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地方財政ダッシュボード

京都府綾部市の財政状況(2011年度)

🏠綾部市

地方公営企業の一覧

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収録データの年度

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総括表

人口の推移

財政比較分析表(2011年度)

財政力指数の分析欄

類似団体平均を上回って推移しているものの、0.49と2年連続で減となった。これは、基準財政需要額はほぼ横ばいで推移している一方で、基準財政収入額が長引く景気低迷による市民税の減収などの影響を受け、ここ5か年で約17.4%減となったことによる。

経常収支比率の分析欄

ほぼ類似団体平均並で推移しているが、88.7%と前年度対比4.7ポイント上昇した。これは、臨時財政対策債をはじめ経常一般財源が減となるとともに、住民参加型市場公募地方債の償還による公債費の増や重点施策である下水道事業特別会計、地域排水処理事業特別会計等に対する繰出金の増等の影響による。

人口1人当たり人件費・物件費等決算額の分析欄

ほぼ類似団体平均並で推移しているが、人口も前年度対比で1.5%減となるなど、人口1人当たりコストは増加傾向である。人件費(退職金のぞく)は、議員共済会負担金の増等により前年度対比で3.8%の増、物件費は、選挙費や緊急雇用創出事業費等が減となったものの、予防接種事業費の増等により全体で前年度対比0.9%増となった。

ラスパイレス指数の分析欄

ラスパイレス指数は、ほぼ類似団体並で推移しており、平成23年度は国家公務員の給与改定を受け104.2と7.1ポイントの増となったが、その措置がないとした場合では96.2とほぼ横ばいとなっている。これまで、行財政健全化の取組として、一般職の給料の5%カット(平成15年度~17年度)や管理職手当のカットなど、国に先行して人件費の削減に取り組んできており、平成2年度以降平成22年度までは100以下で推移している。

人口1,000人当たり職員数の分析欄

人口千人当たり職員数は、8.89人で類似団体平均を下回って推移している。「新定員適正化計画」に基づき、研修の充実や庁内情報化の推進、職員勤務評定制度の活用等により職員の能力向上を図り、さらに定員の適正管理に努める。

実質公債費比率の分析欄

類似団体平均を上回って推移してきているが、14.8%と2.8ポイント減少しほぼ類似団体平均並にまで改善した。この比率は3か年平均で算定されるため、ここ数年の地方債発行の抑制や積極的な公的資金補償金免除繰上償還の実施等により、元利償還金や各公営企業に要する公債費分繰出金が減少傾向にあることが主な要因となっている。

将来負担比率の分析欄

類似団体平均を下回って推移しており、44.0%と前年度対比で21.2ポイント改善した。これは、地方債発行の抑制等による地方債現在高の減、各公営企業の地方債現在高の減による公営企業債等繰入見込額の減、債務負担行為に基づく支出予定額の減等により、将来負担額が4.9%減となったことなどによる。

経常経費分析表(経常収支比率の分析)(2011年度)

人件費の分析欄

人件費については、類似団体平均を上回っているものの、職員の適正管理による削減などによりここ数年は減少傾向で推移してきたが、平成23年度は議員共済会負担金の増等により、前年度対比1.7ポイント増加した。

物件費の分析欄

物件費については、ほぼ類似団体平均並で推移している。平成23年度は子宮頸がん予防ワクチンをはじめ予防接種事業費の増等により、前年度対比0.2ポイント増加した。

扶助費の分析欄

扶助費については、類似団体平均を大きく上回っている。ここ数年は横ばい傾向で推移していたが、平成22年度に前年度対比0.4ポイント増加し、さらに、平成23年度も子ども手当等支給事業費の増等により前年度対比0.5ポイント増加した。

その他の分析欄

その他については、ほぼ類似団体平均並で推移している。重点施策である下水道事業特別会計、地域排水処理事業特別会計等に対する繰出金のほか、介護保険や国民健康保険等の特別会計への繰出金も増加傾向にある。今後も引き続き、各特別会計において健全化を図るとともに、下水道事業や簡易水道事業をはじめ、繰出金の抑制に努める。

補助費等の分析欄

補助費等については、類似団体平均を大きく下回って推移している。平成23年度は歳出ベースでは消防団員退職報償金等の減などにより大幅に減少したものの、経常収支比率は横ばいとなっている。

公債費の分析欄

公債費については、ほぼ類似団体平均並で推移している。建設事業費の選択、地方債発行の抑制や繰上償還の積極的活用などによりここ数年は減少傾向で推移してきたが、平成23年度は住民参加型市場公募地方債の一括償還により前年度対比1.2ポイント増加した。

公債費以外の分析欄

公債費以外については、ほぼ類似団体平均並で推移している。ここ数年においてもほぼ横ばい傾向で推移しているが、特に類似団体平均を上回っている人件費、扶助費、物件費、その他について、第5次綾部市行財政健全化の取組を推進する中で、身の丈に合った財政運営を基本とした行財政健全化に努める。

実質収支比率等に係る経年分析(2011年度)

分析欄

第4次・第5次綾部市行財政健全化の取組により、定員・給与の適正化を図るための職員数の減や特別職等の報酬、管理職手当のカットなどの歳出の削減策のほか、夜間収納窓口の設置や税等の徴収強化、行政財産処分による売払収入等の歳入確保による健全な財政運営に努めた結果、財政調整基金残高は増加傾向で推移しており、実質収支額・実質単年度収支については、黒字確保を継続している。

連結実質赤字比率に係る赤字・黒字の構成分析(2011年度)

分析欄

すべての会計において、黒字または収支0○上水道事業会計:夜間収納窓口の設置や水道料金等の徴収強化に努めたことなどにより、黒字○病院事業会計:入院収益及び外来収益の増などにより、黒字○住宅・工業団地事業特別会計:住宅販売実績は減少傾向にあるものの、地域開発内陸工業団地事業債などの計画的な地方債償還により、黒字○国民健康保険特別会計:夜間収納窓口の設置や保険料等の徴収強化に努めるとともに、保険料改定分の一部を一般会計で負担したことなどにより、黒字○一般会計:第4次・第5次綾部市行財政健全化の取組により、定員・給与の適正化を図るための職員数の減や特別職等の報酬、管理職手当のカットなどの歳出の削減策のほか、夜間収納窓口の設置や税等の徴収強化、行政財産処分による売払収入等の歳入確保による健全な財政運営に努めたことにより、黒字○後期高齢者医療特別会計:夜間収納窓口の設置や保険料等の徴収強化に努めたことなどにより、黒字○農林業者労働災害共済特別会計:共済見舞金実績の減などにより、黒字○市立診療所等特別会計:収支0○その他会計:介護保険特別会計、駐車場特別会計、簡易水道特別会計、下水道事業特別会計、地域排水事業特別会計の5会計についても、黒字または収支0。なお、老人保健特別会計は平成22年度をもって廃止した。

実質公債費比率(分子)の構造(2011年度)

分析欄

実質公債費比率の分子は、前年度対比で2.1%の減となった。これは、ここ数年の地方債発行の抑制や積極的な公的資金補償金免除繰上償還の実施などによる元利償還金の減(-2.8%)等による。今後も引き続き、建設事業費の選択、地方債発行の抑制に努めるとともに、繰上償還の活用や借換などに積極的に取り組む。

将来負担比率(分子)の構造(2011年度)

分析欄

将来負担比率の分子は、前年度対比で33.1%の減となった。これは、地方債発行の抑制や積極的な公的資金補償金免除繰上償還の実施などによる一般会計等に係る地方債の現在高の減(-6.6%)、公営企業債等繰入見込額の減(-3.3%)、債務負担行為に基づく支出予定額の減(-7.8%)などが主な要因である。今後も引き続き、建設事業費の選択、地方債発行の抑制に努めるとともに、繰上償還の活用や借換などに積極的に取り組む。

出典: 財政状況資料集, 統一的な基準による財務書類に関する情報,