に努めていく。
人口1人当たり人件費・物件費等決算額の分析欄
人件費は給与改定のため増額し、物件費等は、学校給食調理業務を民間委託したことにより増加した。また、分母となる人口が減少したことにより、前年度より13,902円の増加となった。類似団体平均、全国平均及び県平均と比較すると高い状況にある。公共施設の統合再編などにより、維持管理経費の削減等に努めていく。
ラスパイレス指数の分析欄
令和4年度は公表後に数値の誤りが判明し、実際の数値は96.7である。類似団体平均及び全国町村平均より下回っている状況であるため、今後は昇任・昇格制度の見直し等により一層の給与の適正化に努める。
人口1,000人当たり職員数の分析欄
定員適正化計画に基づき、職員数の削減に取り組んでいるが、町の人口減少率が大きく、前年度より0.25ポイント増加した。類似団体平均、全国平均及び県平均と比較すると高い状況にある。学校再編に係る部署や令和6年の国民スポーツ大会及び全国障害者スポーツ大会に係る部署を増設したことにより類似団体平均を上回っていると思われる。国スポ関係の部署は解かれたが、引き続きの学校再編事業に加えて新たに町史編纂事業に係る部署も今後予定されていることから数値は上昇していくことが予想される。事業完了後に類似団体平均の水準まで職員数を削減する等、より適切な定員管理に努めていく。
実質公債費比率の分析欄
過疎債等の町債発行に伴う元利償還金の増により令和5年度からの単年度実質公債費比率が大きく上昇しているため、3カ年平均となる実質公債費比率が前年から0.7ポイント上昇し10.9%となった。類似団体平均に近い値ではあるものの、全国平均、県平均と比較すると高い状況にある。今後も小学校再編に伴う大規模な建設事業が続き、多額の起債が見込まれるため、比率の上昇が見込まれるが、起債事業について緊急度・住民ニーズを的確に把握し、事業の選択を行い起債に大きく頼ることのない財政運営に努めていく。
将来負担比率の分析欄
将来負担額では、前年度が起債事業が多く地方債の現在高が大きく増加した年であったため、前年度比としては地方債現在高は大きく減少した。充当可能財源等においても、起債事業が減った分、基準財政需要額算入見込み等が減少している。令和3年度以降から引き続き、分子がマイナスのため将来負担率は算定されていない。今後も毎年の起債事業に加えて小学校再編に伴う大規模な建設事業が続くため、多額の起債に伴い基金の取崩しが進んでしまうことが予想されるため、比率は上昇する見込みである。
経常経費分析表(経常収支比率の分析)(2024年度)
人件費の分析欄
職員数が類似団体と比較して高いため、経常収支比率の人件費分が高くなっており、改善を図っていく必要がある。学校給食事業など一部事業については民間委託や指定管理者制度の導入などを進めているところであるが、職員数の削減につながってはいない。今後は時間外勤務の削減を目標にした行財政改革への取組みを通じて人件費の削減に努めていく。
物件費の分析欄
3年に一度の教科書改訂事業費や給食調理業務の民間委託、スクールバス運行管理委託料などの実施により、前年度に比べ0.8ポイント上昇したが、類似団体平均、全国平均及び県平均と比較すると低い水準を維持している。今後も引き続き経費節減により、健全な財政運営に努める。
扶助費の分析欄
令和2年度から保育園運営が私立保育園に移行したことに伴い大幅に減少している。令和6年度は、定額減税補足給付金(調整給付)や物価高騰に伴う低所得世帯支援給付金などの社会福祉費の増により2.6%となっているが、類似団体平均、全国平均及び県平均を下回っている。今後も障害者福祉費や老人福祉費の増に加え、子育て施策の推進による増加が予想される。
その他の分析欄
その他に係る経常収支比率は前年度から横ばいとなっているが、類似団体平均、全国平均及び県平均は減少傾向であったため、その差は大きくなっている。下水道事業会計については経費を節減するとともに、独立採算の原則に立ち返った料金の値上げによる健全化、国民健康保険事業会計においても国民健康保険料の適正化を図ることなどにより、税収を主な財源とする普通会計の負担額を減らしていくよう努める。
補助費等の分析欄
物価高騰に伴う低所得世帯支援給付金の減のため、前年度に比べ0.4ポイント減少し、類似団体平均を下回っているが全国平均及び県平均と比較すると上回っている。下水道事業や一部事務組合への補助金、負担金は今後も同水準で推移する見込みであり、数値は横ばい状態で推移する見込みである。
公債費の分析欄
近年大型の整備事業が集中したことにより、地方債の元利償還金が膨らんでおり、公債費に係る経常収支比率は類似団体平均を5.8ポイント上回っている。今後も小学校再編に伴う大規模な建設事業が続き、多額の起債が見込まれるため、既存の起債事業について事業の選択を行い新規発行の抑制に努めていく。
公債費以外の分析欄
前年度より1.5ポイント上昇したが、類似団体平均、全国平均及び県平均を下回っている。今後は、介護保険、障害者福祉等の社会保障費の補助金等の増加が見込まれるため、人件費や物件費等の固定経費の圧縮に努める。
目的別歳出決算分析表(住民一人当たりのコスト)(2024年度)
目的別歳出の分析欄
歳出決算総額に対する住民一人当たりコストは799,557円となり、前年度から96,769円の減となった。要因としては前年度より歳出決算額が2,380,887千円の増となり、人口は388人減少したためである。民生費は住民一人当たり212,014円となり、前年度比12.4%増となった。定額減税補足給付金(調整給付)、介護施設等整備事業費補助金、学童保育施設建設工事費の増加が主な要因である。農林水産業費は住民一人当たり90,661円となり、前年度比29.7%減となった。産地生産基盤パワーアップ事業補助金の減少が主な要因である。減少した令和6年度においても全国平均及び県内平均を大きく上回り、また類似団体内でも最も高く、第1次産業が主体の農村地帯である当町の特徴となっている。土木費は住民一人当たり55,928円となり、前年度比7.2%減となった。通学路整備事業工事費、住ノ江住宅用地購入費の減少が主な要因である。消防費は住民一人当たり31,993円となり、前年度比35.5%増となった。防災行政無線施設の機能拡充等に係る整備により工事費が増加したことが主な要因である。教育費は住民一人当たり90,674円となり、前年度比49.2%減となった。学校統合再編に伴う中学校の施設整備費、新給食センターの建設事業費が事業完了に伴い大きく減少したことが要因である。
性質別歳出決算分析表(住民一人当たりのコスト)(2024年度)
性質別歳出の分析欄
歳出決算総額に対する住民一人当たりコストは799,557円となり、前年度から96,769円の減となった。要因としては前年度より歳出決算額が2,380,887千円の減となり、人口は388人減少したためである。歳出決算額減少の大きな要因は普通建設事業費の大幅な減少であり、住民一人当たり110,588円となり、前年度より133,497円、54.7%減となっている。前年度に学校統合再編に伴う中学校施設整備、新給食センター建設費などの普通建設事業費が集中していたため、相対的に減少したことがその要因である。公債費は住民一人当たり93,673円となり、類似団体平均を上回っている。前年度より2,792円増加しており学校統合再編に伴う中学校施設整備、新給食センター建設費に係る起債の償還などが加わったことが主な要因である。今後も学校再編に伴う大規模な建設事業が続くため増加が見込まれる。物件費は住民一人当たり114,308円となり、類似団体平均を上回っている。前年度より8,904円増加しており、給食調理業務を民間委託としたことやふるさと納税関連委託料が増加したことが主な要因である。その他の主な構成項目では、扶助費は住民一人当たり125,382円となり、類似団体平均を上回っている。障害福祉費は年々増加しており今後も増加していくことが見込まれる。
実質収支比率等に係る経年分析(2024年度)
分析欄
令和6年度においては、財政調整基金はほぼ同額だが、標準財政規模が増となったため比率は1.43ポイント減少した。実質単年度収支は2.68ポイント減少し赤字となった。今後、物価高騰に伴うコスト増大や一部事務組合の負担金、扶助費の増加が予想される中、人口減少に伴う小学校統合再編など大規模な建設事業が続いていくことから、引き続き自主財源の確保策とともに、経常経費の抑制に努力する必要がある。
連結実質赤字比率に係る赤字・黒字の構成分析(2024年度)
分析欄
国民健康保険特別会計については、平成21年度以降赤字が続いていたが、平成30年度からその運営が県広域化となったため、平成29年度に一般会計からの繰入れを行い赤字を解消している。しかし、保険給付費は今後も増加傾向にあることから、健診や健康づくりの推進に努める。下水道事業会計については、令和元年度から法適用となり公営企業会計となった。令和4年度で管路整備が終了したことから、今後は企業債残高の減少が見込まれる。経営の効率化、経費削減等を行いながら健全な事業運営に努める。水道事業会計については、令和2年度より佐賀西部広域水道企業団と統合した。
実質公債費比率(分子)の構造(2024年度)
分析欄
元利償還金等については、新設中学校施設整備、新給食センター建設事業に係る起債の償還により増加した令和5年度から横ばい状態である。算入公債費等については、過疎対策事業債や合併特例債等の起債を主としているため同水準で推移している。今後は、毎年の起債事業に加えて小学校再編に伴う大規模な建設事業が続き、多額の起債が見込まれるため、実質公債費比率は上昇していくことが見込まれる。
将来負担比率(分子)の構造(2024年度)
分析欄
将来負担額については、前年度と比較して大型事業の起債が少なく一般会計等に係る地方債の現在高が大きく減少したため減少となった。充当可能財源等については、起債額の減に伴い基準財政需要額算入見込みが減少したため減少となった。将来負担額を充当可能財源等が上回ったことにより、令和6年度の分子もマイナスとなった。今後は、毎年の起債事業に加えて小学校再編に伴う大規模な建設事業が続き、多額の起債や基金取崩しが予想されるため、比率は上昇する見込みである。
基金残高に係る経年分析(2024年度)
基金全体
(増減理由)取崩額の主なものとして、起債償還の財源として減債基金を191百万円、新設小・中学校の施設整備費に充てるため振興基金を102百万円、ふれあい郷施設の維持管理費に充てるため公共施設維持管理基金を51百万円、小中学校施設整備や福富ゆうあい館の施設設備改修、道路維持費に充てるため公共施設整備基金を30百万円取り崩した。一方、積立額の主なものとして、減債基金に312百万円、公共施設整備基金に123百万円、公共施設維持管理基金に100百万円、町営住宅基金に27百万円積み立て、基金全体としては84百万円の増となった。ふるさと基金については、ふるさと寄附金の減少により積立額が取崩額より下回ったため111百万円の減となった。(今後の方針)・各基金の保有額は、緊急的な財政出動への対応、町民への還元の必要性、基金の目的に従い適切な額を確保する。・歳入超過時の積立て優先順位を減債基金、財政調整積立基金、公共施設整備基金とする。
財政調整基金
(増減理由)財政調整基金は増減なし。(今後の方針)・普通交付税合併算定替の特例措置の終了により、取崩額が増えていくことが見込まれるが、近隣市町の状況や緊急的な財政出動を勘案し、各年度末の積立残高を標準財政規模の概ね25%(2,000百万円)以上を目標とする。
減債基金
(増減理由)減債基金は、臨時財政対策債償還基金費の創設に伴い、地方交付税の再算定における対象額を積み立てたこと及び学校再編事業による起債残高の増額を見越して積立額を増額したことによる増(+121百万円)。(今後の方針)・元利償還金のうち、実質的な町の負担相当額に充てる。
その他特定目的基金
(基金の使途)・振興基金:合併特例債による借入金を主な原資とし、新町まちづくり計画に位置付けられる地域住民の連帯の強化及び地域の振興を図る事業に充てる。・公共施設整備基金:公共施設の整備及び改修を促進する事業に充てる。・ふるさと基金:ふるさと寄附金を主な原資とし、独創的、個性的な地域活性化事業に充てる。・地域福祉基金:地域福祉社会を築くための事業に充てる。・公共施設維持管理基金:公共施設の維持管理や運営に要する財源に充てる。(増減理由)その他特定目的基金では、まず増要因として、公共施設整備基金が、新設白石地域小学校整備等の大規模な工事計画を控えているため積立額を増額したことによる増(+94百万円)。公共施設維持管理基金が、総合センターをはじめ、大型施設の大規模な改修工事を控えているため積立額を増額したことによる増(+49百万円)。町営住宅基金が、住ノ江住宅の建て替え工事を控えているため積立額を増額したことによる増(+27百万円)。次に減要因として、ふるさと基金が、贅沢品から日用品に需要がシフトした影響により主力であった牛肉の人気が落ちたことによる減(-111百万円)。振興基金が、原資である合併特例債の償還済み残額(428百万円)を引き続き学校統合再編事業に充てることによる減(-102百万円)。(今後の方針)・振興基金:新町まちづくり計画に位置付けられる事業に充てることとし、取り崩しは前年度末までに合併特例債の償還が完了した額以内とする。・公共施設整備基金:町有地の売払い収入額を積み立てる。
公会計指標分析・財政指標組合せ分析表(2023年度)
有形固定資産減価償却率の分析欄
類似団体内平均と比較すると3.3%低く、佐賀県平均と比較すると6.2%低い。規模の大きい施設の老朽化が進んでおり、今後の施設維持に係る費用の増大が懸念されるため、公共施設総合管理計画に基づく管理が必要である。
債務償還比率の分析欄
類似団体内平均と比較すると8.8%低く、佐賀県平均値と比較すると92.3%低い。今後は小学校統合再編等の大型事業による地方債発行の増加及び基金額の減少が予想され、上昇していくものと予想される。
分析欄:将来負担比率及び有形固定資産減価償却率の組合せによる分析
将来負担比率は、将来負担額を充当可能額が上回り、算定なしとなっている。しかし、今後は小学校統合再編等の大型事業による地方債発行の増加及び基金額の減少により比率の上昇が予想される。また、有形固定資産減価償却率は類似団体平均値と比較すると低いものの、今後の施設維持に係る費用の増加が見込まれることから、大型事業の進捗と合わせて公共施設総合管理計画に基づいた管理が必須となる。
分析欄:将来負担比率及び実質公債費比率の組合せによる分析
地方債は、元利償還金に対する交付税率の高い借入れに限っており、実質公債費比率は類似団体内平均と比較すると低いが、上昇傾向にある。今後は小学校統合再編等の大型事業による地方債発行の増加及び基金額の減少により、両比率とも上昇が予想される。
施設類型別ストック情報分析表①(2023年度)
施設情報の分析欄
主な項目のうち、道路については、一人当たり延長が類似団体内平均よりも2.352m長い一方で有形固定資産減価償却率は2.5%低い状態にある。この要因としては、農業が盛んである当町において円滑な営農活動のため積極的に農道を整備してきたこと、路面の悪化した道路の改築修繕を計画的に行ってきたことなどが挙げられる。橋りょうについては、一人当たりの有形固定資産額は類似団体内平均より307,197円高く、有形固定資産減価償却率は類似団体内平均より0.1%高い状態にある。農業用水確保のためのクリークが多いことから橋りょう数も多く、健全度が悪化した橋りょうを優先し計画的に維持補修を行っている。公営住宅については、有形固定資産減価償却率は類似団体内平均より17.3%高い状態にある。老朽化した住宅の取り壊しを進める一方で、それに代わる新たな公営住宅のあり方を検討する必要性が生じている。漁港施設については、合併後に供用開始した新有明漁港の施設が大半であるため、有形固定資産減価償却率は29.6%と全国・佐賀県平均と比べて低い状態にある。平成28年度から住ノ江漁港の整備に着手しており、今後は一人当たりの有形固定資産額は上昇する見込みである。
施設類型別ストック情報分析表②(2023年度)
施設情報の分析欄
主な項目のうち、体育館・プールについては、有形固定資産減価償却率が86.7%と類似団体内平均より4.4%高い状態にあり、施設の老朽化が進んでいる。また、学校施設の補完の役割もあるため修繕による維持を図っているが、小学校の統合再編、公共施設の再編を踏まえ、両施設のあり方も検討する必要がある。市民会館については、合併前の旧3町それぞれに設置されていたため、一人当たり面積は0.352㎡と類似団体内平均を上回っており、有形固定資産減価償却率は51.8%と類似団体平均よりも高い状態にある。施設の規模が大きく経年と共に修繕費の増大も予想され、点検・診断の確実な実施とそれを踏まえた予防保全型維持管理が必要である。福祉施設については、施設の老朽化が進み有形固定資産減価償却率は99.5%と全国・佐賀県平均、類似団体内平均を大きく上回っており、今後は公共施設施設再編による施設の集約・複合化や除却を検討していく必要がある。庁舎については、合併後の旧庁舎の除却や新庁舎の建設により、有形固定資産減価償却率は46.5%と全国・佐賀県平均よりも低い状況にある。しかし、経年と共に償却率は増加しており、今後は修繕費の増大も予想され、点検・診断の確実な実施とそれを踏まえた予防保全型維持管理が必要である。一般廃棄物処理施設については、建て替えを行っている汚泥再生処理センターの処理棟が完成したことにより、有形固定資産減価償却率は33.0%と類似団体内平均より5.7%低い状態にある。一人当たり有形固定資産額は135,336円と類似団体内平均を大きく上回っている。
一般会計等、全体、連結資金収支計算書内訳表(2023年度)
資金収支計算書(一般会計等・全体・連結)
一般会計等・全体・連結資金収支計算書内訳表を、業務活動・投資活動・財務活動の会計基準に沿って、最新年度の収入・支出構成として可視化しています。上部の数値は期首資金から期末現金預金残高までのつながりです。
財務書類に関する情報①(2023年度)
1.資産・負債の状況
一般会計等において、前年度と比べ、資産合計は1,465百万円(2.42%)の増加となりました。これは給食センターの建替え等の更新費用1,335百万円や白石中学校増築等の改修費用680百万円などにより事業用資産が1,341百万円の増加となったことが主な要因となっています。また、基金については、ふるさと納税寄付額の増加に伴う、ふるさと基金への積立が40百万円増加しておりますが、地域福祉基金の減少などにより、基金総額は9,928百万円となり、前年度より3百万円の減少となりました。また、下水道事業や佐賀西部広域水道企業団への出資金も増加しており、投資その他の資産は123百万円増加の13,482百万円となりました。一方、負債合計は650百万円(4.08%)の増加となりました。これは地方債等が625百万円増加したことが主な要因となっています。内訳としては合併特例事業債を2,021百万円発行したことが挙げられます。また、流動負債における預り金が増加しています。内容としてはふるさと納税に係る特産品発送費に係るものです。全体会計において、資産合計は1,410百万円(1.96%)増加し、負債合計は424百万円(1.56%)増加しています。連結会計において、資産合計は1,243百万円(1.53%)増加し、負債合計は416百万円(1.29%)増加しています。
2.行政コストの状況
一般会計等において、前年度と比べ、純経常行政コストは1,088百万円(8.49%)の増加となりました。これは移転費用で857百万円増加したことが主な要因となっています。移転費用のうち、本年度は、補助金等が808百万円増加となりました。内容としては、産地生産基盤パワーアップ事業の補助金が増加しています。最終的な純行政コストは1,102百万円(8.54%)の増加となりました。全体会計において、純経常行政コストは1,072百万円(6.40%)の増加となりました。これは補助金等で831百万円増加したことが主な要因となっています。一般会計等に比べ、下水道料金等を使用料及び手数料に計上しているため、経常収益が133百万円多くなっています。一方、国民健康保険等の負担金を補助金等に計上しているため、一般会計等に比べ、移転費用が3,372百万円多くなり、純経常行政コストは3,922百万円多くなっています。最終的な純行政コストは1,086百万円(6.44%)の増加となりました。連結会計において、純経常行政コストは1,497百万円(6.61%)の増加となりました。これは移転費用で1,234百万円増加したことが主な要因となっています。一般会計等に比べ、連結対象団体の事業収益を計上しているため、経常収益が865百万円多くなっています。
3.純資産変動の状況
一般会計等において、財源が純行政コストを上回ったことで本年度差額は839百万円となりました。前年度と比較すると、財源は1,246百万円(9.16%)の増加となっています。そのうち、税収等は町税と地方交付税、ふるさと納税寄付金の増加が主な要因となりました。また、国県等補助金は、産地生産基盤パワーアップ事業補助金や学校施設環境改善交付金が増加しています。その他の変動要因を加減した本年度純資産変動額はプラスとなっており、本年度末純資産残高は45,186百万円となりました。全体会計において、財源が純行政コストを上回ったことで本年度差額は1,012百万円となりました。前年度と比較すると、財源は1,371百万円(7.80%)の増加となっています。増加の要因は一般会計等と同様です。国民健康保険等の保険料も財源に含まれることから、一般会計等に比べて財源は4,095百万円多くなっています。連結会計において、財源が純行政コストを上回ったことで本年度差額は731百万円となりました。前年度と比較すると、財源は1,519百万円(6.48%)の増加となっています。こちらも一般会計等と同様の要因となっています。佐賀県後期高齢者医療広域連合への国県等補助金が財源に含まれることから、一般会計等と比べて財源が10,088百万円多くなっています。
4.資金収支の状況
一般会計等において、業務活動収支は2,257百万円、投資活動収支については△2,791百万円となりました。財務活動収支については、地方債の発行収入が地方債の償還支出を上回ったことから620百万円となり、本年度末資金残高は前年度から86百万円増加して、769百万円となりました。内容としては、本年度は学校給食センターの建替えや白石中学校の増築などが行われたことにより、公共施設等整備費支出が2,997百万円計上されているため、投資活動支出が前年度より1,155百万円増加しています。また、それに伴い財源として地方債の発行を行ったため、財務活動収入が前年度に比べ853百万円増加して、将来世代の負担が大きくなりました。全体会計において、業務活動収支は2,636百万円、投資活動収支については△2,658百万円となりました。財務活動収支については、地方債の発行収入が地方債の償還支出を上回ったことから372百万円となり、本年度末資金残高は前年度から351百万円増加して、1,887百万円となりました。連結会計において、業務活動収支は2,957百万円、投資活動収支については△2,922百万円となりました。財務活動収支については、地方債の発行収入が地方債の償還支出を上回ったことから202百万円となり、本年度末資金残高は前年度から234百万円増加して、3,124百万円となりました。
財務書類に関する情報②(2023年度)
1.資産の状況
2.資産と負債の比率
純資産比率は、類似団体平均と比べ高い数値となっています、これは他団体より地方債発行を抑制してきた結果であると思われます。そのため、将来世代負担比率は他団体より低い数値となっています。しかし、本年度では大型事業により合併特例事業債を発行して地方債残高が増加しており、純資産比率は前年度と比較すると0.5%下降しています。内訳を見ると、元利償還金に対する交付税措置率の高い地方債を積極的に活用しており、実質の財政負担は低いと考えられます。
3.行政コストの状況
住民一人当たりの行政コストは65.4万円と他団体よりも高く、年々上昇傾向にあります。その中でも令和2年度は、補助金等でコロナウイルス関連の負担金が増加したことが主な要因となっています。内訳としては、物価高や扶助費が増加したことによる、物件費等や社会保障給付費が年々増加傾向となっています。また、ふるさと納税寄付金の増加に伴い、ふるさと応援事業費に関する支出も増加しています。
4.負債の状況
負債合計は年々増加傾向となっており、本年度の住民一人当たりの負債額は他団体よりも高い数値となりました。本年度は学校給食センターの建設や中学校の増築等の大規模な建設事業が行われており、それに対する財源として地方債を発行したことが主な要因となっています。そのため、業務・投資活動収支についても他団体よりも低い数値となったことが考えられます。
5.受益者負担の状況
令和元年度の受益者負担比率は類似団体平均より高い数値となっていますが、令和2年度に比率が極端に下がる結果となっています。これはコロナウイルス関連の補助金が発生したことにより経常費用が増加したことに加え、水道事業統合に伴う譲渡水量清算金が消滅したことで経常収益が減少したことが主な要因となっています。令和2年度以降は、類似団体と比べて約2%低い比率で推移しています。今後は施設別の受益者負担比率も算出することなどを行い、使用料等の適正化も検討していくことが必要です。
出典:
財政状況資料集
,
統一的な基準による財務書類に関する情報
,
よくある質問
このページで何が分かりますか?
佐賀県白石町の2024年度の財政状況資料集、主要指標、分析コメントを確認できます。
データの出典はどこですか?
総務省の『財政状況資料集』および『統一的な基準による財務書類に関する情報』をもとに構成しています。
関連する地方公営企業も見られますか?
ページ上部の関連リンクから、この自治体に紐づく地方公営企業ページへ移動できます。